- ソイプロテイン
- ホエイプロテイン
- カゼインプロテイン
- エッグプロテイン
バストアップにプロテインは効果があるの?
(2020.10.14 追記)
プロテインと聞くと、皆さんはどんなイメージをお持ちですか?
「筋肉がつきやすくなる」「体重が増える」といったイメージが強いのではないでしょうか?
実は、プロテインにはバストアップ効果があるといわれています。ただ、間違った摂取方法では、その効果を感じることができません。
そこで、バストアップするためには「どんな種類のプロテインが良いのか?」「どのくらい摂取すれば良いのか?」など、プロテインの効果や注意点をご紹介します。
プロテインってなに?
最近、ココア味やストロベリー味など、さまざまな種類のプロテインをよく見かけます。ドラッグストアや、スポーツ用品店、コンビニなどでも手に入り、大変身近なものになりました。
例えば、肉類や魚類であれば、片手のひらに乗せた量が15gほどになります。普段通りの食事をしていれば簡単に摂れると思うかもしれませんが、1食抜いたりパンだけの食事にしたりするだけで、タンパク質不足になります。そして、このような乱れた食生活を送る人に向けて、健康に良い食品としてプロテインが受け入れられているのです。
・免疫力を高める
・脳疾患の予防
・肌にハリと潤いを与え、肌の健康を保つ
・貧血の防止や骨密度の強化
口から体へ入ったタンパク質は、一度アミノ酸に分解され、その後、再びタンパク質となって「皮膚」「筋肉」「臓器」「ホルモン」などに利用されています。
タンパク質は、もともと20種類のアミノ酸が組み合わさることで働いており、そのうち9種類のアミノ酸は体内で合成できません。この9種類のアミノ酸は、必ず食品からとらなければならず、必須アミノ酸と呼ばれています。
ただ、忙しい現代人は食事だけで十分なタンパク質を摂取することが難しく、だからといって、やみくもにタンパク質を摂ってもあまり意味がありません。そんなとき、注目されるのがプロテインです。
プロテインは、理想的なアミノ酸を持っているタンパク質です。食事にプラスすれば、必須アミノ酸を手軽に効率よく補うことができるのです。
プロテインにはどんな種類があるの?
プロテインは4種類あります。
各プロテインの特徴について、詳しく説明していきます。
主原料が大豆のソイプロテインは、植物性タンパク質を多く含んだプロテインです。腹持ちが良く、体内への吸収が緩やかなため、置き換え食品やダイエットにもよく利用されています。
最近では味も溶けやすさも改善されたソイプロテインがたくさんあります。自分の好みに合わせて、選ぶと良いでしょう。
ホエイプロテインは、牛乳を主原料としているプロテインです。ドラッグストアやコンビニなどお店にあるプロテインの中で一番多い種類です。
ホエイプロテインは、水溶性ビタミンやミネラルが多く、筋肉を合成するのに有効な必須アミノ酸「BCAA」を豊富に含んでいます。トレーニングの前後にホエイプロテインを飲むと、速やかに筋肉に作用します。多くのアスリートがホエイプロテインを使用しており、人気のあるプロテインです。
また、ほかのプロテインと比較するとやや価格が高い傾向にあります。
ガゼインプロテインは、ホエイプロテインと同様に牛乳を主原料としたプロテインです。
エッグプロテインは、卵の白身の部分を原料にした動もの性プロテインです。
アルブミンは、さまざまな成分を運搬する働きがあり、体に栄養やホルモンを行き渡らせたり血中の老廃ものを排出させたりする働きがあります。つまり、口から入ったタンパク質を筋肉に変えやすいのです。その他、以下の効果も期待できます。
・抗酸化作用
・アンチエイジング効果
・細胞活性化
・免疫力向上 など
ソイプロテインの効果とは?
美しいバストは女性の憧れですが、バストに栄養を与えるために「タンパク質」や「脂肪」を多く含むものを大量に食べても、体重が増えるだけです。これでは、メリハリのない体型になってしまいます。
ただ、なかには大豆製品が苦手な人や自炊をしない人もいるのではないでしょうか?
そのような人におすすめなのが「ソイプロテイン」です。ソイプロテインは、大豆製品と同じような良質なタンパク質が含まれています。
ここからは、このソイプロテインの効果について説明します!
ここまで、ソイプロテインが大豆から作られている、植物性プロテインであるということをお話ししました。
植物性プロテインは、低カロリーなうえヘルシーで、女性には魅力的なプロテインです。さらに、ソイプロテインには大豆イソフラボンという成分が含まれています。
女性の体調は、ホルモンバランスに大きく左右されています。
とくに、40代から50代はホルモンバランスが乱れる時期とされていて、女性ホルモンが急激に減少するため、その変化に心と体が対応できず、さまざまな症状が起こるのです。これを「更年期障害」と呼びます。
このような症状を和らげたい、長期的な健康を考えたい、そのような女性にはソイプロテインが向いています。
ソイプロテインに含まれる大豆イソフラボンには、抗酸化作用があり体内で発生した活性酸素を除去してくれる働きがあります。
このような老化を食い止めてくれるものとして、ソイプロテインが注目されているのです。
ソイプロテインによるエストロゲンの作用が期待されていますが、ほかにもエストロゲンには健康維持に役立つ効果があります。
エストロゲンが減少すると骨を作る働きが弱まり、骨が脆くなります。ソイプロテインでエストロゲンを補えれば、骨粗しょう症の予防に役立ちます。
女性のコレステロール値は、一般的に男性よりも低いといわれています。これは、エストロゲンの持つコレステロールを下げるという働きによるものです。コレステロール値が気になる人は、ほかのプロテインを飲むよりソイプロテインを飲む方が良いかもしれません。
プロテインの効果を上げるには?
ソイプロテインを飲むだけでバストアップするというわけではありません。その効果を高めるためには「マッサージ」や「筋トレ」が必要です。
プロテインの摂取で気を付けること
ソイプロテイン、ホエイプロテイン、ガゼインプロテイン、エッグプロテインの4種類のプロテインにはそれぞれの特徴や良さがあります。しかし、手当たり次第に飲んでも、その良さを実感できないでしょう。
プロテインには、正しい摂取量や飲むタイミングがあるからです。もし間違った飲み方をすれば体に負担をかけることになります。
ここからは、正しい摂取量や効果的な飲み方、そして、注意点などを詳しくご紹介します。
成人女性の場合、1日に必要なタンパク質の量は約50gです。
タンパク質は、アミノ酸の分解とタンパク質の再合成を繰り返しているため、体内に貯蔵できません。そのうえ、1回の摂取で体内に吸収できる量も20gほどです。
このようなアミノ酸の特徴を考え、一度に大量のプロテインを飲むのはおすすめできません。
効率良くアミノ酸を体内へ吸収させるために、プロテインは数回に分けて飲みましょう。プロテインのパッケージには、1食分の摂取量が書かれています。必ず、パッケージを読むようにしてください。
また、同じソイプロテインでもメーカーによって、1食分の摂取量は異なるため、その都度確認するようにしましょう。
プロテインを摂取するタイミングは、それぞれの目的に合わせて決めます。
バストアップを目的とした場合、ソイプロテインは「就寝前」か「トレーニング後」に飲むと良いでしょう。
ソイプロテインは、ゆっくりと体内に吸収されるため、休んでいる間に栄養補給できます。
とくに、就寝中は女性ホルモンや成長ホルモンの分泌が盛んになる時間帯です。就寝前に飲めば、これらのホルモンの働きを助けることにつながります。なお、成長ホルモンには、体のダメージを修復する働きやタンパク質の吸収を促す働きがあります。
ただし、就寝直前に飲むのは避けましょう。胃に負担をかけてしまいます。飲むタイミングは、就寝前30分~1時間前が目安です。
正しい摂取量なら健康維持やバストアップ効果が期待できるプロテインですが、過剰摂取は非常に危険です。どんなプロテインでも、過剰摂取すれば健康を害してしまいます。
プロテインが口から入ると、消化器官でアミノ酸に分解され、肝臓を介して体内で使えるタンパク質に変わります。そのため、過剰摂取すれば、肝臓がその作業に追われてしまうのです。
プロテインが分解されると、その一部はアンモニアに変化します。アンモニアは体にとって有害なものです。そのため、肝臓で尿素に変え、さらに腎臓によって体外に排出されます。
プロテインを過剰摂取すれば、尿素の量が増えます。そして、腎臓が尿素を排出する頻度が増えてしまい、腎臓の負担が増えるのです。
プロテインを過剰摂取しても、速効性や効果が上がるというわけではありません。プロテインに頼り過ぎないようにしましょう!
まとめ
プロテインには、バストアップや健康維持の効果が期待できます。しかし、過剰摂取によって肝臓や腎臓に負担をかける恐れもあります。そのため、プロテインを飲むときは正しい摂取量を守りましょう!
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |