脇の下のリンパマッサージがバストアップに効果的って本当?
目次
老廃物の排出が促されバストアップにつながります
バストアップのために筋トレをしたり、必要な栄養を摂取したりする人も多いですが、老廃物を溜めないことも大切です。
バスト周辺のリンパ節である「鎖骨の上」や「脇の下」でしっかりと老廃物を排出できないと、バストにも悪影響を及ぼしてしまいます。脇の下には乳腺の老廃物が流れていきますので、ここでしっかりと老廃物を排出することがバストアップの鍵といえるでしょう。
脇の下を軽く押してみて痛みを感じたら、リンパが滞っている可能性が高いので要注意です。バストアップを目指す人は、まず脇の下のリンパマッサージを行ってみましょう!
脇の下のマッサージでバストの形崩れを防ぐ方法
私たちの体内には網目のようにリンパ管が張りめぐっていて、そのなかをリンパ液が流れています。リンパ管が集まるところをリンパ節といい、首の周辺や脇の下、足のつけ根などに存在し、老廃物の排出や異物の排除という重要な働きをしています。
リンパ液の流れが滞っているとリンパ節の働きがにぶくなり、老廃物の排出がうまくできません。そうなるとむくみや肌のくすみを引きおこすなど、体の不調を招いたり美容面に悪影響を及ぼしたりします。
リンパの流れは私たちが元気で美しく生きるために、とても大切なものなのです。
バストアップに効く、脇の下のリンパマッサージ方法をご紹介します。ぜひ試してみてください。
- まず、左手の親指を右の脇の下にあててください。左手の残り4本の指は肩甲骨辺りに添えて固定するとよいでしょう。その状態で脇の下を10秒程度指圧します。
- 左側の脇の下も、右手をつかい同じように指圧をしてください。また、右脇の下に左手をあててくるくるとマッサージするという方法も、リンパの流れを改善します。左の脇も、右手で同様に、くるくるとマッサージしてください。
マッサージ前には触ると痛かった、脇の下の痛みが消えたら、リンパの流れが改善したと考えられます。
バストアップのために、鎖骨の上のリンパマッサージもとり入れると良いので、ご一緒にぜひ試してみてください。
- まず、人差し指と中指をそろえて、鎖骨の上のくぼみの部分を指圧します。右側は左手で、左側は右手でおこない、左右それぞれ5~10回指圧してください。
- 次に、人差し指、中指、薬指の3本をそろえて、アゴから鎖骨のくぼみまでをさすります。上から下への方向でさすり、左右ともに5~10回おこないましょう。
バストのリンパマッサージで老廃物を流す方法
バストにもリンパ管は張りめぐらされています。そのため、バスト周辺の脇の下のリンパ節で、排出の機能が正常におこなわれていないと、バストに老廃物が溜まってしまいます。
バストのリンパをマッサージして老廃物をしっかりと排出させて、形崩れといったバストの悩みの解消に努めましょう。
バストのリンパマッサージ方法をご紹介します。ぜひ試してみてください。
- まず、バストの谷間から乳房の下を通り、脇の下まで指でなぞってください。
- その次に、バストの谷間から乳房の上を通り、脇の下に向かって指でなぞります。このように胸の上下を指でなぞり老廃物を脇の下に流す動作を、それぞれ5回ほど繰り返します。
- 最後に、乳房の下からバストトップを通り鎖骨の上のリンパ節までの直線を指でなぞりましょう。鎖骨の上のリンパ節に老廃物を流すイメージでおこない、これを5回繰り返してください。
脇の下や鎖骨の上までしっかりと指でなぞるには、右側は左手で、左側は右手でおこなうのがポイントです。また、バストをリンパマッサージするときには服を着たままでも問題ありませんが、ブラジャーやしめつけの強い下着は外しておくのがベストです。
バストのリンパの流れが悪い人は、このようなマッサージをとり入れて、脇の下や、鎖骨の上のリンパ節の老廃物排出機能を高めるとよいでしょう。バストの形崩れやサイズ不足の原因となっていた老廃物がとり除かれて、きれいなバストに近づくことができるでしょう。
リンパを傷つけないよう優しくマッサージするのがコツ
また、指でさすったり押したりすることで肌を傷つけるのが心配な人は、ローションやオイルを使用するのもよいでしょう。マッサージ用のローションやオイルもありますが、なければ通常のボディローションで構いません。また入浴中ならボディソープで代用することもできます。
湯船につかって血行を良くしたら、そのまま浴室でボディソープをつかってリンパマッサージをおこなうのもよいでしょう。より効果的な方法でリンパマッサージをおこなって老廃物を排出し、きれいなバストをつくりたいものです。
小胸筋をほぐす、鎖骨の下のマッサージも効果的
鎖骨の上のマッサージでリンパを促進しバストアップにつながると説明しましたが、鎖骨の下のマッサージもバストアップには有効です。それは、鎖骨の下をマッサージすることで、小胸筋をほぐすことができるからです。
鎖骨の下を指で指圧するという簡単なものです。マッサージのポイントは、力の入れすぎないことです。痛くならず、気持ちよいと感じる適度な圧力で行いましょう。
また、鎖骨の下のマッサージに「腕ふりの動作」を加えると、より効果的に小胸筋をほぐすことができます。やり方は以下になります。
- まず、足を肩幅に広げて立ちます。
- 右側の鎖骨の下を数回指圧したら、右腕を前後に10回ほど振ります。
- 同じように左側も行います。
リンパの流れを促して老廃物を排出するのと同時に、小胸筋の凝りをほぐしてバストアップ効果を高めましょう。
また、肩がこっている人は小胸筋も凝っていると考えられます。心あたりがあれば鎖骨の下をマッサージするとよいでしょう。
猫背や冷えに注意してリンパの流れを良くしましょう
姿勢が悪いとリンパ管を圧迫して、リンパの滞りを招いてしまいます。とくに前かがみになる猫背は、バスト周辺のリンパの流れを妨げるので注意をしましょう。
また、長時間同じ姿勢でいることも、リンパを滞らせる要因となります。座ったまま作業を続けるデスクワークなどに就いている人は、時々席を立ち歩くなどして体を動かすように心がけましょう。
首や肩甲骨を動かすストレッチを、デスクワークの合間に挟むのもおすすめです。とくにパソコン操作など腕を前にだす作業を続けていると肩甲骨が開いたままになり猫背を助長してしまうので、胸を反り左右の肩甲骨を寄せる動作をとり入れるとよいでしょう。
小さめのサイズや、体にフィットしたデザインの下着や洋服を身につけることも、体を圧迫してリンパの流れの妨げになります。
リンパの滞りが気になる人は、下着はサイズの合ったものを選ぶようにし、体をしめつけないデザインの服を身につけるとよいでしょう。
気温が低い冬は体が冷えやすくなりますが、夏場の冷房にも要注意です。
とくにオフィスや店舗、電車のなかなど、自分で空調の調整をするのが難しい場所では、冷房の効きすぎによる冷えがおこりやすいといえます。羽織るものを用意するなど、夏でも冷房による冷え対策をおこなうとよいでしょう。
また、真夏であっても冷たいものを飲食しすぎると、体のなかが冷えてしまうので注意をしたいものです。
まとめ
体内に老廃物が溜まると、バストの形崩れやサイズダウンを招いてしまいます。老廃物はリンパ節で排出されるのですが、とくに鎖骨の下や脇の下のリンパ節でしっかりと排出がおこなわれないと、バストに老廃物が溜まりやすくなります。
老廃物をしっかりと排出させるには、リンパマッサージが効果的です。
脇の下のリンパマッサージは、バストの老廃物の排出を促します。指で脇の下を指圧して、くるくると回すことで、リンパの流れを促進することができます。
脇の下に触れると痛かったのに、このリンパマッサージの後には痛みが和らいだという場合は、老廃物の滞りが改善されたのかもしれません。
バストにもリンパ管が張りめぐっているので、バストのリンパマッサージで老廃物を流すとよいでしょう。谷間からバストの下や上を通り脇の下まで指でなぞるというマッサージ方法で、リンパの流れを促進します。
これにより、バストの老廃物の排出を手助けすることができます。
リンパマッサージの際には、力の入れすぎに注意をしましょう。リンパ管はデリケートなので、力を加えすぎると傷ついてしまうからです。
また入浴後の血行がよいときにリンパマッサージをおこなうと、効果が高まります。マッサージ前に水分を補給しておくと、老廃物の排出を促してくれます。
鎖骨の上のマッサージには老廃物の排出を促す効果がありますが、鎖骨の下のマッサージには小胸筋をほぐす効果がありバストアップにつながります。やり方はとても簡単で、鎖骨の下を指圧するだけです。
鎖骨の下を指圧した後に前後に腕をふると、より小胸筋をほぐすことができます。
姿勢が悪いとリンパ管が圧迫されて、リンパの流れが滞ってしまいます。とくに猫背はバスト周りのリンパ管が圧迫されるので、注意が必要です。
また体の冷えはリンパの流れを悪くするので、冷たいものの食べすぎ飲み過ぎも控えるとよいでしょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |