- ついついやってしまう悪い姿勢
- 乱れた食生活
- スマートフォンの使い過ぎ など
憧れのふわふわもっちりバスト!胸を柔らかくする方法とは?
(2020.09.14 追記)
「バストに柔らかさがないけれど気にしない」「弾力がないのは年齢のせいだから仕方ない」と、あきらめている女性も多いでしょう。しかし、本来バストは柔らかいはずです。
バストが柔らかくないというのは、バストに必要な栄養や酸素が届いておらず、体全体にとってもあまりよくないことともいえそうです。
今回はどうしてバストが硬くなるのか原因を考え、全身をより美しく健康にするために、バストを柔らかくする方法を具体的に紹介します。
柔らかいバストにどんな良いことがあるのか?
柔らかなバストは、女性らしさの象徴です。これは、なぜでしょうか?
例えば「硬さ」「直線」に対して、人は、力強さや冷たさ、緊張感、男性らしさなどをイメージします。一方、「柔らかさ」「曲線」に対しては、優しさや温かさ、安心感、女性らしさなどをイメージするものです。
ということはつまり、柔らかいバストが女性独特のふんわりした雰囲気を作り出すともいえそうです。柔らかいバストには多くのメリットがあります。
では、どんなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。
バストそのものには筋肉がありませんが、その周辺にはさまざまな筋肉が集まっています。
具体的には、バストの土台となる「大胸筋」、肩甲骨と肋骨をつなぐ「小胸筋」、肩の付け根にある「三角筋」などです。バストが柔らかければ、これらの筋肉がスムーズに動き、ケガをしにくい体になります。
また、バスト周辺の筋肉には呼吸をサポートする働きも備わっています。バストが柔らかければ、呼吸が深くなり、自然と基礎代謝も上がるのです。
しかし、バストが硬いと、その周辺の筋肉は緊張して動く範囲が狭くなり、肩や首のコリの原因になるのです。つまり、バストが柔らかいほど体のトラブルが減り、基礎代謝も上がるというわけです。
柔らかいバストは、上向きで姿勢が崩れにくく、バストアップしてセクシーに見えます。
また、バストの柔らかさは血管の柔らかさにも関係しています。血管が柔らかいと、酸素や栄養が血液によってバストの隅々まで運ばれ、新陳代謝も活発になります。
これなら、老廃物もスムーズに排出されやすくなり、健康的な体になります。気になるお腹まわりが凹み、メリハリのあるスタイルがキープできるかもしれません。
また、血管が柔らかい人ほど、シミの面積が小さいという研究データがあります。バストは、ほぼ脂肪でできていますが、皮膚に包み込まれる構造をしているため、シミのない皮膚もバストを美しく見せるポイントになります。
バストが硬くなる原因とは?
バストの柔らかさは生まれつきのものと考えがちです。しかし、決してそんなことはありません。
悪い生活習慣から上半身に無駄な力が入り、肩も、首も、背中も、そしてバストも徐々に硬くなってしまうのです。
その他にも、バストが硬くなる原因はさまざまです。ここからは、なぜバストが硬くなるのか、その原因をひとつひとつ確認していきましょう。
美しいバストを目指して、慌ててスポーツジムに通ったり、自己流の筋肉トレーニングをはじめたりする方も多いようですが、いくら頑張って筋肉トレーニングをしても、理想的な柔らかいバストを手に入れることはできません。
むしろ、筋肉トレーニングで鍛え過ぎると、脂肪燃焼効果が高まり、バストの中にある脂肪を失って硬いバストになってしまいます。さらに、「胸だけ」「腕だけ」など一部だけの筋肉トレーニングを繰り返すと、その部分が太くなり、筋肉の重みに負けてバストが下がってしまいます。
筋肉トレーニングするのであれば、運動による揺れや重力からバストを守るためにスポーツ用ブラジャーを必ず身に付けてください。
女性は月経前になると、バストが「硬くなる」「張る」「痛みを感じる」ということがあります。これは、女性ホルモンの影響を受けているためです。
そして、エストロゲンに代わるように分泌量が増加するのがプロゲステロンです。
もちろん、バストも影響を受けます。バストの中にある乳腺と乳腺の間にも水分を含んでしまうのです。
このような一連の女性ホルモンの影響が、月経前になるとバストが硬くなる原因です。
トランス脂肪酸が入ったお菓子類、保存料や着色料などの食品添加物を含む加工食品など、食べ慣れた食品にはバストに悪い成分が含まれています。とくに、注意してほしいのが「トランス脂肪酸」です。
全てが悪いわけではありませんが、食べ過ぎは体によくありません。バストのために、食品を購入するときには原材料までしっかり見極めましょう。
バストが「硬い」「しこりがある」「痛みがある」という場合は、何かしらの病気が隠れている可能性があります。とくに最近の日本では、少子化や授乳期間の短縮などの影響を受け、「乳がん」になる女性が増加しているといわれています。
その他にもバストが硬くなる症状はさまざまあります。
若い女性に多く良性のしこりができます。
授乳期に多く、乳腺が炎症を起こします。
女性ホルモンの影響から起こる症状です。
病気の予防のためにも、日頃からバストの大きさ、左右差、形、皮膚などを鏡で確認するようにしましょう。もし少しでも異変を感じたら、乳腺外科などの専門の医療機関を受診するようにしてください。
柔らかいバストのつくり方
バストが硬くなる原因はさまざまあり、バストの柔らかさを急激に高めるのは難しそうです。それでも、バストが柔らかいと美容面でも健康面でも多くのメリットがあるため、柔らかさを追及することには意味があります。
ここからは、血管や骨を強くするなどのバストを細胞レベルから見直し、柔らかいバストをつくるための具体的な方法をご紹介します。
バストを硬くする原因を少しずつ減らすとともに、参考にしてください。
バストを柔らかくするためのカギを握るのが「胸郭(きょうかく)」です。
具体的には、1本の「胸骨」を中心として、左右に12個ある「肋骨(あばら骨)」、背中側にある12個の「胸椎」から構成されています。
この胸郭は、「頭や首の重み」「加齢による筋肉の衰え」「姿勢崩れ」「足や骨盤の歪み」などにより、上半身からも下半身からも圧迫を受けています。そのため、本来の位置より下がってしまい、バスト周辺の血管やリンパ管が詰まりやすくなったり、老廃物をため込んだりして、結果的にバストが硬くなってしまうのです。
さらに、胸郭が下向きになると、ウエストのくびれが消え、お腹まわりが太くなりメリハリのない体になりやすいのです。
つまり、バストを柔らかくするためには、胸郭を正しい位置に引き上げることが大切です。まずは、胸郭を意識して、姿勢を伸ばしてみましょう!
姿勢をよくするだけでは不十分という場合は、下記のストレッチがおすすめです。
肋骨は呼吸するたびに広がったりしぼんだりしており、肋骨のまわりの筋肉が硬くなると肺の動きも悪くなります。そこで、肋骨をゆるめ、深い呼吸で胸郭のリラックス効果を高めます。方法は以下になります。
- イスに座る
- 左手を右膝の方向へ遠く伸ばし背中を丸める
- 左手を斜め後方へ、背筋を伸ばし、胸を開く
- 左手の平を上向きに、視線は左手へ向ける
- 逆側も同様に行う
胸郭を上に引き上げるために、丸くなった背中を伸ばします。肩こりやだるさの解消にも役立ちます。方法は以下になります。
- 体を壁に向ける
- 両腕を上げて、手の平を壁につける
- バストを壁につけるようにして背中を反らす
- お尻を高い位置にキープする
上半身を支えているのは、下半身です。お尻の筋肉をほぐして骨盤の歪みを整え、胸郭へアプローチします。方法は以下になります。
- 両足を伸ばして座る
- 90度になるように骨盤を立て背筋を伸ばす
- お尻を少し浮かせ、前へ進む
- 繰り返し行う
バストにも健康にも効果的な運動は「少し早めのウォーキング」です。ウォーキングをすると、「ミトコンドリアが活性化して、若々しい体がつくられる」などといいます。
「少し早めのウォーキング」には、呼吸を深くする効果もあります。肺がしっかり広がり、肋骨が引き上がることで胸郭も正しい位置になります。
また、スマートフォンやパソコンなどで目を酷使している方は、ウォーキングをする中で緑の香りを感じたり、川のせせらぎや鳥の鳴き声など音を聞いたりすると良いでしょう。視覚以外の五感を刺激すると、ストレス解消になります。
柔らかいバストのために注目してほしい栄養素が「マグネシウム」です。
次に注目してほしい栄養素は「タンパク質」です。
大豆類 (豆腐、豆乳、きなこ、味噌など)
海藻類 (わかめ、ひじき、昆布、あおさなど)
ナッツ類(アーモンド、いりごま、落花生など)
野菜類 (切り干し大根、枝豆、ほうれん草、オクラ、ごぼうなど)
その他 (玄米、干しエビ、ミネラルウォーターなど)
私たちの体は、「大気汚染」「紫外線」「温度差」「心身の疲労」など、さまざまなダメージを受けています。これらのダメージを回復させるのが睡眠です。
睡眠中は、バストの成長にも大切な女性ホルモンの分泌が盛んになるだけではなく、傷ついた細胞を修復したり情報や記憶を整理したりと心身のメンテナンスを行っています。そのため、睡眠がとれていないと、体が老化してしまうのです。
早寝早起きを心掛け、質の良い睡眠を目指しましょう。
最近では、パソコンやスマートフォンなどのブルーライトの影響を受け、目が冴えてしまい睡眠不足に陥る方もいます。睡眠前は、パソコンやスマートフォンから離れ脳を休ませて、質の良い睡眠につなげましょう。
毎日、顔のスキンケアはするのに、バストまではしてないという女性が多いでしょう。しかし、顔もバストも同じ皮膚の構造をしています。
もし、バストのスキンケアをおろそかにするとハリや弾力が低下して、小さくしぼんだような印象に見えてしまいます。バストも忘れずにスキンケアをしましょう。
まずは、ゆっくりと入浴して体を温めます。シャワーではなく、ぬるめのお湯に10分以上、肩まで浸かるのがおすすめです。
そのあと、ボディクリームやオイルを使い、バストを両手の平で優しくなでスキンケアを行います。バスト専用のクリームもありますが、ドラッグストアで購入できるような一般的なクリームでも十分保湿できます。
入浴とスキンケアの相乗効果で、緊張した神経や筋肉がゆるみ、バストの血行もスムーズになります。
柔らかいバストをつくるブラジャー
柔らかいバストをキープするためには「ブラジャー」の存在が欠かせません。ブラジャーは、バストを支えるという大切な役割があるとともに、メリハリのある美しいプロポーションをつくる効果もあります。
ただ、最近では豪華なブラジャーから手ごろなブラジャーまでさまざまな種類があり、「どんなブラジャーが自分に合っているのか」選ぶのが難しいものです。
そこで、ここからは、ブラジャーを見極めるポイントをご紹介します。
カップサイズはトップバストとアンダーバストの差を基準に決まりますが、試着してみるとサイズが合わないことがあります。カップサイズは目安と考え、「カップのカープがバストのカーブにピッタリ合うかどうか」で購入を決めましょう。なお、柔らかいバストをつくるためには、立体的なカップがおすすめです。
肩紐は、バストの重みをサポートする働きがあり、伸縮性のあるタイプが良いです。肩紐を軽く引っ張ってみて、伸び縮みを確認してください。
アンダーがズレないように、ブラジャーの後ろ部分の伸縮性も重要です。後ろ部分まで見落とさないようにしてください。
わきやお腹の脂肪が流れているかもしれません。ブラジャーや着け方を見直しましょう。
もともとバストが柔らかい方やボリュームがある方は、まわりの脂肪がはみ出て、バストが垂れやすくなります。フルカップブラジャーでバスト全体を包みましょう。
3/4カップブラジャーを着けると、バストが中央に集まり谷間をキレイに出せます。
大きい方のバストにカップを合わせてブラジャーを購入しましょう。小さい方は、パットを入れて調整してください。
ブラジャー以外にもウエストニッパーという下着があります。下から脂肪を押し上げ、バストアップも期待できます。
まとめ
憧れの柔らかいバストを目指すためには、細胞レベルから環境を整えることが大切です。ミトコンドリアを元気にするウォーキング、血管や筋肉に働きかける栄養素、バストまで行うスキンケアなどを実践していきましょう。
毎日の暮らしや食事が、良くも悪くもバストの柔らかさに影響を与えます。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |