- ごはん
- 麺類
- パン類
- いも類
- 果物
- はちみつ など
バストアップに役立つ!知られざる食べ物の効果
(2021.01.15 追記)
バストアップと食べ物には、想像以上に深い関係があります。
それは、きちんと食事をしないとバストが栄養不足になり小さくなってしまうからです。バストのハリやツヤを奪っているのは、もしかしたら間違った食生活のせいかもしれません。
食べ物には、ビタミンやミネラルなど美容や健康に役立つ栄養素が豊富に含まれています。
今回はバストアップのために必要な栄養についてと色別で食材の働きを見分ける方法について紹介します。
バストは食べ物からできている
私たちの体は、口から入る食べ物からできています。バストの中にある脂肪も、バストを支えるまわりの筋肉も、バストを包み込む皮膚も、すべての基本は食べ物です。
体に合う良い食べ物を食べれば、健康になり美しいバストに近づきます。逆に、体に合わない悪い食べ物を食べれば、不健康になりバストのハリやツヤが失われてしまいます。
毎日楽しい食事をして美しいバストであり続けられるように食べ物や栄養について考えてみましょう。
栄養って何?
栄養に関係する情報は数多くあり、スーパーやコンビニへ行くと「○○がバストに良い」「○○は健康になる」など魅力的な言葉でさまざまな商品が売られています。なかには、その言葉に惑わされてしまう場合もあるかもしれません。
・糖質
・脂質
・タンパク質
・食物繊維
・ビタミン
・ミネラル
それぞれの栄養素について詳しく説明していきます。
糖質は、炭水化物から食物繊維を除いた栄養素のことです。糖質が体内に入るとブドウ糖に分解され、血液を介して全身のエネルギーになります。
糖質の特徴は、素早くエネルギーにかわることです。スポーツをして筋肉を動かすときも仕事で脳を使うときも、このエネルギーが必要になります。
1日に摂取する栄養素のうち50~65%を糖質から摂るようにしましょう。
ただし、エネルギーとして使われなかった糖質は、脂肪となって体にたまってしまいます。糖質を多く含む丼ものやパン、甘いジュースやお菓子などを食べ過ぎないようにしてください。
脂質は、ホルモンや細胞をつくったりビタミンを吸収しやすくしたりする働きがあります。ただ、一言で「脂質」といっても食材によって成分が異なり、積極的に摂りたい脂質とそうでない脂質があります。
肉に含まれる脂質は、摂り過ぎると中性脂肪やコレステロールを上げて、血液をドロドロにしてしまいます。一方、青魚に含まれる脂質は、代謝を高めたり血流をスムーズにしたりと健康に役立ちます。
青魚が蓄えている脂質は、魚の体温維持のために冷たい水の中でも固まらず、それが人の体でも役立つと考えられているのです。美しいバストを保つために、青魚を食べましょう。
- 植物油
- バター
- マヨネーズ
- 肉類
- 魚類
- 乳製品 など
タンパク質は、バストはもちろんのこと、体をつくる材料となる栄養素です。その他、ホルモンや免疫にも関係します。
タンパク質を摂取するときは少しずつこまめに食べるようにしましょう。これは、1度にたくさんタンパク質を食べても、使い切れずに排泄されてしまうからです。
また、タンパク質は量より質にこだわりましょう。なかには、食事からしか摂れないアミノ酸もあり、不足するとタンパク質の働きが悪くなり、体の調整や維持が難しくなります。
バランス良くアミノ酸を摂れるように、魚、肉、卵など、まんべんなく食べるように心がけましょう。
- 肉類
- 魚介類
- 豆腐製品
- ナッツ類
- 卵など
食物繊維は、お通じを良くし、体内の掃除をしてくれる栄養素です。その他に、血糖値の上昇を抑える、コレステロールの吸収を抑制するという働きもあります。
女性は、食物繊維が不足しがちなので、意識して食べるようにしてください。
なお、食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があり、両方を摂るのが大切です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
- 水に溶けやすい
- 腸の中にいる細菌の動きを活発にする
- わかめやひじきなど海藻類に多い
- 水に溶けにくい
- 栄養素の吸収がゆっくりになる
- 野菜やきのこ、玄米や雑穀に多い
- 海藻類
- ごぼう
- きのこ
- さつまいも
- きなこ
- 納豆 など
ビタミンは、体のあらゆる機能をサポートする栄養素です。それぞれ種類と特徴をそれぞれみていきましょう。
- 目の粘膜を守る
- 皮膚の潤いを保つ
- レバーや緑黄色野菜に多い
- カルシウムの吸収を助ける
- 鮭やサンマなどの魚に多い
- 老化を防ぐ
- 美容と若さをキープするのに役立つ
- 緑黄色野菜やナッツ類に多い
- 出血したときに血液を止める
- 納豆や豆苗に多い
- 糖質や脂質の代謝をサポートする
- 肉類、魚介類、卵、乳製品などに多い
- コラーゲンの材料になる
- 白血球をサポートして免疫力を高める
- 緑黄色野菜や果物に多い
ミネラルといわれても、ピンとこない方も多いでしょう。
化学の授業で習った元素をイメージしてください。自然の中には、炭素、水素、窒素、酸素などがあります。
栄養学では、この4つ以外で体に必要な元素を「ミネラル」と呼んでいます。
ミネラルは、体の機能を調整する大切な栄養素です。代表的なミネラルを紹介しましょう。
- 骨や歯をつくる
- 乳製品、小魚、大豆製品に多い
- 骨や歯を丈夫にする
- 魚介類、肉類、乳製品に多い
- 体の水分を保つ
- 神経の働きを助ける
- 調味料に多い
- 余分なナトリウムを外へ出す
- 野菜や果物、大豆製品に多い
隠れた効果!食材の機能性成分
食材には、ビタミンやミネラルの他にも、色素や香り、辛みや苦みといった「機能性成分」があります。これは、植物が紫外線や害虫から身を守るために自らつくり出した成分です。
具体的には、「ポリフェノール」「イソフラボン」などです。
これらの成分を食べると、老化の原因となる活性酸素を撃退したり、生活習慣病を予防したりする効果を得られ、美しいバストをつくるのに役立ちます。
食卓を華やかにするために、食材を色別で紹介しましょう。
赤色の色素が「リコピン」です。リコピンには、活性酸素を撃退する抗酸化作用があります。皮膚や粘膜を丈夫にして、バストのハリを保つのにも役立つでしょう。トマトジューズや缶詰など、トマトの加工品を食事に取り入れるのもおすすめです。
辛み成分が「カプサイシン」です。交感神経を刺激して血流をスムーズにし、ガンや老化の予防になるといわれています。
緑色の色素が「クロロフィル」です。多くの植物に含まれています。抗酸化作用があり、デトックス効果やガン予防になるといわれています。その他、殺菌や消臭の効果があります。
アスパラのアミノ酸の一種が「アスパラギン酸」です。皮膚の新陳代謝を促進するため、スキンケア効果があると考えられています。その他、疲労回復の効果が期待されています。
赤色から緑色の色素が「β-カロテン」で、体内ではビタミンAとしても力を発揮します。抗酸化作用があり、紫外線から体を守ってくれます。
柑橘類の皮にある香り成分が「リモネン」です。爽やかな香りで気持ちを明るくします。
大豆に含まれるオリゴ糖の一種が「大豆オリゴ糖」です。少し甘みがあります。腸の調子を整えるのに役立ちます。
紫色から青色の色素が「アントシアニン」です。目の健康を保つ効果があり、スマホやパソコンで目が疲れたときにも良いでしょう。
アクのような苦み成分が「クロロゲン酸」です。コレステロール値の上昇を抑え、脂肪を燃焼しやすくするといわれています。特定保健用食品の飲料などにも活用されています。
独特の強い香り成分が「アリシン」です。強い殺菌作用があり、薬味としてもお馴染みの食材です。ただし、胃腸への刺激が強いので、生で食べるようなときは注意してください。
辛み成分が「イソチオシアネート」です。肝臓の解毒作用を助けるため、デトックス効果が期待できます。大根は、すりおろしてすぐに食べるのがおすすめです。
バストアップのために!バランスの良い食事
バストの主成分は脂肪です。皮膚の内側で乳腺を保護するように、その脂肪がついています。
脂肪というと体に悪いイメージがありますが、バストにも健康のためにも必要な栄養素です。当然、糖質やタンパク質など、他の栄養素もさまざまな食材からバランス良くとるのが大切です。
主食(ごはんやパン)、主菜(肉や魚などのメインのおかず)、副菜(野菜や海藻などのおかず)を意識して献立を考えると、栄養バランスが整いやすくなります。
バストにハリや潤いを与える食事
バストにハリや潤いを与えるために、バストを包み込んでいる皮膚を元気にしましょう。
皮膚は、新しい皮膚が古い皮膚を押し上げるプロセスを繰り返して生まれ変わっています。ただ、皮膚が栄養不足になると、このプロセスが上手く機能できなくなり、シミやシワ、乾燥などを招きます。
皮膚の材料であるタンパク質をしっかり食べるようにしましょう!
毎日タンパク質を摂れたら、次は外側からも皮膚を守りましょう。紫外線、黄砂、花粉、大気汚染などを避けるために、皮膚を露出しないように対策を徹底してください。
バストアップには豆乳?
「バストアップに豆乳が良い」といわれますが、これはなぜでしょうか?
豆乳には女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをする「大豆イソフラボン」という成分が含まれています。この大豆イソフラボンが、年齢とともに減少するエストロゲンを補うと考えられているのです。その他にも、皮膚のハリやみずみずしさを保つ働きがあり、バストアップに役立つといわれています。
ただし、飲み過ぎは禁物です。
豆乳の栄養素は優れていますが、豆乳だけを飲んでいると、ビタミンやカルシウムが不足してしまいます。他の食材と組み合わせて豆乳を使うようにしましょう。
育てて食べるハーブの活用法
ハーブは、昔から薬草として心身のケアに利用されてきました。バストのコンプレックスで落ち込むときや体調不良が続くときなどに、ハーブを活用してみましょう。
比較的、育てやすいハーブです。葉を摘んで、サラダやピザなど料理のアクセントにすると爽やかな香りを楽しめます。
ビタミンを多く含み、美肌効果があるといわれています。やや酸味があるため、はちみつを入れてハーブティーとして飲むと良いでしょう。
母乳の出が悪い方におすすめです。母乳分泌を促し、体を回復させる効果があるといわれています。
ハーブティーとして飲むと良いでしょう。ハーブを育てるとインテリアとして楽しめるだけではなく、料理やお茶に利用できます。
また、ハーブをお風呂に入れれば、フレッシュな香りが浴室に広がり気分転換にもなるでしょう。
まとめ
バストも体も、基本は食べ物からできています。バストアップのためには、バストが栄養不足とならないように、さまざまな食べ物を食べるようにしましょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |