- 運動不足による筋肉量や代謝の低下
- ストレスなどによる自律神経の乱れ
- 喫煙
- 食生活の乱れによるミネラル・ビタミン不足 など
寝方で胸の形が変わりやすい人の特徴は?
(2020.06.15 追記)
柔らかい胸の人は要注意
柔らかくてふっくらと丸みのあるバストは女性の憧れではないでしょうか?ところが、その柔らかさが寝ている間に胸の形を崩してしまう原因になるかもしれないのです。
眠っている間は、誰でも無防備だから対処しようがないと諦めないでください。胸の形を崩さない寝方をすれば、柔らかさをキープしつつ睡眠中のバストアップも夢ではありません。
しっかり眠って、魅力的なふわふわのマシュマロバストになりましょう。
一長一短がある「柔らかい胸」
「ふわふわなバスト」と「ふにゃふにゃのバスト」どちらも柔らかそうですがその違いは分かりますか?
理想的といわれ、バストアップに必要な乳腺と胸の脂肪のバランスが整っている状態です。
脂肪の割合が高く、張りを失っている状態で、30~40代以降によく見られます。それは、若いときには適度にあった皮膚の張りや筋肉が年齢を重ねるにつれ減少し、ホルモンバランスの変化に伴って乳腺が委縮した結果です。
ふわふわなバストの人は、血行が良くバストアップしやすいのですが、形が崩れやすいのが難点です。もう少しバストアップしたいのなら、胸の形を整える対策をせずに単に胸を大きくするだけでは美しいバストになれないことを知っておきましょう。睡眠中も型崩れしやすいので、注意を怠らないようにしてください。
ふにゃふにゃのバストの人は、それに加えて衰えた筋肉と張りを取り戻すための対策も行いましょう。
乳房は主に約10%を占める「乳腺」と約90%を占める「脂肪」で構成されています。脂肪は母乳を作るという重要な役割を担う乳腺を守っているので、乳腺が増えれば脂肪も増え、バストサイズも大きくなるのです。
乳腺と脂肪の割合は人種でも違いがあり、欧米人は乳腺の密度が濃く発達しているので、比較的豊かなバストの人が多いといわれています。それに比べ、日本人は乳腺より皮下脂肪が発達しているので、欧米人より小ぶりですがふっくらと柔らかいバストの人が多いです。
硬めのバストは下垂しにくいというメリットがありますが、弾力や張り以外の理由で胸が硬い場合はバストアップに悪影響を及ぼすので、改善するように努めましょう。
血行が悪いと毛細血管に温かい血液が流れず、血管が収縮して体が冷えてしまいます。脂肪は冷えると硬くなりやすく一度冷えると温まりにくいという性質を持っているので、乳房も冷えると硬くなるというわけです。
肩や肩甲骨、背中の筋肉のコリはふんわりバストの大敵です。それらは胸に直接つながり、バストの柔らかさに影響を与えます。肩が凝りやすい猫背の人も注意しましょう。
乳腺が細い人は脂肪の割合も少ないので胸も硬くなりがちです。乳腺が発達すればボリュームアップも期待できます。
血液の流れが悪いとバストが冷えると同時に、バストアップに必要な栄養素や酸素も届きにくくなり、老廃物もたまりやすくなるので、効果が半減してしまう恐れがあります。
ブラジャーなどによって体を必要以上に締め付けるのもNGです。姿勢が悪くても血液はうまく流れません。軽い運動やマッサージ、生活習慣の見直しを行えば血液の循環は良くなります。
血行不良はバストだけでなく体全体にさまざまな悪影響を及ぼすので、日常生活でのちょっとした心掛けで血行を促進していきましょう。
スマホを使ったり、デスクワークをしたりするとき、背中が丸まったり重心が偏ったりしていませんか?そのまま続けていると首や肩、背中の筋肉が凝り、それによって胸の筋肉が引っ張られてバストが硬くなってしまいます。
マッサージやツボ押しで筋肉のコリをほぐしましょう。お風呂で体を温め、全身の血流を良くしてから行うとなお良いといわれています。
その際、ぐいぐいと力任せに押すと筋肉や皮膚を傷めてしまう恐れがあるので、「痛気持ちいい」程度にしておいてください。また、好みの香りのマッサージオイルなど使うと皮膚の摩擦が軽減され、リラックス効果も期待でき、ストレス解消にも役立ちます。
乳腺の発達に必要不可欠なのは女性ホルモンの分泌促進です。
2種類あるといわれる女性ホルモンと乳腺は以下のような関係です。
- エストロゲン(卵胞ホルモン)の作用で乳腺は増殖します。
- プロゲステロン(黄体ホルモン)の作用で乳腺は発達します。
「プロゲステロン」には子宮内膜が水を含んで柔らかくなるようにさせる働きがあるのですが、乳腺にも同じように働きかけると、乳房は水を溜め込んで膨らんだ状態になります。ですので、女性ホルモンの分泌が妨げられるとバストアップが望めません。
- 偏食
- 睡眠不足
- 運動不足
- 過度のストレス
など、体にとってマイナスになることの多いような日常生活の行動です。心当たりがある場合は、少しずつ変えてみましょう。
3種類の寝方には長所と短所があります
バストアップにとって寝るときの姿勢は非常に重要です。特に、柔らかい胸の人は、寝方によっては胸の形が崩れてしまう危険性があるので気をつけなければなりません。
バストアップに一番良いといわれている寝方は仰向けです!しかし、寝ている間は誰でも無防備なもの。最初は仰向けで寝ても、寝返りを打てば姿勢も変わってしまいます。
そして、横向きやうつぶせのほうが眠りやすいという方にとって、慣れない仰向けで寝ると熟睡できなかったり、腰などが痛くなったりしないとも限りません。それぞれの寝方のメリット・デメリットを理解し、バストに負担をかけないようにするにはどうすれば良いのかを考えてみましょう。
バストアップに向いているといわれる仰向け。バストを圧迫しないので、横向きやうつぶせよりもバストが潰れにくいと考えられているからです。
同じように、顔も圧迫しないので、顔のしわやたるみの予防も期待できます。それから、ほかの寝方に比べて体にゆがみが生じにくく、圧力が分散して肩や腰に対する負荷が軽減するので、血液の循環が良くなるというメリットもあります。
さらに、万歳をするように両手を上げて手を握って眠ると、バストが引き上げられるのでよりバストアップ効果が高まるという説もあるので一度やってみてもいいかもしれません。
ただし、顔が上に向いていると舌が喉に落ちて気道をふさぐので、いびきをかきやすくなります。また、少し反り腰になるので、腰痛がある人にはつらい寝方かもしれません。そんなときは無理をして仰向けにならず、体の負担を減らすように寝具などで調節をしてから横向きに寝ましょう。
呼吸がしやすいので、いびきをかく人や睡眠時無呼吸症候群の人には横向きが向いています。また、横向きになると足を置く場所で腰が楽になる角度を調節できるので、腰痛の人も寝やすくなるでしょう。右側を下にすると心臓にかかる負担を軽くし、左側を下にするとリンパ液の流れを良くするといわれています。
しかし、バストアップの観点からいえば横向きはあまりお勧めできません。下になる側にバストが重力で引っ張られるので、クーパー靭帯が伸びてしまい、離れ乳の原因になる恐れがあるからです。
それから、肩や腰、頬、顎など圧迫される部分に負担がかかり、血流を妨げてコリの原因になったり、しわやたるみを招く原因になったりすることがあります。普通は、寝返りを打つことで長時間の圧迫はなくなりますが、翌朝に体の痛みや疲れを感じるときはスムーズに寝返りができていないのかもしれません。その場合は寝返りしにくい原因も探ってみましょう。
うつぶせで寝ると、胸やお腹が圧迫されて寝苦しいと感じる人もいますが、本能的に安心感が得られるので眠りに入りやすくなる人もいます。
しかし、うつぶせ寝をすると首を左右どちらかにひねることになるので、首への負担が大きくなります。寝違えたり、顎関節症や肩こりの原因になったりするほか、首の近くにある神経が圧迫されて、体に悪影響を及ぼさないとも限りません。
バストも押しつぶされてしまうので、胸の脂肪が背中に流れてしまったり、バストの血流が悪くなったりしてバストアップにマイナスの効果をもたらしかねないので、できればうつぶせで寝ることはやめたほうが良いでしょう。
しかし、どうしてもうつぶせじゃないと寝られないという人は、抱き枕やクッションなどを抱えて片方の肩だけ下につけ、体を斜めにして眠る「半うつぶせ寝」を試してみてください。うつぶせと横向きの中間のような体勢なので、首が曲がらず安心感も得られます。
無意識になる睡眠時こそ気を配りましょう
一般的に、大人は一晩に20~40回、寝返りするといわれています。ノーブラの場合、その寝返りのたびにバストが右へ左へと動き、クーパー靭帯も引っ張られるので、そのままではバスト下垂への道をまっしぐらに進むことになってしまいます。
しかし、寝返りを打たないと体にかかる圧力が集中し、血液の流れが滞ってしまいます。また、寝返りは睡眠中の体温調節を行うという役目もあります。
睡眠中の動きは自分では調整できませんが、バストの揺れを抑えるナイトブラを着ければ安心して眠ることができるでしょう。それから、寝具などが合っていないと寝苦しくて寝返りも多くなるので、睡眠環境を整える対策も行ってください。
ナイトブラで胸の形の崩れをストップ!
睡眠中にバストが受けるダメージを軽減し、胸の形が崩れるのを防ぐナイトブラ。しかし、選び方を間違うと、効果が半減もしくは逆効果になることもあります。
だから、ナイトブラを選ぶときは、自分のバストサイズに合っているか、伸縮性や通気性が良いかなど、しっかり確かめましょう。サイズが合わなくてきつ過ぎると、胸が苦しくて眠れなかったり、ブラが食い込んでお肉がはみ出たりしてしまいます。
逆にゆる過ぎると、ブラがずり上がったり、カップが浮いたりして、きちんと胸を支えることができません。ナイトブラはサイズのバリエーションが少ないので、サイズが分かりにくいときは店員さんに測ってもらうと良いでしょう。
それから、伸縮性が乏しいと体の動きに合わせにくく、通気性が悪いと蒸れてかゆみやあせもの原因になるので、素材のチェックも忘れないようにしてください。自分にフィットしたナイトブラを着けて安眠しましょう。
睡眠環境を整えて質の良い睡眠にしましょう
育乳効果をより高めるために欠かすことのできない、いわゆる「質の良い睡眠」とは体も脳もしっかりと休息できる睡眠のことです。
寝入ってからの3時間が肝心といわれていて、そのときに深く眠ることができれば質の良い睡眠を得ることができます。
- バストアップに関与する女性ホルモンの分泌がアップする
- 細胞の修復
- 疲労回復を行う成長ホルモンの分泌量がアップする
などと考えられています。
寝室の環境は質の良い睡眠へと導く大事な要素です。下記の基準を参考にエアコンでうまく調節しましょう。
- 室温は冬15℃夏25℃が目安
- 湿度は50%程度が理想
また、脳が刺激される光にも用心してください。明る過ぎる部屋の照明やスマホなどのブルーライトは眠りを妨げてしまうからです。
- 寝返りしにくい重い掛布団
- 硬過ぎて体に負担をかける敷布団
- 高過ぎる枕
などは快眠を邪魔するので、保温性・吸湿性・放湿性に優れた寝具を選んでぐっすり眠りましょう。
まとめ
寝る子は育つといいますが、睡眠中にバストも育ちます。自然に胸が形良く育てばいいのですが、油断すると崩れていってしまうので気をゆるめてはいけません。
とはいえ、寝る前から形の崩れを防止する対策を講じていれば、安心して眠ることができます。寝ている間にふんわりとした柔らかさと美しい形を兼ね備えたバストを育みましょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |