美バストの基準とは?
美バストの基準とは?理想のバストになる方法をお悩み別で紹介
美バストと言われるバストには、いくつかの条件があります。
ただ大きいだけでは、美バストとは言えませんよね。美バストの基準を6つお伝えしますので、一緒にご自身のバストを確認してみましょう。
鎖骨の間と左右のバストトップの3点を結んだ線が正三角形になることを、ゴールデントライアングルと言います。
この3点が正三角形になっている人は、理想的なバストの形。バストが下垂していると縦に長い三角形に、バストが離れていると横長の三角形になってしまいます。
バストの脂肪のつき方が、バストトップから上が45、バストトップより下が55の割合になっているのがベスト。
上部:下部=45:55だと、バストトップが中心よりやや上になります。
理想的なバストの形は、お椀型。お椀を伏せたような形で丸みがあり、ふっくらとボリュームがあります。
お椀型以外のバストの形には以下のようなものがあります。
お椀型よりもボリュームのあるタイプで、バストの底辺の直径と高さが大体同じくらいのバス
バストが小さい方に多い形。膨らみが小さく、浅いお皿を伏せたようなバストです。
ロケット型とも言われ、バストが前に突き出たような形です。外国の方に多いバストで、乳腺が多く、バストが硬めなのが特徴です。
バストのサイズが大きい人に多い形で、正面から見たときにバストがしずくのように見えます。バスト全体が下に下がっていて、バストトップの位置も低めです。
デコルテからバスト上部にかけてのボリュームが少なく、バストを横から見ると三角形に見えます。バストトップは上向きである場合が多く、バスト全体が下がっている訳ではありません。
ヤギのおっぱいのように、垂れ下がってしまったバスト。デコルテはもちろん、バスト全体にボリュームがなく、しぼんでいるように見えます。バストにハリがないのもヤギ型の特徴です。
バストの輪郭であるバージスラインがはっきりしていることも、美しいバストの条件です。
バージスラインがぼやけていると、バストにボリュームがあっても幼い印象に見えてしまいます。バストの境がくっきりあることで、バストの存在感がぐっと引き立ち、ボディラインがより立体的に見えるのです。
大きさや形だけではなく、バストの質感もとても大切な要素。
ざらつきや肌荒れ、毛穴の目立ちなどがなく、もっちりと吸い付くような潤いのある肌が理想です。シミやイボなどがある場合には、早めに治療しましょう。
バストが硬すぎず、かといって柔らかすぎず、程よいハリがあるのが理想です。
乳腺が多い人は硬くなりやすくカチカチした印象に。乳腺が少なく脂肪が多い人はふにゃふにゃと柔らかいバストになりやすい傾向にあり、下垂しやすいので注意が必要です。バストの硬さは、元々の肌質や、筋肉と脂肪の付きやすさなども影響しています。
自分にベストなバストの大きさの求め方
ボディバランスの黄金比は「バスト:ウエスト:ヒップ=1:0.7:1」と言われています。
この比率は、身長に関わらず変わらない数値。バストが大きければ良いというわけでも、ウエストが細ければ良いというわけでもないのです。
体全体を見たときに、バストの大きさはどれくらいがベストなのか、計算してみましょう。
バストのサイズで悩んでいる方は、バストではなく、ウエストにアプローチしてみるのも一つの方法です。今のバストのサイズから理想のウエストサイズを求めて、ウエストを絞ることでも理想のボディバランスに近づけます。
【お悩み別】理想の美バストになる方法
理想の美バストになるための方法を紹介します。バストのお悩み別にお伝えしますので、当てはまるものがある方は、ぜひ実践してみてください。
バストが左右に離れている
バストが左右に離れている場合、硬く凝った背中や肩の筋肉にバストの脂肪が引っ張られている可能性があります。鎖骨、脇、背中、肩、肋間筋などの凝った筋肉をほぐす習慣をつけましょう。
体が温まっている時の方が筋肉がほぐれやすいので、湯船に浸かりながら行うのがおすすめです。鎖骨と脇にはリンパ節があるので、まずこの2点をほぐしてから、肩と背中を届く範囲で揉んでいきます。
肋間筋は、肋骨の間にある筋肉なので、肋骨の間を指で優しく押しながらほぐしていきます。
日頃からコリを溜めないよう、家事や仕事の休憩時間にストレッチなどを行うようにしましょう。
バストの上部やデコルテにボリュームがない
バスト上部やデコルテ部分にボリュームを出したい場合、「ほぐし」「温め」「ブラでの固定」の3つを行いましょう。
「ほぐし」は筋肉から脂肪を剥がすイメージでデコルテ部分を指でつまんでいきます。
「温め」は、湯船で肩までゆっくり浸かるのがおすすめです。それでも足りない方は、ホットパックを行いましょう。
「ブラでの固定」は、体の形状記憶の性質を活かした方法です。ブラジャーでしっかりバストを持ち上げてバスト上部にボリュームを出すことで、脂肪が定着しやすくなります。ホールド力の高いブラジャーや、必要に応じて補正下着を使うのもおすすめです。
バストが下垂している
バストが下垂している方は、「背中の筋トレ」と「ブラジャーでのホールド」が大切です。
「背中の筋トレ」を行うことで、背中の筋肉がバストを背中から引き上げるワイヤーのような働きをしてくれます。下垂を改善するために大胸筋を鍛えるイメージがありますが、体の前側の筋肉ばかりを鍛えてしまうと猫背になって余計にバストが下がって見えることがありますので注意が必要です。
「ブラジャーでのホールド」は、これ以上バストの下垂を進行させないためにとても重要です。ホールド力が高い脇高のブラジャーを着用しましょう。また、バストが元からある位置ではなく、バストをしっかり持ち上げてデコルテにボリュームが出る位置でブラジャーを着けるのも下垂を食い止めるポイントです。
バージスラインがぼやけている
バージスラインがぼやけている場合、「バージスラインをほぐすこと」と「自分のバージスラインに合ったブラジャーを着けること」が大切です。
バージスラインに親指をあてて、気持ち良いくらいの力で、グッと押しながら小さな円を描いてほぐします。バストの外側から内側にかけて満遍なく行いましょう。
ブラジャーを選ぶ時には、ワイヤーが自分のバージスラインに合っているかを確認します。ワイヤーには、U字とL字の2種類がありますので、より着け心地が良くバージスラインに合うものを選びましょう。
肌が乾燥している
デコルテやバストが乾燥している方は、「毎日の保湿」「水分補給」「こまめな汗の処理」を行いましょう。
肌を乾燥させないために一番重要なのが、「毎日の保湿」です。お風呂上がりには、顔のスキンケアを行うついでにバストまで必ず保湿を行いましょう。バストクリームや、肌に合うオイルなどを使うのがおすすめです。
外からの保湿だけでなく、内側から体を潤すことも肌の乾燥対策になります。1日1.5Lを目安に、水分を摂取しましょう。一度にたくさん飲んでも吸収されずに排出されてしまうので、200mL(コップ1杯分)ずつこまめに飲んでください。
肌を長時間濡らした状態にしてしまうことも、肌を乾燥させてしまう原因。特にバストの下部は発汗量の多い場所で、なおかつブラジャーを着けていることもあり、バスト周りは汗が溜まりやすいのです。
汗をかいた時には、トイレに行くたびに拭き取るようにしましょう。発汗量が多い方は、母乳パッドを活用するのが便利です。母乳パッドをブラジャーに付けておけば汗を吸ってくれるので、パッドを交換することでブラジャー内の蒸れを防げます。
バストにハリがない
バストのハリ不足を感じる方は、「食事」「血流」「睡眠」がポイントです。
バストは私たちが食べたものから作られます。若々しいバストを作るのに欠かせない、たんぱく質、良質な脂質(オメガ3脂肪酸)、ビタミンミネラルを積極的に取り入れましょう。
栄養素やホルモンなどをバストに運んでいる血液も、バストのハリと関係しています。冷えやコリなどによって血流が悪くなっている方は、入浴や軽い運動、マッサージなどを行ってみてください。
バストにハリをもたせるには、ホルモンの分泌を促すのも大切。美バスト作りに欠かせない女性ホルモンや成長ホルモンは、寝ている間に分泌が盛んになります。睡眠の質を高めるために、寝る1時間前からはブルーライトを浴びない、部屋を暗くして寝る、入浴は寝る1時間半〜2時間前までに済ませるなどの工夫ができます。また睡眠不足にならないよう、1日7時間以上の睡眠を確保しましょう。
美バストから遠ざかるNG行為
美バストから遠ざかってしまうNG行為を紹介します。当てはまるものがある方は、今日から改善していきましょう。
ノーブラで過ごす
ノーブラで過ごす時間が長いと、バストを下垂させる原因になります。特に30代以降は、ホルモンバランスの変化でバストが柔らかくなり、より下垂しやすくなりますので、注意しましょう。
常にブラトップ、ノンワイヤーブラで過ごす
ブラトップやノンワイヤーブラをブラジャーの代わりにしている場合も要注意。
ノーブラの時と同じように下垂を招きやすく、バストの輪郭が曖昧になったり、平たいバストになってしまったりする可能性もあります。体調が悪いときやリラックスタイムを除いて、できるだけワイヤー入りのブラジャーを着けるようにしましょう。
ナイトブラを着けないで寝る
ナイトブラを着用せずに寝ると、クーパー靱帯に負担がかかり、バストの下垂や型崩れを招きます。
一晩で20回ほど寝返りを打つので、その度にバストが左右に揺れてしまうのです。バストを揺れから守るためにもナイトブラを着用しましょう。
美バストの条件を知って理想のバストを目指そう!
理想の美バストになる方法を実践することで、少しずつ美バストの基準を満たせるようになってきます。
バストは手間と時間をかけることで、何歳からでも変われるのです。諦めずに、自分のバストを育てていきましょう!
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |