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睡眠時間と胸の大きさには深い関わりがある!バストアップする快眠術とは?
目次
胸の大きさと睡眠時間には大きな関わりがあります。
十分な睡眠を取ればバストアップに必要な「女性ホルモン」や「成長ホルモン」の分泌がよくなります。それだけでなく、体や脳を休めて細胞の回復が行われるので、きれいになりたい人にとって睡眠は非常に大事なことです。
今回は、睡眠とバストアップの関係、そのメカニズム、良質な睡眠とはどのようなものなのか、睡眠の質を上げるためにできる生活習慣のポイントなどを詳しくご紹介していきます。
良質な睡眠でホルモンの分泌をアップさせ、バストサイズをアップさせましょう!
睡眠と女性ホルモンにはどんな関係があるの?
睡眠不足になったり、質のよい睡眠を得られなかったりすると、女性は肌だけではなく体の様々なところに影響を受けてしまいます。女性ホルモンも同様で、睡眠の量や質が落ちると分泌が乱れてしまうことがあります。
脳は常にホルモンの分泌量を見張っていて、足りなければ出しなさい、多すぎたら分泌を控えなさいという命令を出しています。そのため、睡眠不足やストレスなどで、視床下部の機能や自律神経が乱れると、女性ホルモンの分泌にも影響を与えてしまうのです。
女性ホルモンを正常に分泌させるには保温や運動、栄養なども大切ですが「質のよい睡眠」がとっても大切なのです。
女性ホルモンと胸の大きさの関係とは?
女性ホルモンの分泌がよくなると、なぜバストが大きくなるのか?その仕組みを解説しましょう。
バストは9割の脂肪と1割の乳腺で形成されています。脂肪は乳腺を守るために存在しているため、乳腺が発達し割合が増えるとそれに比例して脂肪の量も増え、バストが大きくなっていきます。バストを大きくするためには乳腺を発達させる必要があるのですが、その役割をしているのが女性ホルモンです。
つまり、女性ホルモンの分泌量が増えることで乳腺が発達し、乳腺が発達することでバストが大きくなるというのが、胸が大きくなる仕組みです。
女性ホルモンが1日の中で最も分泌される時間帯は、夜の睡眠時間「特に22時から2時」といわれています。この時間帯にしっかり睡眠を取れている女性は、女性ホルモンがしっかりと分泌され、乳腺が発達し、結果としてバストが豊かになる可能性を持っているのです。
きれいなバスト、豊かなバストは睡眠中に作られるといっても過言ではありませんね。
成長ホルモンと胸の大きさの関係とは?
胸を大きくするためには、女性ホルモン以外に「成長ホルモン」も重要な働きをしています。
例えば、炭水化物や脂質を代謝してエネルギーに変える働きです。また、筋肉やコラーゲンなどの元であるタンパク質の合成、細胞の修復、血糖値の維持など多くの働きを持っています。
子供だけではなく大人になっても成長ホルモンは必要です。女性に特化すると、バストの土台となる筋肉を作ってバストのハリを保つ働きや、肌の新陳代謝を促す作用をしています。
年齢とともに成長ホルモンは減少していきますが、眠りについてから約3時間後、深い睡眠の時に多く分泌されるため、質のよい十分な睡眠が必要なのです。
女性の睡眠事情
ところで忙しい現代の女性は、実際に十分な睡眠が取れているのでしょうか?
女性健康情報サイトのアンケート調査では、日本女性の平均睡眠時間は6時間がトップで、世界の女性と比べると少ないそうです。
十分な睡眠時間であるかどうかは、個人差があると思いますが、下記3つのポイントが満たされていたら、十分な睡眠といえるでしょう。
ところが、自分の睡眠に満足していると答えた人は約1割、残りの約半数が睡眠に不満を持っているそうです。
- 「朝、なかなか起きることができない」が24.5%で最も多く
- 「ぐっすり眠った感じがしない」が24.2%
- 「睡眠時間が足りない」が18.3%
快眠のためにどのような工夫をしているかについての統計では「かならず湯船につかる」が18.1%で、その結果14.8%の人が「就寝前にリラックスする」と回答しています。
胸を大きくする良質な睡眠とは
良質な睡眠について考えてみましょう。理想は、女性ホルモンの分泌量が最も増えるゴールデンタイムの「夜の22時から深夜の2時」の間に眠りにつくことです。
家事や育児、仕事など、忙しい日々の中で毎晩22時から睡眠を取ることは難しくても、0時までに眠りにつくことを心がけましょう。生活習慣病のリスクを減らすには一日6~7時間ぐらいの睡眠が必要といわれていますが、忙しい現代女性は、睡眠時間よりも良質な睡眠を得ることを工夫する方が続けやすいかもしれません。
例えば、毎日決まった時間に起きて、決まった時間に寝ることでホルモンの分泌をよくすることができます。決まった時間に起きる、寝るという習慣で体内時計のリズムが安定すると、ホルモン分泌の向上に繋がります。
これは、睡眠のメカニズムに関わることなのですが、睡眠は「レム睡眠という浅い眠り」と「ノンレム睡眠という深い眠り」が交互に行われています。
成長ホルモンなど育乳に重要なホルモンは、最初のノンレム睡眠で「最も眠りが深い時」に分泌量が最大になります。レム睡眠とノンレム睡眠は、睡眠中に約90分間隔で交代を繰り返していますので、眠りについて2~3時間後に成長ホルモンなどはたくさん分泌されているのです。
決まった時間に就寝することで、良質な睡眠、つまりノンレム睡眠を得て、ホルモンを分泌させることができるのです。
睡眠の質を上げるには?食事篇
食べ物が寝る直前に体に入ってしまうと、内臓が消化しようと働くことで体温が上がり、眠気を遠ざけてしまうそうです。仕事や家事などがあり、実際は3時間前に夕飯を済ませることは難しい時もありますよね。
そんな時におすすめなのが「分食(ぶんしょく)」といって、食事(夕食)を2回に分けて食べる方法です。夕方に軽く食べておき、帰宅後はお味噌汁やスープなど、あまり胃に負担がかからないものを食べるようにします。これはダイエットにもおすすめです。
夕食におすすめの食材は、納豆・セロリ・タマネギなどです。
- 納豆に含まれる酵素「ナットウキナーゼ」は就寝中の血液をサラサラにしてくれます。
- セロリの葉に含まれる「アピイン」は精神を安定させるといわれています。
- タマネギやアサツキ、ニラ、ニンニクなどの刺激臭「硫化アリル」には、疲労回復や安眠効果があるといわれています。
みじん切りにした長ネギを混ぜた納豆、セロリとタマネギのサラダなどは快眠促進のレシピとして試してみてくださいね!
睡眠の質を上げるには?眠る前の行動篇
入浴は血行を促進させ、リラックスさせる働きがあります。
入浴後、体の深部体温が下がり始めた時に眠気が高まるといわれており、快眠を促すには、38℃〜40℃くらいのぬるめのお風呂に約20分、就寝の1時間~1時間半前に入るとよいそうです。
熱いお湯に入ると、心拍数、発汗量、呼吸数、そして血圧が上昇し就寝モードから遠ざかってしまいますので、熱い湯が好きな場合は2時間以上前に入るのがおすすめです。
体は、運動して体温が上がった後、体温が下がるころに眠くなる仕組みになっています。21時以降に腹筋やスクワットなど呼吸数や心拍数が上がるような激しい運動は就寝モードから遠ざかってしまうそうです。
運動に適しているのは、一日の中で体温の高い19時ごろといわれています。その時間帯に一駅歩くとか、エレベーターを使わずに階段を使うなどで体温を上げておくのがおすすめです。
スマホなどの画面から発せられるブルーライトは、睡眠ホルモンの分泌を抑制させるといわれています。スマホ、テレビやパソコン使用は遅くとも就寝の30分前までにしましょうね。
睡眠の質を上げるには?五感篇
嗅覚は脳とダイレクトに結びついていますので、眠る前に落ち着く香りに包まれるのは、リラックスできて上質な睡眠に繋がるそうです。
- ラベンダー
- カモミール
- イランイラン
- サンダルウッド など
最近は、ルームミストなどもありますので、眠る前にシュシュッと部屋に吹きかけるのもおすすめです。
好きな音楽がよいのですが、ヘビーメタルやロックなどでは、目が覚めてしまう可能性があります。
リラックス感を高めるには「クラシック」や「さざ波の音」「木々の葉っぱが揺れる音」などがおすすめです。寝ている間も私たちの五感は反応していますので、1時間程度で切れるようにタイマーをセットしておくといいですね。
灯りは消して、暗くした方が眠りの質はよくなるといわれています。照明をつけたまま寝ると、自然に光を遮る行動を取りそのたびに睡眠が浅くなるそうです。
灯りがないと不安な場合は、タイマーなどで一定時間で消灯するようにするといいですよ。
睡眠の質を上げるには?嗜好品篇
タバコに含まれるニコチンは珈琲などのカフェインよりも強く、アドレナリンの分泌を促して脳を覚醒させる働きがあるため、体は活動モードに切り替わってしまうそうです。
タバコは寝る1時間前までにしましょう。
アルコールは、適量であればストレスを解消し、眠りを誘う効果はあります。ただ、飲み過ぎてしまうと自分では認識していなくても、眠りが浅くなるそうです。
睡眠が浅くならないように、アルコールは適量と限度を守りましょうね。また、珈琲などのカフェインの強い飲み物もできれば睡眠の2~3時間前までにしましょう。
睡眠の質は「朝作られている!?」
就寝時間が遅くなった場合、ゆっくりと眠り続けたいところですが、たとえ睡眠時間が短くなったとしても、起きる時間を一定に保つ方が、体内時計が稼働するので睡眠の質はよくなり、熟睡度は上がるそうです。
朝寝坊をするとしても、誤差は2時間以内がベストです。
日光が目に入ると、セロトニンという覚醒を促すホルモンが脳内から分泌されます。
セロトニンが、きちんと分泌されていると気持ちが落ち着き、幸福感、満足感などを得ることができるそうですので、眠くても、曇っていても、カーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。
朝にしっかりと光を浴びておくことで、私たちの体内時計が働き、適度な時間に眠くなり、規則正しい生活ができるようになるそうです。
朝食を食べると各臓器の体内時計のスイッチが入り、起床から約16時間後に眠りが自然に訪れるようになるそうです。また、朝食をとると代謝がアップし、脂肪が蓄積しにくい体質作りに繋がるということですので、ダイエットにも効果がありそうです。
フルーツやヨーグルト、野菜ジュースなどから始めてみましょう。
胸の大きさは、睡眠の質や量だけではなく、睡眠時の体勢も大きく関係しているそうです。睡眠時はバストを圧迫したり、重力をかけてしまったり、バストに悪影響を与えることがあります。
自分の体重でバストを圧迫してしまう可能性があります。
バストに重力が横向きにかかり、クーパー靭帯を痛めて、結果としてバストの垂れや離れ乳の原因になりかねません。
胸を大きくするのに効果的な睡眠方法をご紹介しましょう。
一番重力を受けにくいため仰向けがおすすめです。今までの寝方を変えるのは慣れるまで少し大変ですが、少しずつ仰向けで寝るよう意識を変えてみましょう。
寝る時の手の位置も意外に重要で、腕組みみなどをして寝るとバストを潰してしまう可能性があります。おすすめなのは、万歳をするように両手を上げて寝る姿勢で、バストがぐっと上に引き上げられバストアップが期待できます。
理想の枕の高さは人それぞれですが、目安は約4~5cmで、顔と敷布団が平行になっていればいいそうですよ。
ぐっすり眠れない理由に、バストが気になるという女性も多いようです。そこでおすすめなのがナイトブラ。
仰向きになるのがベストといっても、何もつけない状態で寝てしまうとバストの脂肪は両脇の方に流れてしまいます。ナイトブラは睡眠時の姿勢を考慮してバストを守るために作られており、寝返りをうっても胸が大きく動かないように、上下左右からバストをサポートするホールド力があります。
ナイトブラはしっかりバストを支えるだけではなく、睡眠を邪魔しないように作られていますので、ナイトブラをつけることは睡眠の質を高めてくれます。
睡眠時間は、人生の3分の1に当たるともいわれていますので、睡眠時間もしっかりバストを守りましょう。
まとめ
女性ホルモン、成長ホルモンの分泌をよくするには良質な睡眠が大切です。深い眠りによって脳や体も休息でき、健康的にバストアップができます。
規則正しい生活習慣と、質の高い睡眠でバストアップしましょう!
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |