- ハリや弾力がある
- トップの位置が正三角形になっている
- 乳首も若干上を向いている
自分の胸が垂れているか知りたい!基準はどこにあるの?
(2020.02.14 追記)
お風呂上がりなどに自分の体を鏡で見たとき、バストのハリや弾力、トップの位置が変化していると感じたことはありませんか?
女性にとって胸の下垂は避けたいものですよね。胸はどこからが「垂れている」ということになるのでしょうか…?基準はあるのでしょうか?
自分の大切な胸が今どんな状況なのか、知っておくことが垂れを防ぐ大切なポイントです!今回は、バストの垂れの基準と下垂を防ぐ習慣についてご紹介しましょう。
美しく見えるバストってどんな感じ?
ツンと上を向いていてボリュームのあるバストは、女性のだれもが憧れると思います。きれいだと感じるのはそれぞれの価値観ではありますが、どんなものにも一定の基準は存在します。
バストがきれいに見える、そのバランスの取れた位置は「ゴールデンポイント」と呼ばれます。
このゴールデンポイントの位置にトップバストがあれば、垂れていないバランスの取れたバストなのです。
垂れた胸の基準てあるの?
自分のバストが現状垂れているかどうか確認をしましょう。そしてすぐに対策を始めれば、美しい胸を取り戻せる可能性があります。
先ほど紹介したゴールデンポイントの位置を自分でも鏡を見て確認してみましょう。チェックの仕方は以下になります。
- チェックするときはブラジャーをはずして上半身裸になり、鏡にまっすぐ向きましょう。
- 鎖骨の中心、左右のバストトップの3点を結んで三角形をイメージしてください。
あなたはどんな三角形になりましたか?(きれいな正三角形であれば問題ありません。)
鎖骨とバストをつなぐ辺が長い、縦長の二等辺三角形になります。鎖骨から左右のバストトップに伸びている2つの辺が長ければ長いほど、胸の垂れ具合が進行しているといえます。
左右のバストトップの辺が長い(底辺が長い)、二等辺三角形になります。
胸が離れているのも、胸の位置が下がっている、垂れてきていることが原因です。
正面からでは分かりにくいという方は、横から確認する方法もあります。チェックの仕方は以下になります。
- まずは肩から肘の関節までの長さを測りましょう。
- 次に、肩からバストトップまでの長さを測ります。
肩から肘までがちょうど1/2程度の長さにバストトップがあるならば理想的な位置です。もしも、理想的な位置よりやや下にバストトップがあるなら、垂れている可能性があります。
自分の胸について知りましょう
胸は、サイズが大きければ垂れやすいと考えられがちですが、サイズだけではなく胸の形も影響しています。胸の形は、大きく分けると5つのタイプがあります。
それぞれの見た目の特徴と、垂れる傾向をご紹介します。
横から見るとお椀を胸にのせたようなきれいな半球型で、丸みが美しく理想的なタイプ。ツンと上向いたバストは、乳腺・脂肪のバランス共によい状態ですので、きちんとお手入れをして美しさを維持するようにしましょう。
バストトップが上に突き出したような形で、日本人よりも欧米人に多いタイプです。ハリが強く、横を向いても垂れにくいといわれています。
ボリューム感があり、トップとアンダーの高低差が大きいのが特徴です。ハリが少なく、重みでクーパー靭帯が伸びやすいので、バストマッサージとブラジャーで少しでも垂れないように守ることが必要です。
皿形は、トップとアンダーの差はあまりなく、ボリュームがない胸です。胸の脂肪自体が少ないので、このタイプは垂れにくいといえるでしょう。
バストを横から見たときにバストトップが上向きで、バスト全体の形が三角形に見えます。日本人に多いタイプです。
ツンと上を向いた形はきれいですから、維持できるようにマッサージやブラジャーで素敵なラインを守りたいですね。
思い当たることがあれば要注意
今のバストの状態を判断できるポイントが8つあります。当てはまるものがあれば、胸が垂れ始めているサインかもしれません…!
あなたのバストの状態はいかがでしたか?
このチェックポイント実は、下へ行けば行くほど(ポイントの数字が大きくなるほど)胸が垂れ始めている危険度が大きいのです。気になるサインがあったなら、今すぐバストアップの対策を始めましょう。
胸が垂れていくステップ
バストはいきなり垂れてしまうのではなく、段階を踏んで垂れていきます。
正常できれいなバストの状態をSTEP1とします。
バージスラインと呼ばれる「胸とお腹の境界線」が、胸の下にきれいな半円を描いてくっきりと入っていて、バストにハリや弾力があります。
自覚がない場合が多いのですが、対策を始めた方がいい段階です。
- バストトップの位置より乳首が下を向いてる
- 初期の垂れが始まっている
ゴールデンポイントの三角形がやや二等辺三角形になってきます。
30代に多く、まだハリもありバージスラインもしっかりしているので垂れていないように思えます。
胸の垂れに自覚が出てきます。
- デコルテのボリュームも落ちている
- バストの下部がたわんでいる
- バージスラインあたりに指を入れたときに挟まってくる
- バストのハリがなくなり始めている
40代に多いですが、次の段階への進みがどんどん早くなりますので、デコルテがさみしくなったら大至急ケアを始めるとよいでしょう。
- 乳首が外に向き横に流れている
- 垂れている自覚がはっきりと生まれる
- 脂肪がかなり柔らかくなっている
- 二等辺三角形になっている
ここまで来てしまうと、ハリは完全になくなりバージスラインもなくなってしまいます。
バストは、脂肪・筋肉・乳腺・クーパー靭帯で構成されていますが、クーパー靭帯は完全に伸びてしまっている状態だと元に戻すのは難しくなります。
個人差はありますが、50代~60代の方に多いステップです。あきらめないで、少しでも美しく見せる対策を始めましょう。
年齢別エイジングケア方法
バストには年齢による変化があります。女性の胸は10代から徐々に膨らみ始め、20代の半ばまでに成長して完成します。
この頃のバストは以下のような特徴があり、とても理想的なバストです。
- 全体的に丸みがある
- 上を向いていてツンとしている
- ハリがある
しかし、20代後半からバストの形は少しずつ変化し始めます。早い方だと垂れていることもあります。年齢に合わせた対策で、バストのアンチエイジングをしましょう!
20代後半から30代のバストは、全体的に丸みがあって、まだまだハリもあります。理想的なバストを維持するために以下の項目に気を付けましょう。
- 体形に合ったブラジャーを選ぶ
- 生活習慣
- 食事
30代後半~40代前半のバストの特徴は以下になります。
- デコルテラインがさみしく感じ始める
- バストの上部分に続いて下部分もたわみ、バストトップも下向きになる
- 胸の垂れが自分でも分かるようになる
40代になって急に自覚し始めるのは、30代で胸が垂れ始めたことに自覚がなかったことが問題です。本当は、30代頃から垂れを防ぐ下着を選んでおきたかったところです。
まだ間に合いますので、バストアップ強化のために生活習慣を改善しつつ、垂れの進行を防ぐ下着を選びましょう。
40代後半から50代のバストの特徴は以下になります。
- 位置がさらに下がる
- バスト自体が外向きに流れやすくなる
この段階でも、あきらめるのは早いですよ!元の状態に戻すことは難しいですが、胸の垂れを加速させないようキープができます。柔らかくなったバストがカップから逃げないよう、バストがパッドに収まるようなブラジャーを選ぶようにしましょう。
原因がわかれば対処もできるの?原因別処方箋
胸が垂れてくる原因は加齢だけではありません。その他にも以下のような原因があります。
- 無理なダイエットによる栄養不足
- 筋肉の衰えによる姿勢の悪さ
- 出産などの環境の変化
- 楽なブラジャーをつけている
- ノーブラでいる
- 過度な運動によるクーパー靭帯の損傷
この中で日ごろから気を付けたいのが「食生活」「姿勢」です。それから、胸を支えている「クーパー靭帯」を守るためにサイズに合ったブラジャーをつけましょう。
これらは、少しずつの心がけで改善することができます。
食生活については、最近ダイエットのやりすぎによる「栄養不足」が叫ばれています。
必要な栄養を心に留めながら、下記を中心にバランスのよい食事を取るとよいでしょう。
- 豆類
- 豆腐
- 納豆
- 味噌
- ブロッコリー
- アボガド
- バナナ
- 脂質の少ない鶏肉
- 赤みの牛肉
- カツオ
- サバ
- 鮭
- 乳製品
- たまご
- キャベツ
- はちみつ
- ナッツ
- ぶどう
- りんご
猫背についても、スマホの悪影響が問題になっていますので特に改善しましょう。筋力が衰えると、胸を支えている筋肉も弱まってきます。
胸には大胸筋と小胸筋という2つの筋肉があり、土台部分と胸を引き上げる役割を担っています。そして、その反対側でバランスを取っている広背筋、背中の筋肉が衰えると、肩が丸まり猫背になってきます。
ストレッチをしたり、意識して姿勢を正したりすることが大切です。姿勢が悪いと、胸が垂れるだけではなくスタイルが悪くも見えますから、気をつけましょう。
ナイトブラのおすすめ
ブラジャーはバストの形崩れを防ぐ役割があります。そして、サイズやデザインだけではなく体形を維持するためにつけるブラジャーを選ぶことが大切です。
胸の垂れの進行を防ぐには「ナイトブラ」がおすすめです。
バストは主に「乳腺」「脂肪」「クーパー靭帯」からできています。胸の形を美しく保っているのが、乳腺と脂肪を支えているクーパー靭帯です。
クーパー靭帯が伸びたり損傷したりすると元には戻らないため、そもそもクーパー靭帯を傷つけないためにブラジャーをつけるのです。
就寝時のノーブラ状態は、バストを支える力がなくなるのでクーパー靭帯が伸びやすくなっています。ノーブラで寝るのは、バストの「形崩れ」の原因となり「垂れ乳」を早めてしまうのです。
締め付けも楽なナイトブラをつけ、正しい位置にバストを保ってたっぷり睡眠を取って、大事なバストを守りましょう。プロのモデルさんは、ナイトブラの愛用者も多いそうです。
この機会に試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
生活習慣のなかでも特に重要なポイントは、睡眠です。夜10時~深夜2時の睡眠は、健康や美肌だけではなく、胸の垂れにも影響を与えます。
特にその時間に眠れば、成長ホルモンをはじめ、体を動かすために必要な各種のホルモンがバランスよく分泌されるようになり、胸や肌にまでよい影響を与えてくれます。
体や心に負担のないよう、少しずつできることから始めて、健康と美肌と美しいバストを手に入れましょう。毎日、できることを少しずつ続けていくことが、数年後も美しいバストでいる秘訣です。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |