- 前かがみの姿勢
- 睡眠不足
- 偏った食事
産後に胸が垂れて通常のブラが合わなくなる原因とは?
産後に胸が垂れることで以前のブラジャーが合わなくなるのは、妊娠初期から適切なブラジャーを身に着けていなかったせいです
産後、胸が垂れることによって以前のブラジャーが合わなくなるのは、妊娠初期から授乳期が終わるまでの間、適切なブラジャーを身に着けていなかったことが原因と言えます。
妊娠すると、女性の胸は平均して通常の2~3カップ程もボリュームアップし、重量も3~4倍程も重くなると言われています。
そしてこのような劇的な変化を遂げるこの期間は、胸に相当な負担がかかることが考えられます。
たとえば授乳の際に面倒だからという理由から、適切なブラジャーを身に着けなかった際には、胸の組織へのダメージにつながる場合もあるのです。
変化の大きいこの時期は適切なブラジャーで胸の組織を守る必要があると言えるでしょう。
産後に以前のブラジャーが合わなくなるケースを見てみましょう
産後に以前身に着けていたブラジャーが合わなくなった方の中には、妊娠初期からホールド力の弱いブラジャーを身に着けていたという方が少なくありません。そして、その理由には楽なことや授乳の際に面倒だからといったことが挙げられています。
しかし、妊娠2カ月目辺りから徐々にボリュームアップする胸が、通常の2~3カップ程もサイズアップすることを考えれば、その負担は相当なものだということが予想されます。
とくに胸を支えるクーパー靭帯にかかる負担は計り知れません。産後に胸を下垂させないためにも、変化の激しいこの時期はホールド力のある適切なブラジャーで胸の組織を守ることが大切です。
ハリ感のある胸をいつまでもキープできている女性の多くが、適切なブラジャーを身に着ける習慣がついているといった調査結果も出ています。基本的に、胸は微妙なバランスの上で成り立っており、クーパー靭帯をはじめとする胸の組織はとてもデリケートな性質を持っているのです。
そのため、胸が下垂するなどの変化が現れないようにするためには、適切なブラジャーで刺激から守り、負担を軽減することを第一に考えなければならないでしょう。
妊娠が分かったら専用のブラジャーに切り替えましょう
基本的に、妊娠が分かったらマタニティブラに切り替えることが大切です。
マタニティブラとは、出産前の急激な胸の変化に対応できるように作られており、妊娠中の敏感な胸を優しく包み込むように支えてくれます。
なお通常のブラジャーは胸を補正する効果が高く、妊娠中に通常のブラジャーを身に付けた場合、圧迫しすぎる恐れがあるため、控えた方が無難です。
また産後授乳期を終えるまでの間も胸は目まぐるしく変化するため、変化に対応できるマタニティブラを継続して身に着けることをお勧めします。
ただ産後は赤ちゃんに授乳することを考えて、授乳機能が備わった産後ブラを身に着けるとよいでしょう。
妊娠を機に大きくなった胸が徐々にボリュームダウンする授乳期は、胸の弾力性が奪われやすい時期だと言われています。
授乳期を終えた頃に、垂れ下がった胸に焦らずに済むように産後ブラで胸を急激な変化から守りながら、胸のハリ感を維持するケアをあわせて行うことをおすすめします。
保湿とマッサージケアでハリ感のある胸を維持しましょう
妊娠中から授乳期が終わるまでの間は、胸の保湿を心がけるようにしましょう。
というのも保湿することで、胸の皮膚の弾力性や柔軟性をキープしやすくなると言われているからです。
保湿する際は、優しくマッサージするようにするとより効果的です。
また女性ホルモンが減少するのに伴って乳腺が衰退していく産後は、乳腺を刺激しながら女性ホルモンの分泌を促すマッサージを行うとよいでしょう。
マッサージする際に、胸や胸周辺のリンパの流れや血流も促すと、産後に陥りやすいと言われる循環機能の低下も改善する効果が期待できます。
ただ産後は
など、胸の形が崩れてしまう生活習慣を余儀なくされる恐れがあります。
効果的にマッサージを行うためには、
- 質の高い睡眠
- バランスの取れた食事
- 適度な運動
- 正しい姿勢
など、ハリ感のある胸を育む上で望ましい生活習慣に改善することも大切です。
なお妊娠中から授乳期における胸はとても敏感な状態です。
マッサージする際はプロによる施術を受けるなどして、安全なマッサージを行うことをおすすめします。
まとめ
産後、以前身に着けていたブラジャーが合わなくなるのは、胸が垂れるなどで形が変わったことが原因と考えられます。
やはり、サイズや重量の変化が大きい妊娠初期から授乳期が終わる間は、適切なブラジャーで胸の組織を守ることが大切です。
産後に胸を下垂させないためには、ホールド力のある適切なブラジャーでボリュームアップした胸をしっかり支えることが大切です。
なぜなら胸の組織はとてもデリケートなため、外部の刺激から守りながら負担を軽減する必要があるからです。
妊娠中から授乳期を終えるまでの間は、胸の変化に対応できるマタニティブラに切り替えることをお勧めします。
なぜならこの期間の胸はとても敏感なため、補正力の強い通常のブラジャーだと圧迫しすぎる恐れがあるからです。
妊娠中の胸の保湿や産後に行うバストマッサージには、産後の胸が陥りやすいと言われる弾力性の低下を招く体内環境を改善する効果が期待できます。
ただ産後の胸は敏感な状態にあることが考えられるため、マッサージをする際は安全に行うように努めましょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |