- 「ダイエットをしたらバストが小さくなった…」
- 「産後にバストがしぼんでしまった…」
「胸がしぼんだ?」バストがサイズダウンするその原因と対策を教えます!
(2020.10.14 追記)
バストは女性らしさを強くアピールできるボディーパーツです。そのバストがしぼんでしまったら、少し悲しい気分になりますよね。
このような経験はありませんか?
実は、バストがしぼんでしまう理由は「女性ホルモン」と「体脂肪の減少」が関係しています。
今回は、バストがしぼむ原因やその対策方法などを詳しくご紹介していきます!
バストがしぼんでしまう原因はエストロゲンの減少
バストがしぼむ理由には、女性ホルモンである「エストロゲンの減少」が関係しています。
エストロゲンが増えると乳腺が刺激され、バストが大きくなります。逆に、エストロゲンが減少すると乳腺が衰え、バストが小さくなります。
・食生活の乱れ
・悪い生活習慣
・加齢
・卒乳
・ストレス
さらに、「体脂肪の減少」もバストがしぼむ原因です。過度な運動やダイエットで体脂肪が減少してしまうと、結果としてバストがしぼんでしまう場合があるのです。
エストロゲンはどんなホルモンなの?
日ごろ生活していると体調や気分が安定している時期もあれば、なんとなくイライラする時期ってありますよね。そのような女性特有のリズムを作り出しているのが、2つの女性ホルモンです。
具体的には、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)と呼ばれています。
これら2つの女性ホルモンの分泌量は、年齢とともに変化していきます。そして、閉経前後の更年期になると、女性ホルモンは急激に減少します。
エストロゲンが減少するとどうなるの?
・肌の調子が悪くなる
・精神的に不安定になる
・代謝が悪くなる
エストロゲンは、生涯でティースプーン1杯程度しか分泌されないといわれており、ごくわずかな量の変化でも心身に影響を与えます。
エストロゲンを減少させる原因については、先述しましたが「加齢によるもの」などは、誰しも避けることができません。
見直したいのは「悪い生活習慣」です。
ただ、エストロゲンの分泌量は増えすぎても減りすぎても体に良くありません。バランスを保つことが大事です。
バストがしぼんでしまう原因は、生活習慣の中に隠れています。知らず知らずのうちに、繰返される悪い生活習慣があるのです。
具体的には、以下の4つです。
- 睡眠不足
- 姿勢の悪さ
- 体に合わない下着
- 体の冷え
それぞれ確認していきましょう。
毎日、仕事や家事に忙しい現代女性は、睡眠時間が十分にとれないことが多いようです。
また、 睡眠中に分泌される「成長ホルモン」も、バストの成長に関わっています。睡眠時間が短い、睡眠の質が悪いなど…睡眠に何らかの問題を抱えていると、成長ホルモンの分泌が悪くなり、バストがしぼむ原因となります。
さらに、姿勢の悪さは、バストの土台となる「大胸筋」や「背中の筋肉」にも影響を及ぼします。大胸筋にはバストを支える働きがあり、背中の筋肉にはバストを引っ張り上げる力があります。
しかし、姿勢の悪さからこれらの筋肉が衰えてしまうと、バストを支えられなくなるのです。パソコンやスマートフォンを利用する際は、姿勢が悪くなりやすいので注意しましょう!
ブラジャーのサイズは小さくても大きくても、良くありません。
もともとバストはやわらかい脂肪からできており、背中や脇に流れやすいものです。正しいサイズのブラジャーを着用して、しっかりバストを支えましょう!
体の冷えに悩む女性は多いようです。もともと女性は、男性に比べると熱を生産するための筋肉が少なく、冷え症になりやすいものです。
日頃から、おなかや足首を温めるようにしましょう。お風呂のときは、シャワーで済ませるのではなく「湯船」に浸かるようにしてください。
また、タバコも体を冷やす原因です。タバコを吸うと血行が悪くなるといわれいますし、バストにも悪影響を及ぼすとされています。
バストがしぼんだ原因は食生活にあるかも?
女性は、体重を気にして偏った食事をしたり、家事が忙しくて食べる時間がなかったり、食事のリズムや栄養バランスが崩れやすいものです。
ただ、口から栄養を摂らない限り、当然バストにも栄養が届かず、バストのハリやツヤも失われてしまいます。また、バストに良いといわれる食品だけ食べていても、あまり意味がありません。
きれいなバストを作るためには「1日3食」まんべんなく食べることが必要だからです。さまざまな種類の食品を食べることで、栄養バランスも整うようになります。
次に、栄養素にも注目しましょう。
バストの大部分は脂肪でできているため、良質な脂質を摂ることが大切です。ダイエットのために脂質を制限するケースも多いようですが、脂質不足になるとバストの脂肪も不足します。以下のような良質の脂質を摂るように心掛けましょう。
- オリーブオイル
- MCTオイル
- アマニ油 など
タンパク質は、女性ホルモンや筋肉のもとになる栄養素です。タンパク質不足になると、女性ホルモンが減少してバストの発達が妨げられてしまいます。以下のように良質な脂質とタンパク質を摂れる鶏肉や魚を積極的に食べましょう。
- 鶏肉なら・・むね肉やササミ
- 魚なら・・ホッケやカツオのたたき など
積極的に摂りたいイソフラボン
脂質やタンパク質以外にも、積極的に摂りたい食品があります。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た働きがあり、バストアップ効果があるといわれています。イソフラボンは、大豆製品に多く含まれています。
- 豆腐
- 豆乳
- 味噌
- ミックスビーンズの入ったサラダ など
ボロンは、女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促す働きがあるといわれています。エストロゲンの分泌が増えると、バストアップ効果が期待できます。ボロンを多く含む食材は以下になります。
- キャベツ
- りんご など
なお、ボロンは熱に弱いので、サラダなど生で食べるのがおすすめです。
気を付けたい食品
以下のようなアブラナ科の野菜に含まれる、インドールという成分は、エストロゲンを抑制する働きがあります。
- ブロッコリー
- カリフラワー
- かいわれ大根
- カブ
- クレソン
- ケール など
では、インドールが含まれる食材は食べない方がいいのでしょうか?
それは、違います!
インドールには、発がん性物質を抑えたりタンパク質の消化を助けたりする働きがあるので、完全に避けてしまうのはもったいない成分です!
インドールは熱に弱い性質がありますので、必要に応じてこれらの食品を加熱して食べると良いでしょう。
カフェインには気を付けよう
コーヒーに含まれるカフェインは、バストをしぼませるといわれています。その影響や原因について詳しくみていきましょう。
カフェインには興奮作用や覚醒作用があり、眠りを浅くさせる原因になります。また、睡眠中はバストの成長に欠かせない成長ホルモンが活発になる時間です。十分な睡眠がとれないと女性ホルモンだけではなく成長ホルモンの分泌まで妨げてしまい、バストに悪影響です。
自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスが大切ですが、カフェインの働きで交感神経が優位になると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。その影響は、女性ホルモンの乱れへとつながります。
カフェインは血管を収縮させる作用があり、血流を悪くします。その結果、バストに十分な栄養や酸素が届きにくくなります。
鉄分は全身に酸素を運ぶ赤血球を作る成分です。鉄分不足になると、体が酸欠状態になり代謝も悪くなります。
カフェインは脂肪分解酵素を活性化する働きがあり、ダイエット効果があるといわれています。ところが、バストの90%が脂肪でできているため、バストの脂肪まで落としてしまうリスクがあります。
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
女性ホルモンの分泌は25歳前後がピークですが、それ以降は加齢とともに減少していきます。その影響から徐々に乳腺が衰え、バストのハリや弾力がなくなっていきます。
脂肪と乳腺をつないでいるのがコラーゲンの繊維束でできたクーパー靭帯です。
このクーパー靭帯は一度伸びると元通りにならないといわれており、クーパー靭帯が伸びやすい、出産、授乳、激しい運動などには対策が必要です。
バストの土台となる大胸筋は、日常生活ではあまり使うことがないでしょう。しかし、大胸筋が衰えるとバストを支える力が弱まり、バストがしぼんだと感じる原因になります。
年齢を重ねると、水分量が減り皮膚のたるみや乾燥が起こりやすくなり、バストのハリが失われます。
対処方法について詳しく見ていきましょう。
女性ホルモンに似た成分がある豆類を食べると、女性ホルモンの分泌を促すことに役立ちます。豆腐や豆乳などの大豆製品はもちろん、小腹がすいたときには、食べごたえのあるピーナッツやアーモンドがおすすめです。
ゴマには亜鉛という成分があり、女性ホルモンを活性化させる働きがあります。
体の水分量が不足すると肌の潤いが減少し、バストのハリを失いやすくなります。こまめに、水分補給をしましょう。
ストレスをためない、規則正しい生活、質の良い睡眠、体を冷やさない、姿勢を良くするなど意識して過ごしましょう。
運動をすると、血行が良くなりバストに栄養や酸素が運ばれやすくなります。さらに、気分転換になりストレス発散の効果があります。ストレッチ、ヨガ、ダンスなどに挑戦するのも良いでしょう。
妊娠、出産、卒乳でホルモンバランスが乱れがち
卒乳後にバストがしぼんだと感じたり耳にしたりしたことはありませんか?
妊娠、出産、卒乳の時期は、女性ホルモンのバランスが乱れやすく、体の変化が大きいものです。
まず、妊娠中や授乳中は、母乳を出すために乳腺が大きく発達します。すると、乳腺のまわりにある脂肪が増え、バストサイズは大きくなります。
その後、卒乳の期間へ近づくと、乳腺が縮小し脂肪が減り、バストサイズは元に戻っていきます。しかし、大きく伸びたバストの皮膚は、弾力が低下して皮膚がたるんでいるように見えてしまうのです。
さらに、バストを支える働きをしているクーパー靭帯も伸びてしまいます。クーパー靭帯は一度伸びると元には戻らず、以前よりもしぼんだ印象になります。
その他にも、悪い姿勢もバストがしぼむ原因です。
お腹の下あたりで授乳すると、赤ちゃんが乳首を引っ張り、バストが下に垂れやすくなります。また、小さな子どもがいると視線を下へ向ける機会が多く、子育て中は何かと前かがみの姿勢や猫背になります。猫背になると、バストが内側に入り込むため、バストトップの位置を下げてしまいます。
このような原因をとり除くために「自分に合ったブラジャー」で体をカバーしましょう!
運動をするときは、バストに負担がかからないように必ず「スポーツブラ」を着用しましょう。スポーツブラは、バストの動きに合わせながら全体をホールドし、揺れを抑えるような設計になっています。
運動をするなら、ストレッチやウォーキングなど軽めのスポーツがバストには良いでしょう!
ダイエットをしたらバストが小さくなったという経験はありませんか?
これは、過度な食事制限が原因です。栄養の偏りから、女性ホルモンのバランスが崩れてしまい、バストを小さくしてしまうのです。
さらに、ダイエットは体脂肪を減らすことにつながります。体脂肪が減少するとバストの脂肪まで落ちてしまい、バストが小さくなりやすいのです。
特に、脂質の制限は要注意です。ダイエットをするときは、次の3つのポイントに気を付けましょう。
3大栄養素である「タンパク質、」「脂質」「糖質」をバランスよく食べるようにします。現代人は食べすぎる傾向があるため、腹7~8分目の量にしましょう。効率的にタンパク質を摂るために、ナッツ類やプロテインなどを利用するのもおすすめです。
ジョギング、トランポリン、縄跳びなどバストが大きく揺れる運動は、できるだけ控えるようにしてください。スポーツブラを着用しても、バストの揺れをゼロにすることはできません。
急激な減量は、健康やバストのためにもおすすめできません。
例えば現在60キロであるならば、1か月-3キロを目指しましょう。
ほとんどの方がストレスを抱えながら生活をしています。実は、このストレスがバストへダメージを与えてしまうのです。
美容と健康のために「これをやったら気持ちが晴れる」というようなストレス解消法を見つけるのが大切です。
まとめ
バストがしぼむ原因は、日常生活の中にあります。そのため、知らず知らずのうちに、自分自身でバストがしぼむリスクを高めているかもしれません。
さっそく、その原因をとり除いて美しいバストをキープしましょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |