バストの悩みQ&A

バストの下垂の原因

女性が抱えるバストの悩みのひとつに、「バストの下垂」があります。
あまり話題にはなりませんが、気になっている人も多いのではないでしょうか。

バストが下垂する原因のひとつに加齢が思い浮かびます。
年齢が上がってくると、下垂するのは仕方ないことなのでしょうか?対策はあるのでしょうか?

より綺麗なボディーになるために「ダイエット」をしようと考えている人に、ダイエットをし始めると胸瘦せするのではないかという不安を抱くる人も少なくありません。
ダイエットしても胸が瘦せるということも、やり方次第で防ぐことができます。

今回はそんなよくあるバストの悩みにフォーカスして、美バストをキープする方法や、ナイトブラの活用などをご紹介していきます

バストが下垂する原因

バスト下垂の心配

1.女性ホルモンの減少

年齢が上がるにつれてエストロゲンは乳腺を発達させてバストのハリを保つ働きをします。
その女性ホルモンが減少して、胸のハリを失って柔らかくなっていくことがバストの下垂に繋がります。

2.「クーパー靭帯」が伸びてしまう

バストは乳腺とそれを保護する脂肪と土台の大胸筋と胸のハリを支える「クーパー靭帯」でできています。
バストの重みと揺れなどの外部からの刺激で、そのバストを支える「クーパー靱帯」に運動や普段の生活の揺れストレスが加齢によって蓄積されれば、伸びたり切れてしまって下垂の原因となります。

3.生活習慣の影響

胸の下垂の複合的な原因に、バストのサポートが弱いいわゆる「ラクブラ」と言われる、カップ付のキャミソールや、フィットネスやヨガの時などつける「ラクブラ」の着用があります。
支えられなければ揺れが「クーパー靭帯」を痛めたり、バストの9割を占める脂肪の形を変え、型崩れに繋がってしまうのです。

4.普段の姿勢による大胸筋の衰え

実は、胸の土台である大胸筋が弱ってしまうことも、バストの下垂に繋がる原因です。大胸筋はトレーニングをしなくても、ふだんの姿勢で筋力低下を防げるのです。ということは、逆に言えば猫背や背中を丸めた悪い姿勢が続くと筋力が徐々に弱ってしまうのです。パソコンやスマートフォンの長時間の使用が習慣になっている現代では、筋力維持という面からみると、かなり悪い環境といえます。悪い姿勢が習慣となってしまえば、バストの重力にも影響して、バスト下垂だけでなくボリューム感を損なう可能性があります。

何歳くらいから?加齢で下垂するの?

バスト下垂
それでは、実際には何歳からバストの下垂は始まるのでしょうか?

女性の体は、思春期から胸が膨らみ始め、体つきも丸みを帯びて、大人の身体にと変化していきます。
そして一般的には、24~26歳ごろに大人の女性の体が完成すると言われています。その頃から女性ホルモンは出ていても勢いが減少してくるため、24~26歳を過ぎたあたりからバストは下垂する傾向にあるでしょう。丸い形の胸も、30代で上胸のボリュームが落ちてきます。
 
加齢によるホルモン分泌の影響や、「クーパー靭帯」へのストレスの蓄積という影響があるということは、その要因を極力減らすことで、ハリのあるバストをより長く保っていけるということでもあります。
その1つには、女性ホルモンが乱れない生活をすることです。
具体的には<睡眠不足><栄養の偏った食生活><ストレスの軽減>などに気をつけて生活を工夫していくことが大切です。

ダイエットで瘦せても美バストをキープ!
下垂を防ぐためにナイトブラを!

ブラを付ける女性
ダイエットで胸が瘦せてしまうのは、なぜでしょうか? その理由と対策をご紹介します。

運動によって脂肪が燃焼する

運動すると脂肪が燃焼しますが、胸の9割が脂肪でできているので、胸の脂肪も自然と落ちてしまうのです。そうなるとバストのサイズが小さくなっていきます。

運動による揺れがクーパー靭帯に影響を与える

運動して胸が揺れることで、クーパー靭帯に負担がかかり、その蓄積でハリを保っていてくれるクーパー靭帯傷つけるたり、切ってしまったりしてしまうのです。

過剰な食事制限からの栄養不足

痩せる為にと食事制限をすると、筋肉の量も落ちてしまいます。食事から栄養が不足すれば、ホルモンバランスが乱れて痩せることに繋がってしまうということも言われています。

ダイエットしても美バストをキープするには
1.姿勢をよくする。

姿勢はバストの形にとても影響が大きいと言われています。猫背で肩が内側に入るとバストの位置は下がります。背中は丸くなると緊張した状態で硬くなってしまい動きにくい状態になります。すると、疲れがたまって代謝もよくなくなります。

よい姿勢とは、緊張した姿勢ではなく、体の力は抜いた状態で姿勢を正すことを意識して骨盤を立てます。深い呼吸ができるかどうかをめやすにします。力んで姿勢を正すと、反り腰になったり、肩に力が入ったりして、腰痛や肩こりといった疲労の原因になるのでリラックスできることが大切です。

2.適度な運動で筋力をつける。

食事を制限するだけのダイエットは、どうしても筋力の低下が起こります。バストを維持する大胸筋を鍛えればバストの土台ができ、バストの下垂を防ぐと言われています。同時にバストアップも期待できそうです。

3.寝返りの度にかかる負担を減らすナイトブラをつける

ナイトブラに比べて、普通のブラジャーはホールド力やバストメイク力が強いので、睡眠中に体の圧力が強くかかってしまい、睡眠への影響や血流が悪くなること、そしてバストの成長の妨げになるなど、体への負担が大きくなってしまいます。

ナイトブラなら、体への負担がないように作られていて、寝返りの時の揺れでハリを保つための「クーパー靭帯」が傷つくのを防いでくれます。ただし、ナイトブラでも、きつめの物を選んでしまないよう正しいサイズを選ぶことが大事です。睡眠中にバストが流れて、型崩れの原因となるのを防ぐためにも自分にピッタリのサイズを選びましょう。

ナイトブラは基本的に下からはくように付けます。その方がバストをきちんと支えられ納まりやすく効果的です。

まとめ

1.バストが下垂する原因とは
2.加齢によって下垂するのは何歳くらいから?
3.ダイエットや加齢に負けない!ナイトブラを活用!

いかがでしたでしょうか? 加齢により始まるバストの下垂ですが、生活習慣に気を付けたり、ナイトブラを活用することで防ぐことができます。
ぜひ正しい知識で美しいバストをキープしましょう!

 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール