サラシを巻いていると胸の形が悪くなる?
バストの悩みQ&A

サラシを巻いていると胸の形が悪くなる?

サラシの使い方によって胸の形の維持にいい場合とそうでない場合があります

ダイエットための縄跳びやジョギングなどの運動で胸が揺れると胸の脂肪が減って負担がかかるため、胸の形が崩れる場合があります。この時、サラシを巻くことで運動するときなどに胸が揺れないように固定することができるといわれています。

サラシで胸を固定していれば、そのリスクは減るのですが、いつも胸にサラシを巻いていると今度はサラシが原因で胸の形が崩れる可能性もでてきます。

運動をする時はスポーツブラやサラシで胸を守る必要があります

運動時にはサラシやスポーツブラで胸を守る必要があります
ダイエットや健康のためにジョギングや激しいスポーツを行うと、まず胸から痩せてしまう場合があります。

どうして運動をする時は「スポーツブラ」や「サラシ」が必要なの?
通常のブラジャーを付けてジョギングなどを行うと、走りながら胸が揺れることが多いです。胸の組織は、ほとんどが「脂肪」でできているため、柔らかく、運動するときには揺れやすいという特徴があります。
そして、その柔らかい胸を美しい形に保っているのは「クーパー靭帯」という組織です。この「クーパー靭帯」も運動によって胸が揺れると、引っ張られるため大きな負担がかかり、徐々に伸びてしまいます。それが原因で胸が垂れるといわれています。
そのため、胸の形を維持するためには、運動時に「スポーツブラ」や「サラシ」で胸を固定する必要があります。

スポーツブラには胸にフィットして揺れを抑える働きがありますが、サイズの合わないブラを使用している場合や、元々大きな胸だとサポート力が足りないという場合には、どうしても胸が揺れてしまうことがあります。その点では、サラシは衝撃を吸収して胸をサポートする力が強いといわれているため、しっかりと胸を固定したいというときには適しているといえるでしょう。

サラシで胸を固定することで胸がつぶれる可能性もあります

胸を固定することで胸がつぶれる可能性もあります
スポーツをしているときには胸の形が悪くならないように胸を固定する必要がありますが、ずっと胸を固定したままでいた場合でも胸の形が崩れる可能性があります。

どうして胸にサラシを巻いたままだと胸の形が崩れるの?
長時間、胸が締め付けられていると胸を支えるクーパー靭帯への負担が大きくなり、クーパー靭帯が弱まって伸びてしまう場合があるのです。そのため、スポーツ中には役立つサラシですが、スポーツ後にはすぐに外したほうがよいのです。
また、胸を締め付けていると血行が悪くなるというデメリットも生じます。血行が悪くなると胸の皮膚やクーパー靭帯に必要な栄養がしっかりと届かなくなり、胸のハリが失われていきます。そして、形が悪くなる場合がありますので気を付けましょう。

スポーツをしていない時や、胸が揺れない時には、胸を締め付けないようにしながらしっかりと重さを支えることのできるブラジャーを使用することが大切です。

着物を着る時などに大きい胸を小さく見せるためにサラシを巻く場合もありますが、胸を支えながら大きく見えないように演出する「サラシブラ」も販売されているため、そちらを使用するのもおすすめです。

胸の形をキープするためには胸の状態に合わせたケアが大切です

胸の形をキープするためには胸の状態に合わせたケアが大切です

胸の形を崩す原因
  • 揺れ
  • 重さ
  • 締め付けやつぶれ
  • 栄養不足
  • 加齢による皮膚のたるみ など

サラシは、ブラジャーやスポーツブラでは支えにくいような大きい胸でも、しっかりホールドして固定することができるでしょう。胸の揺れを抑えるためにサラシを上手に利用しながら、ほかの原因に対しても適したバストケアを行うことで胸の形を崩れないようにすることに役立つのです。

家でくつろいでいるときでも、胸の重さのために形が崩れてしまわないよう常に胸のサイズにぴったり合ったブラジャーをつけておく必要があるといえます。

また、ダイエットなどで食事を極端に制限すると、胸に栄養が行き渡らなくなり、胸がしぼむ可能性があります。基本的には「バランスのよい食生活」と「適度な運動」で健康によい生活を送ることが大切になります。

しかし、それだけではクーパー靭帯や皮膚などに生じやすい加齢によるたるみを避けることはできないといえます。どうしても生じてしまう加齢によるエイジングを予防するためには、定期的な正しい「育乳マッサージ」を行うことで美しい胸の形を維持することが期待できるでしょう。

まとめ

1.サラシは使い方で胸の形の維持にいい場合とそうでない場合があります

ダイエットのためのジョギングなどの運動時に胸が揺れると、胸の脂肪が減ったり形が崩れたりする場合があります。

サラシで胸を固定することで予防ができますが、長時間の固定は逆効果になることもあるでしょう。

2.運動時にはサラシやスポーツブラで胸を守る必要があります

ジョギングなどを行うときには通常のブラジャーでは胸が揺れてしまい、その揺れから生じる負担で胸が垂れる可能性があります。

スポーツブラやサラシを胸に巻くことで胸の揺れを防いで胸の形を維持することができるといわれています。

3.胸を固定することで胸がつぶれる可能性もあります

胸が動かないように抑えるためにずっとサラシを巻いたままでいることでも、胸の形を崩す恐れがあります。

バストを締め付けていると血行が悪くなり胸がつぶれる原因になるため、スポーツ後には早めにサラシを外すようにするといいでしょう。

4.胸の形をキープするためには胸の状態に合わせたケアが大切です

胸の形を崩す原因には、胸の揺れ・締め付け・栄養不足・加齢などがあります。

バストの形をキープするにはサラシで胸の揺れを防ぎながら、栄養バランスのよい食事を摂る生活や定期的なマッサージなどの正しいケアを行うことがよいです。

 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール