バストにニキビができる原因は?
バストにニキビができてしまうのは皮脂やアクネ菌が原因と考えられます
バストにもニキビはできるのですが、主な原因として、皮脂とアクネ菌が考えられます。皮脂が過剰に分泌されると、それを餌にするアクネ菌が増殖してしまうのです。
このアクネ菌が炎症を起こし、ニキビにつながると言われています。そのためバストのニキビを予防したいなら、アクネ菌が増殖しない環境を作ることが大事なのです。
バストにできるニキビは皮脂が原因の1つです
ニキビ自体あることは美しいバストを目指す人にとっては、避けたいところでしょう。
しかしバストにもニキビができてしまいます。とくにバストの中央は皮脂腺が多く集まっているためできやすいです。
ニキビが作られるのは、毛穴に皮脂が溜まり、出口部分で炎症が生じているためと考えられています。肌は新しい皮膚と古い皮膚が入れ替わるターンオーバーが行われています。
そのため毛穴に皮脂がたまったとしても、自然に排出されるのですが、ターンオーバーが乱れることで、毛穴の角質が厚くなるのです。
毛穴の出口が塞がってしまうので、皮脂が詰まります。そうすると皮脂を餌にするアクネ菌が増えることにつながるのです。
このアクネ菌はニキビの元になる炎症を引き起こすことが考えられます。さらに皮脂の過剰分泌も、毛穴を塞ぐことにつながるのです。
とくに10代ではニキビなどと縁がなかったのに、大人になってニキビが多くなった場合、この皮脂の過剰分泌が原因として考えられます。またニキビは自然治癒するものもありますが、中には跡を残すものもあります。
アクネ菌が増殖しない環境を作りましょう
バストのニキビの対策を考えるなら、アクネ菌が増殖しない肌環境を作るとよいです。アクネ菌を増殖させないためには、餌となる皮脂が増加しないような対策が必要でしょう。
そのためには、ストレスや規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。連日夜更かしをして睡眠時間が少ない状態になることや、脂質や糖分がたっぷり含まれているような食べ物を食べることも避けた方がよいでしょう。
このような習慣は、ターンオーバーの乱れや皮脂の過剰分泌につながると言われているからです。また通気性の悪い化学繊維が使われている下着や洋服を着用することにも気をつけましょう。
汗などの吸収力が弱く、皮脂の汚れも取れづらいため、皮膚への刺激が強くなり、バストのニキビにつながることも考えられるのです。他にもボディーソープやシャンプーなど、肌に合わないものを使用していると、角質層が厚くなり、ニキビにつながると言われています。
体を洗う時、バスト部分を強くこすりすぎてしまうのも刺激になるため注意が必要です。これらの点を見直して、バストにできるニキビの対策をしていきましょう。
ニキビではなく「マラセチア毛包炎」であることも視野に入れましょう
バストのニキビの予防に注意しつつ、直接的なケアをしておきましょう。たとえばニキビ用の化粧品などを使用し、保湿ケアをするのも対策となります。
また肌が乾燥してしまうことで外部からの刺激を防ぐため、皮脂の分泌量が増加するという話もあります。他にも、汗をたくさんかくような季節は、タオルを使ってこまめに拭き取るようにしましょう。
乾いたタオルよりも水などで濡らして拭くと、ニキビの原因となる菌の除去にもつながるのです。まずは肌を清潔に保つことを意識しましょう。
バストに現れるできものは、ニキビの他に「マラセチア毛包炎」である可能性もあります。ニキビの原因がアクネ菌であるのに対し、マラセチア毛包炎はマラセチア菌によって引き起こされるのです。
マラセチア菌は湿気と皮脂を好むため、汗を多くかくとできやすく、そういった点はニキビと似通っています。ニキビと異なり、マラセチア毛包炎は皮膚科の専用治療薬の使用が有効と言われています。
もしできものが現れて長期間治らないという場合は、マラセチア毛包炎を疑った方がよいかもしれません。思い当たる節のある方は、専門の医療機関を受診するようおすすめします。
まとめ
バストに限らず、ニキビの原因は皮脂やアクネ菌と考えられます。
皮脂の分泌が増えると、それを餌にするアクネ菌が増えて、炎症を起こし、ニキビが生じるのです。
そのため皮脂とアクネ菌が増える肌環境にならないように注意しましょう。
バストにニキビができる主な原因は皮脂やアクネ菌と考えられています。
毛穴に皮脂が溜まることで、ニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖して炎症を起こし、それがニキビとなります。
アクネ菌を増やさない環境作りが対策として期待できます。
そのためにはターンオーバーが乱れない生活を心がけ、ストレス対策をするとよいです。
下着や洋服も通気性のよいものにし、いつも肌を清潔な状態にすることなどを心がけましょう。
他にも肌を清潔に保つため、汗をこまめに拭くことも大切です。
しかしニキビに似た見た目のマラセチア毛包炎という病気も存在します。
長期間できものが治らない場合は、専門の医療機関を受診してみることを検討しましょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |