- 大きなバストが人気
- ボディラインを強調する服装が流行
- 男性の視線を意識したスタイル
胸は大きさよりも自分らしさ!将来を予想した理想のバストとは?
(2021.05.12 追記)
かつて理想の体型といえば「モデルのようなスリムな体に大きな胸」でした。しかし、今はどうでしょうか?
現代女性が目指しているのは「ナチュラルで自分らしいバスト」です。大きさよりバランスが重視されるようになり、バストへの意識が変わってきたのです。
また、自宅で過ごす時間が長くなり、楽な着け心地のブラジャーが流行しています。
今回は、将来を予想しながら「理想のバスト」や「ブラジャーの着け方」について考えていきます。
女性が憧れる!時代が求める理想のバスト
理想のバストは、時代とともに変化しています。
昔は「バストを大きく見せたい」という女性が多かったものの、今は「バストを美しく見せたい」という女性が増えています。
まずは、理想のバストについて、過去と現代を比較していきましょう。
- バランスの整ったバストが人気
- 着け心地にこだわったブラジャーが流行
- バストの形や質感の良さを追求
単に、大きいバストを求めるのではなく、形や質感なども重視される時代に変わったのです。
最近のブラジャー事情
新型コロナの影響で、生活スタイルが大きく変化しました。
以前は、仕事も趣味も外でしたが、今はすべてが部屋の中です。そのため、限られたスペースの中で、いかに自分の体を整えて快適に過ごせるかが、重要になってきています。
実は、この影響がブラジャーにもあらわれています。
実際、着け心地にこだわったブラジャーが数多く発売されており、これまで以上に「快適なブラジャーがほしい」というニーズが高まってきているのです。
バストの脂肪は、柔らかく重いため、ブラジャーでしっかり支えてあげることが大切です。
ブラジャーをきちんと着けると、背筋がピンと伸び、自然と姿勢が良くなります。さらに、左右に広がったバストを中央へ寄せ、体の幅をスリムに見せる効果もあるのです。
- 保温効果
- 外の刺激からバストを守る
- バストの位置を安定させる
- 胸のまわりの筋肉をサポートする
- 猫背の改善
- バストの下垂予防
ブラジャー選びの基本は、採寸とフィッティングです。
ブラジャーの選び方のポイントは以下の4つです。
バストをアピールしたいのか、快適さを重視したいのか、自分がどうしたいのか目的を考えておきましょう
自分の体型を知るために、正しいサイズを測りましょう
同じサイズでもメーカーによって、自分のバストに合うサイズが変わるため、その都度試着するようにしましょう
トップスのデザインに合わせてブラジャーのタイプや色を選びましょう。ベージュ色にすると肌になじみやすく透けにくいのでおすすめです。ブラジャーは、価格より着け心地を重視しましょう。また、素材や肌触りまで確認するようにしましょう。
ブラジャーの着け方をマスターしましょう。
着け方のポイントは以下の4つです。
背中側のアンダーベルトが上がると、バストトップが下がり、老けた印象になります。背中側のアンダーベルトを、ギュッと下げましょう。
肩ひもの下に、親指1本入るくらいに調整しましょう。肩ひもが短いと猫背の原因になります。
バストがきちんとカップに入ると、デコルテがふっくらキレイに見えます。脇に流れている脂肪をカップに入れるようにしましょう。
鎖骨の中心とバストトップを結ぶ線が正三角形になるように、ブラジャーを着けましょう。
ブラジャーには、さまざまな種類があります。
バスト全体を包み込むデザインです。バストの大きい方、柔らかいバストの方におすすめです。
カップの上1/4をカットしたデザインです。バストを中央に寄せてキレイな谷間をつくります。
カップの上半分をカットしたデザインで、ハーフカップブラともいわれています。バストを下から支えて、ボリュームアップしてくれます。
バストが小さい方、バストアップしたい方にも良いでしょう。
ワイヤーの入っていないブラジャーです。フルカップや3/4カップブラなど、カップの形はさまざまです。
ワイヤーが苦手な方、締め付け感が気になる方におすすめです。
一枚の生地を加工して、カップの形をつくるブラジャーです。縫い目がないため、洋服にひびきにくいのが特徴です。
目指すべきボディラインとは?
「ボディメイク」という言葉をよく耳にします。
ボディメイクとは、トレーニングで理想のボディラインをつくることをいいます。
最近は、引き締まったウエストとボリュームのあるバストで、メリハリのある美しい体を目指すのが人気です。
憧れのボディラインについて、過去と現代を比較してみましょう。
- モデル体型が人気
- 食事制限で脂肪を落とし、スリムな体型を目指す
- 健康的な体型が人気
- トレーニングで体を鍛え、メリハリのある体型を目指す
かつては、モデルのようなスリムな体型が人気でしたが、現代女性は、それぞれの個性を活かしたボディラインを求めています。
今、目指すべきは「バストが引き立つ、引き締まったボディライン」です。
正しい姿勢をキープすると、バストトップの位置が高くなり、バストがキレイに見えます。
しかし、姿勢が悪くなると、胸や肩の筋肉が固まってしまい、冷たく硬いバストに質感が変わります。
姿勢がバストに与える影響は、他にも以下の3つがあります。
- 背中が丸くなると、血液やリンパの流れが滞る
- 猫背から肺が圧迫されると、バストに新鮮な酸素が届かない
- 悪い姿勢から、バストを支える大胸筋が衰える
そこで、今回は正しい姿勢で座る方法をご紹介します。
以下の流れをできるだけ意識して取り入れてみてください。
- まず、椅子の高さは低めに調整します
- 椅子に座り、ひざは直角、足裏を床につけます
- 背筋をしっかり伸ばします
正しい姿勢を続けると、腰痛や肩こりの予防にもなります。
なお、長時間座り姿勢が続くと、血液を循環させるポンプの働きがあるふくらはぎが動かなくなるため、老廃物がたまってむくみにつながります。
1時間に1回は軽く運動をして血行を促しましょう!
バストの内側には、乳腺を守るように脂肪がつき、血管やリンパ管が張り巡らされています。そして、これらの土台となっているのが「大胸筋」です。
大胸筋がしっかりつくことで、形の良いハリのあるバストが維持できるのです。トレーニングを行い、大胸筋を鍛えてバストアップを目指しましょう。
- 胸の前で両手を合わせて合掌のポーズをつくる
- その状態で、両手を左脇へ移動させて10秒キープする
- 両手を右脇に移動させて10秒キープする
- これを3回繰り返す
- 四つん這いになる
- 手の平の位置はそのままにする
- お尻を後ろに引く
- 脇の下を伸ばし、元の状態になる
- これを10回繰り返す
トレーニングを続けると、血液やリンパの流れが良くなり、全身の代謝がアップします。
インナーケアで!バストにアプローチ
バストアップを目指すなら、食事やメンタルなどインナーケアにも注目しましょう。
せっかくブラジャーやトレーニングに気をつけていても、体が疲れた状態ではバストは成長しません。
インナーケアで心と体に栄養を与えて、健康的にバストアップしていきましょう!
ここからは、バストに役立つ食事やメンタルについて説明します。
バストをつくる栄養素
単に食事をすれば良いのではなく、バストに必要な栄養を摂取しなければ、美しいバストはつくれません。
三大栄養素といわれる「タンパク質」「脂質」「糖質」
女性ホルモンの分泌に欠かせない「ビタミンE」
これらについて、詳しくみていきましょう。
タンパク質は、内臓、筋肉、関節、皮膚などの材料になり、若々しい体をつくるために必要な栄養素です。
- バストの土台となる大胸筋をつくる
- ホルモンの働きを活発にする
タンパク質を含む主な食品は以下になります。
- 肉類
- 魚貝類
- 牛乳
- チーズ
- 卵
- 大豆
- 豆腐
- 納豆
- 豆乳
- 高野豆腐
- アボカド
動物性タンパク質と植物性タンパク質はバランス良く摂るようにしましょう。
脂質は、体のエネルギー源となり、細胞やホルモンの材料となる栄養素です。
現代人は、脂質を摂りすぎているといわれています。肉を食べるときは脂身を避けるなど、適量を守りましょう。
- 女性ホルモンの分泌を促す
- 肌に潤いを与える
脂質を含む主な食品は以下になります。
- 肉類
- 魚類
- 乳製品
- ナッツ類
- 食用油
その中でも「質の良い脂質」を含む主な食品は以下になります。
- 青魚
- アマニ油
- オリーブオイル
- なたね油
- ごま油
- 紅花油 など
糖質は、脳のエネルギー源となる栄養素です。
タンパク質や脂質よりも代謝が早く、すぐにエネルギーとして使われます。
しかし、エネルギーとして使い切れないと、糖質は脂肪となって体に蓄えられてしまうのです。そのため、お菓子や甘い飲み物は控えましょう。
- 不足するとバストの脂肪が燃焼される
- 過剰摂取すると体に余分な脂肪がつく
糖質を含む主な食品は以下になります。
- 白米
- パン
- 麺類
- イモ類
- 果物
- お菓子
- 甘いジュース
ビタミンEは、体の機能や代謝を助ける栄養素です。
ビタミンEの特徴は「抗酸化作用」です。
抗酸化作用とは、体の酸化を防いで老化を食い止める働きです。代謝を促してシミを防いだり、紫外線から肌を守ったり、女性に嬉しい作用があります。
- 女性ホルモンの分泌を活発にする
- 血行促進する
- 若々しいバストをつくる
ビタミンEを含む主な食品は以下になります。
- カボチャ
- アボカド
- アーモンド
- ピーナッツ
- モロヘイヤ
- 赤ピーマン
冷え予防で!ふっくらバストに
体の冷えは、バストアップを妨げる要因です。
体温のもとになる熱は、筋肉で生み出され、血液とともに全身へ運ばれています。しかし、女性は筋肉量が少ないため、体が冷えやすいのです。
体が冷えると、血行不良が起こり、栄養や酸素がバストに届きにくくなります。さらに、女性ホルモンを分泌する卵巣の機能が弱くなり、ホルモンバランスが乱れるのです。
体の冷えを対策するポイントは以下の3つです。
栄養が偏ったり栄養不足になったりすると、筋肉まで落ちてしまいます。1日3食しっかり食べましょう。
シャワーで済ませるのではなく、ぬるめのお湯に浸かるようにしましょう。血液やリンパの循環が促進され、老廃物が排出されるようになります。
少しだけでもいいのでウォーキングやストレッチなどで筋力を高めましょう。
自分を大切にするマインド
気分が落ち込んだり、悩みを抱えたりすると、自然と前かがみの姿勢になります。心の状態が、姿勢やバストに影響を及ぼすのです。
さらに、ストレスは、自律神経の働きに支障をきたし、ホルモンバランスを乱します。
- 「○○するべき」という考え方をやめる
- いくつになってもチャレンジする
- 今の自分を受け入れる
健康のためにも、自分の限界を決めずにバストアップに挑戦していきましょう。
ネガティブな気持ちから抜け出すポイントは以下の3つがあります。
部屋を片付ける、料理をするなど、達成感を得ることで前向きな気持ちになれます。
体を動かすと脳が刺激され、ネガティブな気持ちが和らぎます。
悩みをひとりで抱え込まず、誰かに相談するようにしましょう。
まとめ
以前は「バストを大きく見せる」という発想でしたが、今は「バストを美しく見せたい」という意識が高まっています。
さらに、女性が求めるブラジャーも変わりました。
ワイヤー入りのブラジャーなどで無理をしてキレイに見せるのではなく、より楽な着け心地で、快適に過ごせるようなブラジャーが好まれるようになったのです。
バストの大きさだけに、とらわれている場合ではありません。これからは、「将来の自分」「好きなバスト」をイメージしながら、より自由な発想で理想のバストを追求していきましょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |