胸の大きさと心臓は関係があるの?
胸の大きさは心臓の位置によって関係があるとされていますが科学的根拠はまだはっきりしていません
胸には生命活動に大切な臓器である心臓があります。その心臓を守るために脂肪が集まって胸が大きくなりやすいと言われているのです。しかし、一方で医学的な根拠に乏しいという指摘もあります。
他にも胸が大きくなるのは乳腺を守るために脂肪が集まるためとも考えられているのです。また、利き腕をよく使うために、筋肉が発達して脂肪が減るために胸の大きさについて左右差が出るという傾向もあります。
どちらにしても、心臓を守るため、もしくは、他の要因があるのではないかと専門家の間でも意見が異なっているのです。
心臓と胸の大きさの因果関係は明確ではありません
胸の大きさや左右差には、心臓の位置が関係していると言われています。これは生命維持に必要な心臓を守るために脂肪が集まるということが理由の1つとして考えられています。
例えば人間の体に体毛が生える箇所は、生命を維持するために必要な部位であることが多いことと似た理由です。そのような理由から、心臓がある胸にも脂肪は集まってくるとも言われているのです。
ただし、心臓を守るだけではなく、乳腺という母乳を作る器官を守るために脂肪が集まるとも考えられています。乳腺も母乳の分泌に大きく関わっている部位ですから重要なのは間違いありません。
注意したい点としては、心臓を守るために胸が大きくなるという話に科学的な根拠はないという声もあるのは無視できないでしょう。
また、胸の大きさに左右差が生じる原因も、心臓が少しだけ左にあるからという話もあります。しかし左右差が生じる原因には、利き腕の方がより使用率が高いためにそちらの方へ筋肉がついて脂肪が減りやすいとも言われているのです。
このように心臓を守るために胸に脂肪が集まる、左右差が生じるという話は、まだはっきりしていないことが多いのです。また、様々な原因が複合的に絡んでいる可能性があるという指摘もあります。
実際のカップ数より小さなブラジャーを使わないようにしましょう
たとえ胸の左右差が心臓に由来するものであっても、位置を変えたり構造を変えたりすることはできません。胸に左右差などがある場合、同じくらいの大きさを目指すための方法はあります。
利き腕ばかりを使うことは胸の大きさで左右差が出る要因の1つと言われているからです。そのため、たまには逆の肩にバッグをかけるということを心がけてみましょう。利き腕の逆を意識して使うことで左右差を生まない予防法の1つとして期待ができるのです。
本来のカップ数より小さなブラジャーを着用すると、胸が締め付けられてしまうのです。胸の締め付けにどんな問題があるのかというと、バストへ行くはずの血行がにぶくなってしまうことが挙げられます。すると血液とともに運ばれるバストを育てる栄養素などが行きわたらなくなり、育乳の妨げになるでしょう。そのため、カップ数より小さなブラジャーを着用するのは胸が大きくならない理由の1つになるのです。
日常からこのような点に注意をすれば、心臓の位置とは関係なく左右差を同程度に近づけることが期待できます。
バストマッサージで乳腺を発達させるのもよいです
バストマッサージで乳腺を刺激するという方法もバストの左右差を埋める効果が期待できるでしょう。
胸を大きくするためには、血液によって栄養を届ける必要があります。ただ、血行が悪ければ栄養が十分に届かない可能性があるほか、リンパ液という老廃物を流す器官にも悪影響が出ると言われているのです。
この血行とリンパの流れは、自然とスムーズになる可能性は低いでしょう。そのため、バストマッサージで血行やリンパにアプローチすることで巡りを良くして、胸に栄養を届けやすくすることできるのです。
また、胸の大きさが同程度だけれども、もっとカップ数を大きくしたいと考える人もいるかもしれません。その場合も、バストマッサージによる効果が期待できます。
胸周辺のバストマッサージは自分でも行うことは可能です。例えば、お風呂に入っている時や入浴後は、血管が拡張して血行が良くなると考えられています。そのタイミングで胸周辺をバストマッサージすることで、血行へのよい影響が期待できるのです。
しかし、よりよい対策を行うなら、バストマッサージの専門店もあるため利用することを検討してみてもよいでしょう。
まとめ
心臓を守るために胸が大きくなると言われていますが、根拠に乏しいという指摘もあります。
利き腕側の胸はよく使うため筋肉が発達し脂肪が減るので左右差が出るとも考えられています。
どちらにせよ心臓と胸の大きさの因果関係は明確ではないと言えるでしょう。
バストに左右差が生まれる要因として心臓を守ろうとするために左側へ脂肪がつきやすいと言われています。
しかし頻繁に使う利き腕側の脂肪が燃焼しやすいためなど、ほかにさまざまな要因が絡んでバストの左右差が生まれるのではないかという指摘もあるのです。
胸を大きくする、左右差を埋めたいのであればさまざまな対策があります。
利き腕とは逆の腕をたくさん使うことや、小さなブラジャーを使わないことが挙げられます。
なぜならブラジャーが小さいと血行不良から栄養が胸に届きづらくなるからです。
バストマッサージは乳腺の発達を促す効果が期待されています。
なぜなら、バストマッサージが血行やリンパによい影響を与えられるからです。
何より一人でもできるほか、より専門的な施術を受けたい場合は、専門店に行くこともよいでしょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |