一定の周期で胸の大きさが変化する理由とは?
バストの悩みQ&A

一定の周期で胸の大きさが変化する理由とは?

胸の大きさが変化する理由は生理の周期によるものと言われています

胸の大きさがサイズアップしたかのように感じる変化は「生理の周期」が関係しています。というのは、成人女性の乳腺には排卵日以降に増加する黄体ホルモンに反応する受容体があり、刺激を受けることで発達が促され、乳房が水分をため込ます。その結果、胸が大きくなったと感じるというわけです。

個人差はありますが、通常より約20%も大きくなったことを感じているとも言われています。

バストアップのためのマッサージは生理周期に合わせて行いましょう

バストアップのためのマッサージは生理周期に合わせて行いましょう
バストアップを目的としてマッサージを行う場合、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」が増加している「生理後から排卵日までの期間」に行うようにしましょう。

実は、理想的な胸を育むのに効果的だと言われているマッサージには、注意すべきポイントがいくつかあります。そしてマッサージを行うタイミングを誤ると効果が期待できないどころか、身体の不調につながる恐れがあるため注意が必要です。

エストロゲンには血流を促進したり、乳房の脂肪を増やしたりする作用があると言われています。そのため、エストロゲンが増加するタイミングに合わせてマッサージを行うことで、バストアップ効果が高まることが期待できるのです。

ただ生理後の1~2日目のマッサージは出血量が増えたり、子宮内膜が剥がれ落ち排出される活動が阻害されたりする恐れがあることから控える必要があります。バストアップを安全かつ効果的に行うためには、しっかりと自分の生理周期を把握した上でマッサージを行うことが大切です。

また、自分では判断をしづらいという方は育乳の専門サロンを利用してみてもよいかもしれません。専門知識を持ったスタッフが、カウンセリングで個人に合ったアドバイスや育乳マッサージをしてくれるでしょう。

排卵日以降のマッサージは刺激しないように行うことが大切です

排卵日以降のマッサージは刺激しないように行うことが大切です
排卵日以降にマッサージを行う場合は、胸を刺激しない程度の力加減で優しく行うことが大切です。

通常の20%近くも増量すると言われている胸の浮腫みで悩んでいる女性は少なくありません。排卵日以降に増加する「プロゲステロン」の影響により感じる胸の張り感、いわゆる浮腫みには乳頭に痛みを伴うこともあり、人によっては不快に感じることがあります。

また、この張り感は排卵日から生理後まで続くことから、ストレスに感じる女性もいらっしゃいます。そんな時は、血液やリンパの流れが滞った状態にある乳房を優しくマッサージすることで浮腫みを解消するのも一つの方法です。マッサージにより浮腫みが和らぐと、張り感や痛みが緩和することがあります。

しかしながら、排卵日以降の乳腺はデリケートなため、適度な力加減でマッサージする必要があります。基本的にマッサージは生理周期に合わせた適切なマッサージを行うことが大切です。

適切なバストケアを行えるように、普段から胸に詳しい専門家に相談したり、専門のサロンを利用したりなどしてみてもよいでしょう。

生理前特有の不愉快な症状には浮腫み対策が必要です!

生理前特有の不愉快な症状には浮腫み対策が必要です
「張り感」や「痛み」といった胸の浮腫みに伴う不快な症状には日常生活での心がけが必要です。そこで、胸の浮腫みにある程度の効果が期待できる心がけについて見てみましょう。

食生活

トランス脂肪酸が多く含まれている乳製品や牛肉を控え、良質なタンパク質が多い大豆食品や海藻などを摂取するよう心がけます。

生理前のカフェインの摂取

カフェインは体内の水分を調整する役割を持っているカリウムの働きを阻害するため、控えめにするよう心がける必要があります。

浮腫みの症状がある場合の服装

生理前は胸だけでなく身体全体が浮腫みやすい傾向にあります。ゆとりのある服装や、生理前のサイズアップした胸に合うゆったりめのブラジャーに変えることで締め付けないように心がけましょう。

これらの対策には、浮腫みに伴う痛みを軽減したりする効果やホルモンバランスを整えることで浮腫みの症状を軽減する効果が期待できると言われています。しかし、痛みが酷い、しこりがある、胸の表面がボコボコしているなどの症状がある場合は専門医による診察が必要な可能性があります。

生理前のバストアップ感は一見、嬉しい変化と捉えられがちですが、症状が酷い場合は日常生活に支障をきたすことも考えられることから普段からのバストケアが大切です。

まとめ

1.胸の大きさが変化する理由は生理の周期によるものと言われています

胸の大きさが変化する原因には排卵日以降に増加する黄体ホルモンが関係しています。

なぜなら、黄体ホルモンに刺激された乳房が水分をため込むことで大きくなったように感じるのです。
そのため、この胸の変化は生理周期に合わせて起こります。

2.バストアップのためのマッサージは生理周期に合わせて行いましょう

バストアップマッサージを安全かつ効果的に行うためには、生理周期をしっかり把握する必要があます。

なぜなら、生理後に増加するエストロゲンには血流促進や脂肪を蓄える作用があり、マッサージに最適なタイミングと言われているからです。

3.排卵日以降のマッサージは刺激しないように行うことが大切です

胸の浮腫みに関する悩みを抱えている女性は少なくありません。

そんな時はバストマッサージで胸の張り感や痛みを緩和することが可能です。
バストマッサージは適切な力加減が大切ですから、専門知識のあるサロンなどを利用してみてもよいでしょう。

4.生理前特有の不愉快な症状には浮腫み対策が必要です

生理前の浮腫みは、食生活の見直しや浮腫んでいる体型に合った服装に変えるなどの方法で改善されることが期待できます。

とくに浮腫みが痛みを伴う場合は注意が必要です。
普段から生理周期や自分の胸の状態を把握した上で適切なバストケアを行うことが大切です。

 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール