- サイズ
- バージスライン
- 体型
- 形
NG行為を知って取り組むバストアップとは?
目次
バストアップとは、NG行為「揺れ」の攻略から始まります
バストアップをするために、バストアップを謳った高価なブラジャーを着用したり、胸筋を鍛えるエクササイズをしたり、ホルモンバランスを整える効果のある食べ物を摂取する人は多いでしょう。
しかしその前に知っていてほしいバストアップを妨げるNG行為があります。それは、「揺れ」です。
バストは、乳腺と脂肪、それを支えるクーパー靱帯からできています。クーパー靱帯は、一度伸びると元に戻りません。
しかし残念なことにバストを上下左右に揺らすことで、バストを支えているクーパー靱帯は伸びてしまうのです。なのでバストアップを望むならクーパー靱帯を伸ばしてはいけません。
つまりバストを揺らすという行為は、バストアップの妨げとなるNG行為なのです。ではバストを揺らさず生活するのは、可能でしょうか。ムリですよね。
そこで必要になるのが、バストを優しく包み込みしっかりと支えてくれる、あなたのバストに合ったブラジャーです。
バストアップするためのブラジャー選び「ポイントは4つ」
ブラジャーで「揺れ」対策をするには、バストを支えているクーパー靱帯を支える機能が必須です。そしてあなたのバストに合ったブラジャーであること。
バストサイズが一致しているというだけで、ブラジャーを選んでいませんか。それではあなたのバストに合っているブラジャーを選んだことにはなりません。
以上4つのポイントを踏まえてブラジャーを選ぶことが重要です。順をおって、ご紹介します。
サイズは、バストの一番高いところであるトップバストとバストのつけ根であるアンダーバストを正確に測り、トップバストとアンダーバストの差をだします。この差で、カップが決まるのです。Aカップなのか、Bカップなのか、はたまたFカップなのか…。
正確な測定は自分ひとりでは難しいので、フィッターのいる下着専門店などでの測定をお勧めします。
バージスラインとは、バストの底辺部分のことです。バージスラインの長さ、幅を正確に把握して、あなたのバージスラインに合うブラジャーを選びましょう。
オーダーメイドや、セミオーダーメイドのブラジャーでは、バージスラインを測定してブラジャーが作られるので、しっかりフィットしたブラジャーを手に入れることができます。
体型は、体の幅に対して厚みがあるかないかということです。厚みがあれば、体型は丸みをおびているわけですから、バストは外向きになります。
逆に厚みがなければ、体型は平たくなり、バストは前向きになります。この特徴を踏まえて、ブラジャーの形を選ぶとよいでしょう。
バストの形も、人それぞれに違います。何種類あると思いますか。
諸説ありますが、バストの形は6種類あるといわれています。6種類の中から、あなたのバストがどの種類に属するのか知ることで、あなたに合ったブラジャーを選ぶことができるでしょう。
バストの形でわかる「あなたのバストの特徴」
前述したとおり、バストの形は6種類あります。
- 半球型
- おわん型
- 皿型
- 円錐型
- 釣り鐘型
- 三角型
それぞれの形の特徴をご紹介します。
バストの直径と、アンダーバストからトップバストまでの高さが同じくらいで、ふっくらとした形をしているので、理想的なバストです。
おわんを伏せたような形をしていて、乳腺より脂肪の方が多く下側に丸みをおびたふくらみがあり、ハリもあるため、女性らしい印象を与えます。
トップバストとアンダーバストの差が小さいお皿のような形をした、ふくらみの小さなバストです。とはいえ乳腺も脂肪も少ない皿型のバストは、乳腺と脂肪を増やすことで理想のバストを実現できる可能性を秘めたバストといえます。
バストの直径よりもアンダーバストからトップバストまでの高さが長い形で、脂肪より乳腺が多いため固くてハリがあり、上を向いているのが特徴です。ノーブラ状態でも形が崩れにくく、欧米女性に多い傾向があります。
脂肪の割合が多く、トップバストとアンダーバストの差が大きい、いわゆる巨乳です。
バスト上部にふくらみが乏しく、バスト下部にはふくらみがあるため、横から見ると三角形に見えます。加齢によりバストが下垂すると、三角型になることがあり、バストの加齢サインともいるでしょう。
上記に挙げた、バストの形の特徴を踏まえ、あなたのバストに合ったブラジャーを探してください。
ブラジャーを購入するときに、必ず行ってほしい「試着」
ブラジャーを選びに行くと、その可憐さにどれを選ぼうか迷ってしまいませんか。ブラジャーに施されたレース刺繍は、女性なら誰もがうっとりしてしまうはず。
レース刺繍はとっても素敵なのですが、バストアップのためには、それは二の次、三の次としましょう。
バストアップのためには、先に紹介した選び方のポイントとあなたのバストの形を踏まえた上で、あなたのバストに合ったブラジャーを選ぶことが重要なのです。選ぶとき、必ず行ってほしいのが「試着」です。
試着をして確認してほしいことは、一言でいえば、あなたのバストにそのブラジャーが合っているかということです。合っているかの見極めは、そのブラジャーがあなたのバストをしっかり支えているか、ということです。
なのでブラジャーを着用したら、まず、動いてみましょう。体を左右にひねったり、腕を上下動させたりします。動いた後に、確認することは下記の項目です。
- 浮いたり、たるんだりしているところはないか
- ズレているところはないか
- くいこんでいるところはないか
- 締めつけられているところはないか
- ゆるいところはないか
- 余分なすき間はないか
- バストがはみ出しているところはないか
そしてなにより、動いてもブラジャーは快適な位置にあるかを確認しましょう。
どれかひとつでも当てはまるものがあれば、そのブラジャーはあなたのバストを支えることができないのであって、バストアップするためのNG行為である「揺れ」を防ぐことができないということなので、選ぶのをやめてください。
ブラジャーの正しいつけ方
ブラジャー試着の際、正しく試着できていなかったら元も子もありませんね。
ここでは、ブラジャーの正しいつけ方をご紹介します。
- ストラップを肩にかけたら、上半身を前に傾ける
- バージスラインにワイヤーを合わせたら、バストをカップに収めて、ホックを留める
- 片方ずつバスト周辺のお肉をカップに収めていく
- 体を起こして、ストラップを調整する
- 背面側を、前面側よりも低めにする
この順番で、ブラジャーを着用します。
正しいつけ方で試着をして、少し動いて、本当にあなたのバストに合っているのか確認をしてみてください。
先に紹介した【試着時の確認ポイント】をすべてクリアして、なおかつ、つけ心地がよければ、そのブラジャーこそあなたに合ったバストアップが期待できるブラジャーです。
バストにも加齢変化がある
加齢とともに、
- ほうれい線が深くなった
- 目じりのシワが増えた
- 肌にハリ艶がなくなった
と感じることってありますよね。
バストも加齢とともに垂れてくることはご存知の方も多いでしょう。では、バストの加齢変化に段階があることはご存知でしょうか?
20代のバストは、乳腺「1」に対して脂肪「9」という構成割合になり絶頂期を迎えます。そしてこの時期を境に段階を踏んで垂れていくのです。形がよく、垂れていない、絶頂期といわれる20代のバストを起点とします。
第一段階では、バスト上部にあったふくらみが落ちてきます。そうです、バストの形にある6種類のひとつ「三角型」になるのです。バストのエイジングはここから始まります。
第二段階は、バスト下部がたわみ始めて乳頭が下向きになります。この段階からバストから丸みが失われた状態になります。
第三段階は、下向きになった乳頭もバストそのものも全てが外側に流れて下垂してしまう状態です。
加齢に伴う変化は、自然の摂理なので、仕方がないと諦めるのは簡単なこと。でもせっかくバストアップに興味を持ち、ここまで読み進めてくれたのです。アンチエイジング!
「揺れ」対策のためにあなたのバストに合ったブラジャーをして、バストアップを試みては、いかがですか?
まとめ
バストは、乳腺と脂肪、それを支えるクーパー靱帯からできています。クーパー靱帯は、一度伸びると元に戻りません。
なのでバストアップを望むならクーパー靱帯を伸ばしてはいけないのです。そこで必要になるのが、バストを優しく包み込みしっかりと支えてくれる、あなたのバストに合ったブラジャーです。
ブラジャーで「揺れ」対策をするには、バストを支えているクーパー靱帯を支える機能が必須です。そしてあなたのバストに合ったブラジャーであること。
4つのポイント
- サイズ
- バージスライン
- 体型
- 形
以上4つのポイントを踏まえブラジャーを選ぶことが重要です。
バストの形は、6種類あります。
- 半球型
- おわん型
- 皿型
- 円錐型
- 釣り鐘型
- 三角型
バストの形の特徴を踏まえ、あなたのバストに合ったブラジャーを探してください。
ブラジャーを選ぶとき、必ず行ってほしいのが「試着」です。
試着時の確認ポイント
- 浮いたり、たるんだりしているところはないか
- ズレているところはないか
- くいこんでいるところはないか
- 締めつけられているところはないか
- ゆるいところはないか
- 余分なすき間はないか
- バストがはみ出しているところはないか
そしてなにより、動いてもブラジャーは快適な位置にあるかを確認しましょう。
正しいつけ方
1.ストラップを肩にかけたら、上半身を前に傾ける
2.バージスラインにワイヤーを合わせたら、バストをカップに収めて、ホックを留める
3.片方ずつバスト周辺のお肉をカップに収めていく
4.体を起こして、ストラップを調整する
5.背面側を、前面側よりも低めにする
この順番で、ブラジャーを着用します。
バストは、20代で乳腺「1」に対して脂肪「9」という構成割合になり絶頂期を迎えます。形がよく、垂れていない、絶頂期といわれる20代のバストが起点です。
次にくる第一段階の30代では、バスト上部にあったふくらみが落ちてきます。つづく第二段階は40代・50代で、バスト下部がたわみ始めて、乳頭が下向きになります。
そして最終段階の第三段階は60代頃から始まり、バストすべてが外側に流れて下垂してしまうのです。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |