20代でも胸の形が悪くなることがあるの?
20代でも日常生活に気をつけなければ胸の形が崩れることがあります
20代は女性ホルモンの分泌が盛んで肌のハリがあることもあり、本来は胸の形を維持しやすい年齢といわれています。
ただ胸の形を崩しやすい過ごし方は20代でも胸の形が崩れる場合もあります。
たとえばムリなダイエットで胸がやせてしまうことや、ブカブカに大きいサイズや小さくて胸を潰すようなサイズが合わないブラジャーをつけているなどが挙げられるでしょう。
胸の形が崩れる主な原因はクーパー靭帯といえます
女性の胸の形が崩れる主な原因は、胸を支えているクーパー靭帯という靭帯が伸びてしまうためといわれています。
胸は90%の脂肪と10%の乳腺から作られているのです。
その胸を形成している乳腺や脂肪を皮膚につないでいるのがクーパー靭帯で、美しい胸の形を作るサポート的な役わりをしています。
このクーパー靭帯が伸びると、支える力がなくなった胸は徐々に下に垂れるようになるでしょう。
クーパー靭帯はきれいな胸の形を維持するためにとても大切な役わりをはたしているのですが、一度伸びてしまうともとに戻らないといわれています。
年齢によってハリが失われることや、胸の重さや走った時などに胸が揺れることでも負担がかかりそれが原因で伸びてしまうと考えられているのです。
そのため胸にフィットして下がらないように支えられるブラジャーをつけていないと、重力や胸の揺れで徐々に胸の形が崩れる可能性があるため気をつけましょう。
またムリなダイエットを繰り返すと、脂肪が減るだけではなく主にコラーゲンでできているクーパー靭帯が弱るともいわれているため、注意が必要です。
バストの形にはさまざまな種類があります
胸の形は主に6種類の形に分けられます。
- 一番理想的な形といわれているのが丸みのある「半球型」
- 胸の脂肪が少ない「皿型」
- 乳腺が発達していて胸にハリがある「円錐型」
- お椀を伏せたような「お椀型」
- ダイエットや授乳後などに胸の丸みがなくなってしまった「ピラミッド型」
- 加齢などにより胸の大きさが減り下に下がった状態の「ヤギ型」
などがあります。
この中では「皿形」や「円錐型」が日本人に多いといわれています。どの形の場合でも、肩からおへそまでのライン上にバストトップがかかっていることが理想的とされているため、自分の胸は理想のラインに沿っているかどうかを一度鏡でチェックしてみるといいでしょう。
ピラミッド型は乳腺の発達を促すことで胸の大きさやハリを取り戻すことが可能といわれていますが、クーパー靭帯が伸びてしまった状態のヤギ型はもとに戻すことが難しいでしょう。
理想的な胸の形をキープするためには、下垂が始まる前にしっかりとバストケアを行う習慣を身につけることが大切です。
20代の美しい胸の形を崩さないためには健康的な生活と少しのケアが必要です
20代では特別なケアをしなくても美しい胸の形を保てる場合が多いといえます。
しかし胸の形に影響を与えるような生活を送っていると年齢を重ねる前の早いタイミングで胸の形が崩れる可能性があるのです。
胸の形をいつまでも変わらないように維持するためには、健康的な生活を送りながら少しずつバストケアを取り入れることから始めるといいでしょう。
バストの大きさやハリのある形は女性ホルモンにも関係しています。
20代は女性ホルモンの分泌が多い年代なため、ホルモンバランスを崩すような不規則な生活を送らないように気をつけていれば、それほど問題は生じないでしょう。
まずは適度な運動や栄養バランスのとれた食事をとって胸に必要な栄養を届けることを心がけるとよいです。
加えて胸にぴったりと合ったブラジャーをつけて胸の揺れを防ぎながら形を安定させることが大切になります。
そして胸のハリを維持するために、血流やリンパの流れを良くするための正しい育乳マッサージなどを定期的に行うことでより胸の美しさを長く保てるようになるでしょう。
まとめ
20代の頃は本来胸の形を維持しやすい年齢と考えられています。
ただムリなダイエットをしていたり、胸に合わないサイズのブラジャーをつけていたりするなどの原因から胸の形が崩れる場合もあります。
女性の胸の形が崩れるのは、胸を支えているクーパー靭帯が伸びて胸が下がってしまうためといわれています。
クーパー靭帯は胸の重さなどの負担でも伸びる可能性があるため、下着などにも気をつける必要があるでしょう。
胸の形には主に6種類の形があります。
理想的な形は半球型といわれていますが、ほかにもさら型や円錐型などの形があるのです。
加齢などで胸が下垂したヤギ型になると胸のハリを取り戻すのが難しいため、早めにバストケアの習慣を取り入れるとよいでしょう。
20代できれいな胸の形を維持するためには、適度な運動や栄養のある食事をとるなど、健康的な生活を送ることが大切といえます。
また定期的に正しい育乳マッサージなどを取り入れることで胸の形をより長く維持できるでしょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |