- 夕方から徐々に部屋の明かりを落としてオレンジ色の電気を点ける
- 夕飯は寝る3時間前までに済ませる
- お風呂は寝る1時間半〜2時間前に入る
- 寝る1時間前からはブルーライトを浴びない
- 寝る前にリラックスタイムを作る
- 寝る部屋は真っ暗にして寝る
なぜバストは流れてしまうのか?戻しかたを解説!
バストが流れてしまうのはなぜ?原因と戻し方を解説
バストの横流れや下垂のお悩みは、年齢とともに増えていくもの。
バストが流れてしまう原因を知っておくことで、適切な予防法がわかります。
すでに流れてしまった人のために、流れたバストの戻し方についても解説しますので、ぜひ実践してみてください。
バストが流れる原因
バストが流れる大きな原因は、クーパー靭帯の伸びと、皮膚の伸びの2つです。
それぞれについて詳しく解説しますので、バストが流れるメカニズムを知っておきましょう。
クーパー靭帯の伸びや断裂
クーパー靭帯は、バスト内に網目状に張り巡らされた靭帯のこと。
大胸筋や皮膚、乳腺などと繋がってバストを支える役割をしています。
コラーゲン繊維でできた結合組織なので、バストの重さで伸びたり切れたりしやすいのが特徴です。
一度伸びたり切れたりすると、元の状態には戻らないので、いかに伸びや断裂を予防するかが大切。
体の他の部位の靭帯と違って痛みを感じないため、気付かないうちにクーパー靭帯が傷ついている可能性があるのです。
クーパー靭帯が伸びたり切れたりするのは、加齢による結合組織の緩みや、日々の習慣などによります。
皮膚の伸び
バストが垂れる原因は、クーパー靭帯だけでなく、皮膚の伸びも大きく関わっています。
たとえクーパー靭帯が伸びたり断裂したりしていても、皮膚に伸びがなければバストの形をキープすることも可能です。
皮膚は、バストを一番外側から支える最後の砦とも言えるでしょう。
皮膚を伸ばさないためには、肌を潤いのある状態に保つことと、バストの重さをブラジャーで支えることが重要です。
バストの流れにつながる習慣
クーパー靭帯を傷つけたり、皮膚を伸ばしたりしてバストの流れにつながる習慣を7つ紹介します。
当てはまる項目があった場合には、バストの流れを進行させないために今日から習慣を改めましょう。
ワイヤー入りブラジャーを着けていない
ノーブラで過ごす時間が多かったり、ノンワイヤーブラやカップ付きキャミソールなどを日常的に使っていたりすると、クーパー靭帯やバストの皮膚が伸びやすくなります。
バストの重さは、Cカップ両胸でりんご2つ分、Fカップ両胸で500mLペットボトル2つ分ほどにもなります。
バストの9割は脂肪でできているため、バストは重力をもろに受けている状態。
ワイヤー入りのブラジャーでないと、重さを支えることができず、バストが流れてしまうのです。
ナイトブラを着けていない
寝ている間は、寝返りによってバストが左右に振られ、クーパー靭帯や皮膚の伸びに繋がります。
仰向けで寝ている時にも、バストが左右に流れてしまうので、ナイトブラを着けてバストを正しい位置に留めておくことが大切です。
偏った食事
偏った食事を摂ることで、本来バストに必要な栄養素が届かず、エイジングが早まります。
強いクーパー靭帯や健やかな皮膚を保つためには、食事からの適切な栄養摂取が必要不可欠。
たんぱく質やビタミンミネラルが不足し、糖質を食べる量が多い方は、食事の見直しが必要です。
体のコリ
体が凝っていると、硬くなった筋肉に引っ張られてバストが流れやすくなります。
特に背中や脇の筋肉のコリは、バストの横流れに繋がります。
また、デコルテなどバスト周りの筋肉が固まっていると、リンパの巡りが滞って栄養素や老廃物の運搬がスムーズに行われず、バストがエイジングしやすくなります。
授乳の際に赤ちゃんにバストを引っ張らせている
産後の授乳期は、バストの形が最も変わりやすい時期。
授乳の際に赤ちゃんにバストを引っ張らせてしまうと、クーパー靭帯やバストの皮膚に大きな負担がかかります。
赤ちゃんの口とバストトップが同じ高さになるよう、授乳クッションなどで調節しながら授乳しましょう。
また、授乳の量や時間に左右差があると、卒乳後のバストの左右差につながることもあるので、左右平等にあげることも心がけてみてください。
加齢によるホルモンの変化
加齢による女性ホルモンの減少によって、バストはより柔らかくなり、クーパー靭帯が緩みやすくなります。
肌のハリも低下してくるので、歳とともに皮膚もたるみやすい状態に。
更年期が近づいている方は、食事の見直しを行った上で、補助として漢方やサプリメントを活用するのも一つの方法です。
バストの揺れ
激しい運動によってバストを揺らしてしまうと、クーパー靭帯や皮膚を伸ばす原因になります。
運動をすること自体は良いことですが、ジャンプやランニングなどのバストが大きく揺れる動作には注意が必要です。
運動をする際には、運動強度に合わせたスポーツブラを着用しましょう。
スポーツブラの上からバストバンドを着用すると、さらにバストの揺れが軽減できます。
バストの乾燥
バストに潤いがなく乾燥していると、皮膚が伸びやすくなります。
特に肌のエイジングサインが出やすくなる30代以降は注意が必要です。
無理なダイエット
極端な食事制限を伴うダイエットは、バストのエイジングを早める原因の一つ。
バストに栄養が行き届かず、クーパー靭帯や皮膚が伸びやすくなるのです。
流れたバストを戻す方法
一度伸びてしまったクーパ靭帯を元に戻すことはできないと言われており、さらに伸びた皮膚を元に戻すのもかなり難しいのは事実です。
しかし、元のバストに近づけるためにできることはあります。
7つの方法を紹介しますので、できるものから実践してみてください。
自分に合ったブラジャーを選ぶ
流れたバストを支え、正しい位置に戻せるのは、ブラジャーだけ。
バストの形はブラジャーによって決まると言っても過言ではありません。
ブラジャーは、ゆるすぎたりきつすぎたりせず、自分に合ったものを着けるのがポイントです。
まずは、流れたバストがしっかり収まるサイズのブラジャーを選びましょう。
カップサイズだけでなく、ワイヤーの形状(U字かL字か)、ストラップの太さ、ストラップが付いている位置、カップの深さなど、ブラジャーによって作りが異なります。
いくつか試着しながら、自分に合うものを選びましょう。
わからない場合には、フィッターさんに相談するのがおすすめです。
ブラジャーを正しく着ける
ブラジャーは、私たちの体に備わっている形状記憶の性質を生かして、流れたバストを戻す手助けをしてくれます。
指輪をずっと着けていると、その部分だけ指がへこむ現象がまさに形状記憶。
バストも、正しい位置に一定時間留めておくことで、その形を保ちやすくなります。
ブラジャーの正しい位置は、バストがある位置ではなく、バストをしっかり持ち上げた位置です。
デコルテにふっくらボリュームが出るくらいが目安。
アンダーがゆるすぎて、ブラジャーをかなり下の位置で着けている人が多いので注意しましょう。
ナイトブラを着ける
バストの流れを戻したいなら、ナイトブラも必須アイテム。
ノーブラで寝てしまうと、昼間せっかく正しい位置に収めていたバストが横流れし、流れた位置で記憶されてしまいます。
昼間はブラジャー、寝ている間はナイトブラを着けて、バストをできるだけ長い時間正しい位置でキープしましょう。
ナイトブラを着けたからと言って、数日で目に見えてわかるほどの変化が現れるわけではありませんが、時間をかけてバストは少しずつ変わってきます。
ナイトブラを選ぶ際には、きつすぎず、程よいホールド感があるものを選ぶことが大切です。
きつすぎるナイトブラは、眠りの妨げとなったり、リンパや血流を滞らせたりするので、注意しましょう。
バストの土台となる筋肉を鍛える
バストの土台となっている大胸筋を鍛えると、バストの形が整う場合があります。
大胸筋を鍛えすぎると、バストの脂肪が燃焼してしまうこともあるので、自分の体重を使った低負荷のトレーニングが効果的です。
膝を付いた状態での腕立て伏せや合掌のポーズで両手を押し合うなどのトレーニングを行ってみましょう。
次の日に軽い筋肉痛を感じる程度でOKです。
2日に1度のペースで行ってみてください。
背中の筋肉を鍛える
背中の筋肉は、後ろからバストを釣り上げる働きをしてくれるので、鍛えることでバストの位置をアップさせることができます。
また、背中の筋肉を鍛えると、姿勢が良くなり、バストが綺麗に見えることも。
肩甲骨を寄せるイメージで肩回しを30回程度行って、血流を良くすることから始めましょう。
慣れてきたら、肩甲骨の間の筋肉を刺激する運動を行います。
背筋や、エア平泳ぎなどが効果的です。
バランスの取れた食事をする
流れたバストを戻すには、バストに必要な栄養素を不足なく取り入れることも重要です。
バストの元になるたんぱく質、ホルモンや柔らかい細胞膜の材料となる良質な脂質(オメガ3脂肪酸)、各栄養素を円滑に働かせるビタミンミネラルを取り入れた食事を心がけましょう。
糖質の摂りすぎは良くありませんが、全く食べないのもNG。
ごはんであれば、毎食自分の拳1つ分を目安に取り入れてください。
質の高い睡眠と睡眠時間を確保する
体の細胞は寝ている間に成長したり修復されたりします。
バストアップに必要な女性ホルモンや成長ホルモンが一番多く分泌されるのも睡眠時。
1日7〜8時間の睡眠時間を確保し、質の高い睡眠を取れるよう工夫しましょう。
睡眠の質を高める方法は以下の通りです。
バストの保湿をする
バストが乾燥していると、皮膚はどんどん伸びやすくなるので注意が必要です。
バストを保湿することで、ハリのある肌を作り、バストを支える力をキープしましょう。
お風呂上がりは、肌が乾燥しやすい状態になっているので、そのタイミングで保湿するのがおすすめです。
正しいケアでバストの流れをストップさせよう!
最も大切なのは、バストが流れないように、日頃からしっかりとバストケアを行うこと。
しかし万が一すでにバストが流れてしまったと感じているなら、今からでもできることはあります。
今回紹介した方法を1日も早く実践することで、時間をかけて少しずつバストは変わっていきます。
バストを変えるには、継続が大事!
小さな習慣をコツコツと、気長に続けていきましょう!
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |