- ジョギング
- エアロビ
- バレーボール など
クーパー靱帯が切れる原因とケア方法
(2019.10.17 追記)
クーパー靱帯(じんたい)が切れたり伸びる原因はどこにあるのでしょうか?
一度、切れたり伸びてしまうと元には戻らないといわれていますが…日常生活の中でケアをすることができます!
バストを持ち上げる機能が低下してバストダウンしてしまっても、生活習慣を整えることでバストアップも可能ですので自分にあった方法を探してみてくださいね。
クーパー靱帯ってなに?
しかし、伸びたり切れたりすると「元に戻らない」といわれており、損傷していることも自分では気付けません。切れても痛みがあるということはなく、加齢によりゴムのように弱まって伸びてしまうこともあります。
「最近バストトップが下がってきた…」と感じたら、それはクーパー靱帯が損傷しているかもしれません。バストの形を維持するだけではなく、重いバストを釣り上げているので激しい運動やノーブラでいることなどで伸びやすくなります。
バストは9割が脂肪で、筋肉はありません。このクーパー靱帯がその釣り上げる役割をしているので、伸びない・切れないよう日頃から予防をして美胸を保ちましょう。
クーパー靱帯が切れる原因
クーパー靱帯が切れる、伸びる原因は日常に潜んでいます。刺激に弱く「激しい運動によるバストの上下運動」「ノーブラ」「体に合わない下着」など様々です。
ここからは、クーパー靱帯が切れたり伸びてしまう原因についてご紹介します。
眠る時は下着をつけないという方は「締め付けがいやだから」「暑いから」などいろいろな理由があると思います。また、ブラトップを着ている方や日常着用しているワイヤー入りのブラジャーを着用して寝てる方もいると思います。
バストにとってこれらは本当に眠る時に最適なのでしょうか…?
ワイヤー入りでは横向きになった時に胸に当たって痛いということもありますし、逆に柔らかいブラトップはサポート力がなく、向きを変えた時にバストがはみ出してしまって意味がありません。寝ているだけだから下着は必要ないと思いがちですが、バストは横に流れてしまうものです。
また、寝返りなどの動きでクーパー靱帯が損傷することもありますので、守るためにもノーブラではなく「ナイトブラ」をおすすめします。
健康のために運動をしている方は多いですよね。
走ったり、ジャンプをしたりするとバストが揺れて、強い衝撃がかかります。このようなハードな運動はクーパー靱帯を損傷させることにつながります。
特にジョギングなどは激しくバストが上下運動しますので、クーパー靱帯は重みで伸びやすくなります。「胸が小さいから関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、少しでも膨らみがあれば重力によって下がりますのでクーパー靱帯が損傷します。
今下がらないのはクーパー靱帯が引き上げているからで、伸びてしまったら下がってくるのです。そうならないためにも、運動時はバストに衝撃が加わらないように予防をすることが大切になります。
ましてやノーブラは一番やってはいけないことですので、下着は必ず着用しましょう。
お腹や二の腕がたるむのと同じように、加齢でクーパー靱帯もゆるんできます。
ゴムのように、伸びてしまったら元には戻らずそのままバストは垂れてしまいます。元には戻せないので、これ以上伸びきらないように予防するしかありません。
バストが大きい人ほど、重さがありますのでよりクーパー靱帯は伸びやすくなります。しかし、胸が小さいからといって伸びないわけではなく予防は必要です。
加齢による女性ホルモンの減少からもクーパー靱帯は弱まることがあるそうです。なるべく早めの予防で加齢に負けないバストを作っていきたいですね。
10代の思春期にバストサイズが急に大きくなると、重さでクーパー靱帯が伸びてしまうことがあります。急激なサイズ変化が起こりますので体に合ったブラジャーをつけないと、クーパー靱帯は伸びて元に戻らないなんてことも…
特に10代はバストが一番成長する年代ですからケアがとても大切です。
また、妊娠によるサイズ変化でもクーパー靱帯が伸びる原因になります。妊娠で張ると一時的にバストが2カップぐらいサイズが大きくなります。
しっかりとバストを支えられるようにしたいものですが、妊娠中は何かとデリケートで締め付けのあるブラジャーが辛いことがあります。卒乳後、元のサイズに戻った時はクーパー靱帯はもう伸びていて元には戻りません。
知らない間にクーパー靱帯を傷つけてしまっているため、この時はよりケアが必要になります。
猫背など姿勢が悪い状態が続くと血行不良になり、バストは下垂の道を辿ります。血行不良ではバストに良い栄養を届けにくくなり、結果ハリを失ってどんどんバストダウンしてしまいます。
そのままでは健康に影響も出てしまうかもしれません。姿勢の悪さでバストが下を向くとクーパー靱帯が伸びる原因にもなります。
背中を丸めているとバストの近くの筋肉もどんどん落ちてしまうのです。そして、クーパー靱帯を支えることができなくなり、切れたり、伸びたりする原因となってしまいます。
また、姿勢の悪さはスタイルも悪く見せてしまうこともあります。普段から背筋を伸ばして姿勢を正すことでスタイルアップできますし、バストの大きさに関係なくスタイルが良く見えます。
胸を張って姿勢を良くして、バストを上向きにするよう意識しましょう。
姿勢が悪いことで血行不良になりますが、日常生活の中に血行不良になる習慣が潜んでいます。
「今、着用している下着は体に合っていますか?」
「締め付けがきつく、下着が食い込んでいるようなことはないでしょうか?」
きつい下着の着用を続けていると血行不良の原因となります。貧血になったり、冷え性になったりと良くないことばかりです。体に合った下着を着用するだけで血行不良を直すことも可能です。
また、ストレスをため込むことも良くありません。適度な運動をしてストレスを発散をすれば、姿勢も血行不良も改善されてクーパー靱帯に負担をかけにくくなります。
そして、血行不良を改善するためにはお風呂に入ることは欠かせません。湯船に浸かることで体が温まり血行促進できます。いつもシャワーで済ましている方はぜひお風呂に浸かる習慣に変えてみてください。
クーパー靱帯が切れているかを確認してみる
1本切れたからすぐにバストが下垂するというわけではありません。強い刺激が何度もあるとダメージがたまり、気が付いたらバストが下がっているということになります。
- 日頃からバストをよくチェックしておくこと
- 体に合った下着を着用すること
- ノーブラで過ごさない
- サポート力のないブラジャーを着用しない
バストサイズがいくら小さくても重力で下がりますので、ブラジャーを着用しないでいると、どんどん垂れてしまいます。
眠る時も「ナイトブラ」で守って、バストが潰れたり、脇に流れたりしないようにケアすることも大切です。伸びたり切れたりしたら元に戻らないといわれているクーパー靱帯ですので、現状維持で守っていくことが一番のケア方法です。
激しい運動時にはバストが揺れないようにして、下着の見直し、血行不良にならないようにお風呂に入るなど、生活習慣も変化させてバストをケアしていきましょう。
クーパー靱帯をケアして美しいバストをキープする方法
クーパー靱帯のケアでバストをキレイにキープすることはできるのでしょうか。これ以上伸びたり、切れたりしないようにするためには生活習慣を変えることも重要です。
血行不良を直して、体に合った下着を着用する、鏡でバストをチェックするなどを習慣化して継続することが大切です。加齢により女性ホルモンが減少しますので、クーパー靱帯もどんどん弱まってきます。
年齢に負けない上向きバストを目指してケアしていきましょう。
「締め付けが苦しい」「寝ているだけだから大丈夫」と何もつけずに寝ている方が多いと思いますが、実は寝返りで意外と動いているものです。寝ている時に下着はつけないという方はもうクーパー靱帯が伸びてしまっているかもしれません。
体を起こしている時は重力でバストが下がるので分かりやすいですが、寝ている時にもバストには重力がかかっているのです。横向きで寝ている時は上になった方のバストの重みで潰されたり、仰向けの時はバストが脇に流れてしまいバストダウンの原因になったりもします。
しかし、日頃着用のワイヤー入りブラジャーでは痛かったり、苦しかったりしますので、寝る時は不向きです。また、柔らかいブラトップではサポート力がなさ過ぎてバストが逃げてしまいますので、おすすめはできません。
快適な睡眠を得るためには「ナイトブラ」の着用をおすすめします。
スポーツ時はどのような下着を着用していますか?
走ることやジャンプなどでは、とてもバストが揺れてしまいます。ハードな運動はクーパー靱帯を損傷させてしまいますので、守らなければいけません。
伸びたり、切れたりしやすくなりますので、運動時はしっかりバストを押さえる下着が必要です。スポーツブラでしっかりとホールドして揺れを軽減しましょう。
ジョギングでバストが小さくなる。といわれていますが、これはクーパー靱帯が伸びたり、切れたりすることで下垂してバストダウンにつながっているのです。
そうならないために、運動時にはしっかり胸を守りましょう。今はスポーツブラもいろいろな種類があり、サポート力も選べます。
購入する際にどのような運動をするのか、体に合ったものはどれか考えながら選んでみてください。
クーパー靱帯を助ける筋肉を鍛える
もうクーパー靱帯は伸びたり切れたりしているから、何もできない。そう諦める前にできることがありますよ!
元に戻らないといわれているので、クーパー靱帯をどうにかすることはできませんが、バストが下垂しないようにすることはできます。それは筋肉を鍛えることです!
バストを支えている大胸筋と小胸筋を鍛えることでクーパー靱帯を助けることが可能です。そのためには筋トレをすることが一番効果的。
ジムに通い、ベンチプレスなどで鍛えることもできます。また、ジムに定期的に通うことが難しいのであれば、自宅で筋トレをすることでも十分効果が得られますよ。
テレビを見ながらでもできますので、継続しやすい方法で筋トレしてみてください。腕立て伏せやダンベルを使用した運動ならば取り入れやすいので、自分に合った方法を見つけて続けてみましょう。
バストアップに欠かせない筋トレですが「大胸筋」と「小胸筋」がバストの土台になる筋肉です。大胸筋はよく耳にすると思いますが、小胸筋はご存じでしょうか?
小胸筋はバストアップのためには鍛えるべき筋肉です。「膝を付けた腕立て伏せ」は手軽にできて、腕立て伏せが苦手な方にも取り組みやすい筋トレです。
これならば自宅で簡単にできますよね!最初は少ない回数で、慣れてきたら回数を増やしていきましょう。
また、小胸筋を鍛えると「肩こり予防」にもなります。肩こりは血行不良によってなりやすくなります。
ストレッチやエクササイズなども取り入れながら体をほぐしてみてください。
バストアップといえば大胸筋を鍛えるのが効果的といわれていますが、サイズアップという目的で取り組んでも、胸そのものが大きくなるわけではないのです。
脂肪を燃焼させすぎるとバストが小さくなってしまうことも。鍛えすぎて大胸筋以外の筋肉がムキムキになってしまうこともあります。
目的の場所にアプローチできるよう意識して行いましょう。自宅で行うのであれば合掌ポーズや腕立て伏せなどを取り入れてみてください。
サイズの合っていないブラなど血行不良の原因をやめる
サイズが合わないブラジャーではバストアップになりません。クーパー靱帯を損傷させることにもなりますし、血行不良にもなります。
締め付けがきつすぎると体調不良を起こすこともあります。また、小さいから何でもいいと肩紐がゆるかったり、サポート力がないブラジャーであったりするとよりサイズダウンしてしまいます。
そうならないためにも、サイズの見直しをして体に合ったブラジャーを着用するように心がけてください。体に合ったサイズが分からない時はお店に行って、フィッティングしてもらうことをおすすめします。
同じサイズでもメーカーが違うとカップの大きさなどに違いがあるので、必ず測ってもらいましょう。
まとめ
日常生活でクーパー靱帯が伸びないように予防することができますので、意識しながらバストアップを頑張ってみましょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |