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エストロゲンの量を増やすツボってある?
目次
ツボ刺激でエストロゲンの分泌を正常化しましょう
バストサイズの決め手となるのは「乳腺」の数ですが、その乳腺の数を増やし、発達させるために欠かせないのがエストロゲンです。
しかし、女性ホルモンは以下のような内容が原因で、すぐにバランスが崩れてしまうものです。
また、更年期が近づくに従ってその分泌量はどんどん減ってしまいます。
ただ、エストロゲンの分泌低下は、「卵巣」や分泌の指令を出す脳の「視床下部」の活動が滞って本来あるべき量が分泌されていない場合が多いのです。そこでおすすめしたいのがツボ押しです!
ツボの中には女性ホルモンの分泌を助けるツボや、血流を促すツボが多くあります。これらのツボを刺激することでエストロゲンの分泌低下の原因となっている要素を取り除き、エストロゲンを本来あるべき分泌量に戻す、というのがツボ押しによるアプローチです。
重要なのは体を「エストロゲンが分泌されやすい状態」に整えることです。結果としてバストアップ効果も期待ができます。
エストロゲンの分泌量はバストの大きさに影響します
女性ホルモンには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があります。
このエストロゲンの働きが、バストアップに深く関係しています。
乳房を構成しているのは「乳腺」と「皮下脂肪」です。乳腺1に対して脂肪9という割合でできています。
バストの大きさは脂肪の量で決まりますから、一見、脂肪さえ増えればバストが大きくなるように思えますが、実は増やすべきは「乳腺」のほうです。バストの脂肪は乳腺組織を守るために、乳腺の周りを包むように形成されます。
乳腺の数が多ければそれだけ脂肪の量も増えていくわけですから、乳腺を1から2に増やせば、脂肪は9から18に増加するのです。その乳腺を発達させるために必要なのがエストロゲンです。
エストロゲンは脳から指令を受けた卵巣から分泌され、血液に乗って運ばれて、乳腺の乳管上皮の増殖を促します。思春期や生理前の排卵期に胸が張って大きくなるのは、多量に分泌されたエストロゲンが作用するからなのです。
逆に、加齢やストレスなどからエストロゲンの分泌量が減少してしまうと、バストが小さくなってしまったり形が崩れたりしてしまいます。つまり、大人になってからでも体内のエストロゲンが豊富であればバストアップすることも可能だということです。
ツボ押しの効果でバストアップも期待できるといわれています
東洋医学では人体には「経絡(けいらく)」という生命力(気)が流れる道が存在し、その気の流れが滞ると病的な状態になると考えられています。気の流れる「経絡」を線路にたとえるならば、経絡が交差する「駅」にあたるのが「経穴(けいけつ)」すなわち「ツボ」です。
このツボ(経穴)を刺激し、気の流れを戻せば体の不調を解消させることができる、というのが指圧や鍼灸などの基になる考え方です。なぜツボを刺激すると不調が改善するのかという点についてはまだ明らかにはなっていません。
そういわれると、なんだかあいまいな民間療法のように思えるかも知れません。しかし、ツボ押しの効果は、世界中の医療・研究機関でも実証され、世界保健機関(WHO)でも正式に医療効用が認められているのです。
「ツボ押し」というと肩こりや腰痛改善というイメージが一般的ですが、実際には、さまざまな病気や症状の改善に使われています。
- 冷え症
- うつ症状
- 不眠やストレス
- 更年期障害 など
こうしたツボ(経穴)は全身に360個以上存在して、中にはホルモンバランスを整えるツボ、乳腺を発達させるツボなど、バストアップに役立つものがたくさんあります。
ツボ押しがエストロゲンの分泌に与える影響のひとつには、自律神経の乱れを整える効果があります。女性ホルモンの分泌は自律神経の働きと密接に関係するため、ツボでコリをほぐし流れをよくすることは、結果としてバストアップにつながると考えられます。
また、リンパや血流を促すことで、分泌されたホルモンや栄養素をバストへと届けやすくすることも、バストアップの後押しになります。
胸部にはエストロゲン分泌に影響するツボが集まっています
バストの周辺には女性ホルモンの分泌だけでなく、バストアップにつながる効果をもったツボがたくさんあります。
エストロゲンの分泌を活性化させ、ストレス解消や自律神経を整える効果もあるといわれています。体の中心線と左右の乳頭を横に結んだラインが交わる、ちょうど真中に位置しています。
乳腺の発達を促す効果と、エストロゲンの分泌量を高める効果、ダブルのバストアップ効果があるとして有名なツボです。両方の乳首を結んだ横のライン上、胸とわき腹の境にあります。
エストロゲンの分泌を促進する働きがあり、乳腺の発達にも効果があることから母乳が出にくい場合にも重宝されるツボです。バストの中央より指2~3本ほど乳房に寄ったあたり、乳首の横の線上よりやや下側にあります。
肋骨の骨と骨の間にあって、触れるとへこんだ部分です。
血行を改善することでエストロゲンの分泌をサポートしてくれるツボです。不妊治療や生理不順など女性ホルモンの調整によく使われます。
鎖骨と乳頭を結ぶ縦ラインにあり、乳頭の上側に位置しています。
エストロゲンの分泌を活発にするだけでなく、血行促進効果も期待できるツボです。リンパの流れをよくし、乳腺の発達にも影響を与えるといわれています。
左右の乳首から指2本分真下、バージスライン(お腹とバストの境界線部分)より少し上にあります。デリケートな部分なので、あまり強くし過ぎないようにしましょう。
骨盤周辺にもホルモン分泌を促すツボが多くあります
女性ホルモンは骨盤の中にある卵巣から分泌されています。そのため、骨盤周辺のツボ刺激で血流を促し、卵巣のコンディションを整えることでエストロゲンの分泌を活性化するといわれています。
別名を丹田(たんでん)といい、スポーツなどでもよく耳にする有名なツボです。女性ホルモンのバランス整えてくれる万能なツボです。
刺激することで生殖器の働きを促進、安定させる効果があり、卵巣でつくられるエストロゲンにも深く影響しています。おへそから指4本分、真下にたどった部分にあります。
刺激すると女性ホルモンの分泌が促され、バストアップだけでなく美肌、美髪など幅広く効果を発揮します。胃袋の中央部にあたるツボで、胃を丈夫にするとともにバストに栄養をしっかりと送れるようにしましょう。
おへそとみぞおちを結ぶ体の中心線上にあり、おへそから指4本分、上がった場所です。胃に影響するツボなので、食後すぐの刺激は避けてください。
骨盤内の血流をアップする効果があり、骨盤内の冷えを改善してくれるツボです。特に、エストロゲンの分泌がよくなることで生理痛・生理不順から、美肌、アンチエイジングにまで効果を発揮するといわれます。
背骨の下端、腰とお尻の真ん中あたりに「仙骨」という逆三角形の骨があります。その仙骨の左右にそれぞれ4個ずつ仙骨孔という穴が開いていいて、上から2番目の穴の位置にあります。
覚えておきたいツボ押し4つの基本ポイント
ツボ押しの基本は「押すときは息を吐きながら、指を離すときは息を吸いながら」です。大きく息を吸い、口から息を吐きながらゆっくりと「1、2、3、4、5」と押し、次に6から10までかけて息を吸いながら指を離していきます。
押すときは、部位に対して、指が垂直になるようにするのがポイント。同じツボを押す回数は5~10回くらいで十分です。
気持ちいいからといって何度も強く押しすぎると、俗にいう「揉み返し」が起きることもあります。強さは「痛いけれど気持ちいい」くらいがちょうどよい加減です。
ツボ押しで爪を立ててしまうと皮膚に傷や痣がつくこともありますから、指の腹を使うようにしましょう。痛みがある場合はツボのある部位をさするだけでも効果があります。
熟睡時は女性ホルモンや成長ホルモンなどが分泌される時間です。そのため、就寝前に行うとよりバストアップ効果が期待できるでしょう。
入浴中は全身の血行もよくなるため、お風呂に入りながらのツボ押しは女性ホルモン分泌の効果も高まります。
ツボ押しの効果は内臓にも働くのため、極端な空腹時や、逆に満腹しているとき、お酒を飲んでいるときの刺激は避けましょう。また、疲労が激しいときや妊娠中などのツボ押しは、かえってリラックスできなくなり、
体の不調を悪化させる可能性があります。
まとめ
エストロゲンの分泌低下を抑え、本来あるべき分泌量に戻すことがバストアップにつながります。女性ホルモンの分泌にかかわるツボを刺激して、ストレスや睡眠不足、血行不良など分泌の障害となっている要因を取り除きましょう。
バストアップのポイントは乳腺の発達にあります。バストの中で乳線組織が発達すると、そこに自然と脂肪が集まるのです。
乳腺はエストロゲンという女性ホルモンの刺激によって増加するため、バストアップのためにはまずエストロゲンの分泌が必須です。
東洋医学ではツボを刺激することによって体の不調を解消するといわれています。全身に360箇所以上もあるというツボの中には、女性ホルモンの分泌を促したり、血流をスムーズにしたりすることでバストアップ効果が期待できるものが多数あります。
バスト周辺のツボは、女性ホルモンの分泌だけでなく、乳腺の発達や血行促進、自律神経を整えるなど、バストアップに深くかかわるものが多いのが特徴です。「壇中」「天溪」「神封」「屋翳」「乳根」などが代表的なツボです。
女性ホルモンを分泌する卵巣は骨盤にあるため、骨盤周辺のツボも女性ホルモンの分泌にとって重要なポイントです。「丹田」「中脘」「次髎」といった、生殖器やホルモンバランスに影響するツボが有名です。
- 押すときは息を吐きながら、指を離すときは息を吸いながら。
- 強さは「痛いけれど気持ちいい」くらい、押しすぎると揉み返しが起こることも。
- 血行がよくなる入浴時や就寝前は効果がアップします。
- 疲労が激しいときや妊娠中など体調不良時は避けましょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |