胸が垂れるのはクーパー靭帯が関係あるって本当?
クーパー靭帯が切れたり伸び切ったりすると胸が垂れると言われています
クーパー靭帯は胸を美しい形を保つために重要な働きを担っています。ただし、クーパー靭帯はコラーゲン繊維の束であり、そこまで強固なものではありません。
そのため、スポーツなど激しい動きや日常の動きで揺れるだけでも負荷がかかっているのです。胸を支える部位が損傷してしまうと、垂れやすくなるのも不思議ではないでしょう。
対策としてスポーツブラの着用やエクササイズをして大胸筋を鍛えることが挙げられます。
胸を支えるクーパー靭帯は少しの負荷で損傷する可能性があります
クーパー靭帯はコラーゲン繊維の束で、胸にある乳腺や脂肪などとつながって支えている組織です。このクーパー靭帯があるからこそ、美しい胸の形が保たれていると言えます。
ただ、さまざまな原因で伸びることがあり、最悪の場合、切れてしまうのです。伸びる場合でも、継続的に何度も伸びてしまえば、元に戻らなくなると考えられます。
他にも、睡眠時も寝返りによって胸に負担がかかってしまい損傷してしまうことも考えられます。
基本的にクーパー靭帯は強いものではないので、まずは「伸びる」あるいは「切れる」ことを防ぐための対策を考えるのが大切なのです。
胸を揺れから守るための下着があります
胸を垂れさないため、クーパー靭帯が伸びたり切れたりしないような対策をきちんと行うことが大切です。特にスポーツをしている人は「スポーツブラ」を必ず着用しましょう。
ただ着ければ良いというわけではなく、自分の胸のサイズに合っているか、着け心地や動きを阻害しないかなど、使いやすいものを選びましょう。
また、睡眠時も胸に負担がかかってしまうタイミングと言えるでしょう。うつ伏せや横向きになることで、胸に負担がかかってしまうからです。睡眠時、クーパー靭帯に負担がかかってしまわないよう「ナイトブラ」を着用するのが良いでしょう。
食生活についても過剰な食事制限をすることで急激に脂肪が減ると、クーパー靭帯や皮膚が伸びたように見えてしまうことにもつながります。そのため、過剰なダイエットは、バストを小さくすることを招く恐れがあるため、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
筋トレやバストマッサージも対策になります
クーパー靭帯を守るためには「大胸筋を鍛える」ことも大切です。胸の周辺にある大胸筋を鍛えることで、クーパー靭帯への負担軽減が期待できます。
大胸筋を鍛えるトレーニングとして「合掌ポーズが」良く知られています。胸の前で両手を合わせて10秒ほど押し合うトレーニングです。劇的に筋肉が鍛えられるわけではありませんが、毎日コツコツと行うことで、徐々に発達して胸が安定していくと言われています。
また「血流を良くする」ことを心がけましょう。どんなに食生活に気を遣ったり、大胸筋を鍛えたり、ブラジャーによる対策を行っても、血流が悪ければ栄養分は胸に運ばれない可能性があります。
さらに老廃物を流す「リンパの流れ」も悪ければ、胸が固くなるなどのトラブルにつながると言われているのです。血流やリンパの流れをスムーズにするためには、バストマッサージがおすすめです。
バストマッサージは血流やリンパだけではなく、脂肪を胸の方へ流して形を整えるサポートが期待できます。ただバスト周りのマッサージには慣れと技術必要なため不安な方は専門サロンでプロの施術を受けても良いでしょう。
まとめ
クーパー靭帯は強い組織ではないため負荷がかかると損傷する恐れがあります。
そうすると胸が垂れ下がるので、クーパー靭帯に負担がかけないような対策が必要です。
スポーツブラやエクササイズをして大胸筋などを鍛えてクーパー靭帯を守りましょう。
クーパー靭帯はコラーゲンの束であり、スポーツなどで胸が激しく揺れると、傷つく可能性があります。
一度損傷すれば元に戻りませんし、胸が垂れることにもつながるのです。
クーパー靭帯に負担がかからないように普段から気をつけましょう。
スポーツブラやナイトブラを着用して胸が激しく揺れないことを心がけるのも大切な対策です。
食生活でも過剰な食事制限をして一気にやせすぎないように気をつけましょう。
クーパー靭帯を守るには、大胸筋を鍛えるのも対策の1つです。
合掌ポーズのようなエクササイズで大胸筋を鍛えて、クーパー靭帯への負担を軽くしましょう。
また、スムーズな血行やリンパの流れも重要ですからバストマッサージでケアをするのもおすすめです。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |