ムック本についているブラジャーでバストアップできますか?
目次
自分にあったサイズであれば効果が期待できます
最近、本屋さんでよく見かける「ムック本」をご存じですか?ムック(mook)とは、雑誌(magazine)と本(book)をあわせて作られた単語です。その名前のとおり、ムック本は雑誌と本のいいとこ取りしたモノであるといえます。このムック本の付録がブラジャーだったら気になりますよね。
「本でバストアップのノウハウを学んでも、実際にどのブラジャーがいいか選べない」「ブラジャーの効果や正しいつけ方がわからない」そう思ったら、まずはムック本のブラジャーがおすすめです。読んだらすぐに試せるのも嬉しいですよね。ただし気をつけてほしいのがサイズです。ムック本のブラジャーは、基本的にワンサイズであることが多いので、自分にあうかどうか必ず確認しましょう。
バストアップのためには、自分の体にあったサイズのブラジャーを正しくつけることが大切です。夜寝るときのナイトブラや、リラックスタイムのブラなど、種類も用途も豊富にあります。ムック本からスタートしたら、ほかにも自分にピッタリのブラジャーを探してみてください。
いつものブラジャーが実は重要なのです
なんとなくつけているいつものブラジャー。下着として当たり前のように使っているけれど、実は大事な役割を担っています。
柔らかいバストを支えているのがクーパー靭帯です。このおかげでバストはハリがあって丸く、そしてツンと上向きのきれいな形を保つことができます。しかし重力や運動による揺れといったストレスがかかると、クーパー靭帯は伸びたり切れたりしてしまうのです。
残念なことに一度ダメージを受けたら、もう元には戻りません。バストの形はどんどん崩れてしまいます。そうならないためにも、ブラジャーはとても重要なのです。自分にあったブラジャーをつけて、クーパー靭帯を守りましょう。
バストは主に脂肪でできているので、放っておくと重力に逆らえずに下垂し、さらに左右に流れてしまいます。ですから脂肪をブラジャーで固定しておかなければなりません。脂肪は一定の時間同じ場所にあると、そのままそこに定着する性質があるといわれています。
ブラジャーをつけたからといって、必ずバストアップするとは限りません。しかし背中や脇の脂肪を寄せて、ブラジャーのカップの中にとどめておけば、サイズやボリュームがアップする可能性があるのです。
ポイントは自分にあったサイズと正しいつけ方
ブラジャーを買うとき、ついカラフルでかわいい柄やきれいなレースに目がいってしまうものです。でも大切なのは、自分のバストにフィットしたサイズを選ぶことです。
せっかくブラジャーをしていても、サイズがあっていなければ、その効果は半減してしまいます。最後にバストのサイズを測ったのはいつですか?
まずは、今の自分のサイズを確認することから始めましょう。女性の体は年齢とともに変化していきます。いつもこのサイズだからと決めつけず、こまめにチェックしてみてください。
あらためて測ってみますと、アンダーバストやトップバストの数値が意外と変わっているかもしれません。下着売り場に行くと、専門の店員さんが測ってくれることがあります。
より正確なサイズがわかるので、機会があればお願いしてみるのもいいですね。
ブラジャーをつけるとき、手を背中に回すのが面倒で、ホックを胸の前で留めてから、クルッと後ろに回したりしていませんか?そんなつけ方は今日でおしまいです。ブラジャーの正しいつけ方を覚えて、美しいバストをキープしましょう。
- 最初にストラップを肩にかけて、ブラジャーの下側を持ちます。
- 上半身を前に傾けたら、バストをカップの中に入れてホックを留めます。
- そのままの姿勢で、右手で左のバストを脇のあたりから中央に向かって寄せます。
- 同時に、左のバストを下から上へと持ち上げます。
- 右のバストも左手で同じように行います。
- 上半身を起こして、ストラップの長さをあわせます。
- 最後に上半身を左右にひねったり、バンザイをして腕を上げたりしながら、ブラジャーが体にフィットしているかどうか確認します。
ブラジャーをつけるときは、鏡を見ながらチェックするといいですね。バストが背中や脇に流れたり下垂したりするのを防ぐためにも、ブラジャーは正しい方法でつけましょう。
服装のようにTPOに応じてブラジャーもチェンジ
毎日、身につけるブラジャーですが、いつも同じタイプや形のものを使っていませんか?カップの形だけでもいろいろな種類があり、それぞれ機能が違っています。
バスト全体を包み込むので、柔らかくてボリュームのあるバストに適しています。
バストを下からしっかりと支えて持ち上げます。襟元が広く開いた服装のときにピッタリです。
バストを内側に、より中央に寄せてくれるので、憧れの谷間を手に入れることができます。
下垂してきたバストを包み込んで、美しく整えてくれます。大人のバストに嬉しいブラジャーです。
バストアップのためには、日中はワイヤー入りのものがおすすめですが、シーンに応じて使い分けるようにしましょう。
夜眠るときに着用するブラジャー。バストの形を優しく保ちつつ、睡眠を妨げないように作られています。
運動するときはぜひつけてほしいブラジャー。動きやすいのに高いサポート力で、バストにとってタブーである「揺れ」を防ぎます。
ゆっくり過ごしたいときにつけたいブラジャー。ノンワイヤーで伸縮性のあるタイプが多く、締めつけや圧迫感が気になりません。
さっそく今日の夜からナイトブラを試してみましょう
「寝るときぐらいブラジャーを外したい」「ブラジャーをつけると締めつけられて眠りにくい」そう感じることはありませんか?そんな人にぜひ試してほしいのがナイトブラです。
ムック本の付録のブラジャーで多いのもこのタイプ。昼用のブラジャー同様、ナイトブラをつけたからといって、サイズアップするとは限りません。しかしバストアップにつながる効果が期待されるとしたら、つけてみる価値はありますよね。
人間の平均睡眠時間は約6~9時間。その間は無意識のうちに何度も寝返りをうちます。そのたびにバストは大きく揺れ、横向きに寝れば片側のバストを押しつぶすことになります。また仰向けに寝れば、バストは左右に流れてしまいます。
こうなると、バストの形が崩れてしまうのは時間の問題です。ですからバストアップの要であるクーパー靭帯を守り、バストの脂肪が背中や脇についてしまうのを防ぐためには、睡眠中もブラジャーをつけることが必要なのです。
バストアップのためには全身の血流やリンパの流れをよくして、良質な睡眠を取ることも重要です。昼用のブラジャーは、しっかりとしたワイヤーが入っていて補整機能に優れたものが多いので、寝るときに用いると、血流を悪くしたり寝苦しくなったりするかもしれません。
その点で就寝用に作られたナイトブラは、伸縮性が高くつけ心地が快適なので、睡眠を妨げることは少ないでしょう。また外側から適度にサポートして、バストが横に広がらないように形を保つ工夫もされています。
ブラジャーで始めるバストのアンチエイジング
肌と同じように、バストも加齢に伴って変化していきます。柔らかくなって上部のボリュームがなくなり、さらには下垂して外側に流れてしまいます。年齢にかかわらず、気になりだしたらそこがエイジングケアのスタートラインです。加齢による変化は止められないけれど、スピードを緩めることはできるかもしれません。
揺れないように、サイズのあったブラジャーを正しくつけるのはもちろんですが、アンチエイジングとしてはサイズだけで選ばずに、その年代にあったブラジャーを身につけるようにしましょう。たとえサイズが同じでも、20代と40代では、同じブラジャーをつけてもフィット感がそれぞれ違うはずです。
最近は「大人のバスト」のために、機能的なブラジャーがたくさん作られています。ネットで購入するのではなく、実際にお店に足を運んで、ぜひ試着してみてください。年齢を重ねても、きれいなバストを諦める必要はありません。魅力的なバストを自分のものにしましょう。
まとめ
「ブラジャーを選べない」「効果や正しいつけ方がわからない」人には、ムック本のブラジャーがおすすめです。ただし自分にあうサイズかどうか必ず確認しましょう。
バストアップのためには、自分の体にあったサイズのブラジャーを正しくつけることが大切です。
バストを支えるクーパー靭帯は、伸びてしまうと元には戻らず、その結果バストの形は崩れてしまいます。ブラジャーにはクーパー靭帯を守る役割があります。
また脂肪をバストに定着させるために、背中や脇の脂肪を寄せて、ブラジャーのカップの中にとどめれば、サイズアップする可能性も考えられます。
ブラジャーをしていても、サイズがあっていなければ、効果は半減してしまいます。いつもこのサイズだからと決めつけず、今の自分のサイズを測ってチェックしてみてください。
またバストが背中や脇に流れたり下垂したりするのを防ぐためにも、ブラジャーは正しい方法でつけましょう。
ブラジャーはカップの形だけでも、フルカップや1/2カップ、3/4カップなどいろいろな種類があり、それぞれ機能が違っています。また用途よって、ナイトブラやスポーツブラ、リラックスブラというように分かれています。
シーンに応じて使い分けてみましょう。
寝返りからクーパー靭帯を守り、バストが左右に流れるのを防ぐためには、睡眠中もブラジャーをつけることが必要です。しかし昼用のブラジャーでは、血流を悪くし寝苦しくなるかもしれません。
その点ナイトブラなら睡眠を妨げることは少なく、バストが横に広がらないような工夫もされています。
アンチエイジングとしては、サイズだけで選ばずに、その年代にあったブラジャーを身につけるようにしましょう。最近は「大人のバスト」のために、機能的なブラジャーがたくさん作られています。
お店に足を運んで、ぜひ試着してみてください。魅力的なバストを自分のものにしましょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |