バストアップのQ&A

食事でバストアップを目指したい!必要な栄養はどんなもの?

(2021.01.15 追記)

バストアップを目指すなら、バストまわりの筋力をつけるのが効果的だといわれていますが、筋トレや運動は苦手で…それ以外の方法でバストアップしたいという方も多いのではないでしょうか?

そんなときは、ぜひ普段の食事に気をつけてみてください。食事からバストに必要な栄養素を摂れば、バストアップにつながります。

では、バストアップが期待できる食事とはどのようなものでしょうか?具体的にお伝えしていきます。

食事でバストアップはできるの?

食事でバストアップはできるの?
バストは、1割の乳腺と9割の脂肪からできています。乳腺が発達すると、乳腺を守るために周囲に脂肪がつき、バストが大きくなるという仕組みです。

この乳腺の発達には「女性ホルモン」が欠かせません。女性ホルモンの分泌量を増やしていくことが、バストアップには大切なのです。

女性ホルモンと食品にはどんな関係があるの?
女性ホルモンと似た働きをする成分や、その働きをサポートする栄養素が食品に含まれている場合があります。

なお、不規則な生活やバランスの悪い食生活を続けていると、女性ホルモンの分泌に悪影響を及ぼします。食生活を見直して、体の内側からバストにアプローチしていきましょう。

バストアップに必要な栄養素とは?

女性ホルモンには、乳腺の働きを調整する役割があります。女性ホルモンの分泌を促すような食事をすれば、バストアップできるかもしれません。

では、具体的にどのような食事をするとバストアップできるのでしょうか?

ここからは、女性ホルモンの分泌を促すような食物を紹介し、その栄養素について詳しく説明します。

女性ホルモンに近い「イソフラボン」

女性ホルモンに近い「イソフラボン」
イソフラボンは、バストアップを目指す女性におすすめの栄養素です。それは、イソフラボンが女性ホルモンの「エストロゲン」と似たような働きをするからです。

ストレスや加齢などによって、エストロゲンの働きが弱まると、バストのハリや弾力が失われます。このようなバストの不調に対してイソフラボンがエストロゲンを補い、バストアップにも効果を発揮すると考えられているのです。

イソフラボンはどんな食品に含まれているの?
納豆、豆乳、豆腐、油揚げ、きなこ、味噌、枝豆などです。

ただし、いくらバストアップに効果がある食品でも、それだけを食べるのはやめましょう。単品だけを食べ続けると、栄養バランスが偏ってしまいます。バランスの良い食事を心がけましょう。

イソフラボンの1日あたりの摂取量は?
1日あたり70~75mgまでが適切だといわれています。

ドラッグストアへ行くと、イソフラボンが入ったサプリメントが販売されています。不足しがちなときは、サプリメントで補っても良いでしょう。なお、過剰摂取すると、ホルモンバランスが崩れてしまうため注意が必要です。

イソフラボンの摂取目安量(メーカーによって量が異なるため、あくまでも目安です。)
  • 豆腐 約1丁
  • 納豆 約2パック
  • 豆乳 約400ml
  • 味噌 約大さじ4杯
  • きなこ 約大さじ6杯
エストロゲンの分泌を助ける「ボロン」

エストロゲンの分泌を助ける「ボロン」
ボロンは、体の機能をサポートするミネラルの一種です。別名「ホウ素」ともいいます。

ボロンを摂取すると、エストロゲンの分泌を助けるといわれており、バストアップ効果も期待されています。バストアップを目指すのなら、積極的にボロンを摂取すると良いでしょう。

ボロンはどんな食品に含まれているの?
キャベツ、りんご、ぶどう、レーズン、わかめ、ひじき、アーモンド、大豆、ピーナッツなどです。

ボロンを含む食品は、熱に弱いため、加熱せず「生」の状態で食べるようにしましょう。

また、酸化も良くありません。野菜や果物を包丁で切ると、断面から酸化していきます。できるだけ、そのまま食べたりちぎって食べたりしましょう。

ボロンの1日あたりの摂取量は?
1日あたり3mg程度といわれています。

エストロゲンは、加齢とともに分泌量が減少していきます。加齢によるホルモンバランスの乱れが気になったら、ボロンを摂取しても良いでしょう。

ボロンの摂取目安量
  • キャベツ 約2枚
  • レーズン 約60粒
  • りんご 約1個
体を作る「タンパク質」

体を作る「タンパク質」
タンパク質は、筋肉や臓器をはじめ、体のほぼすべてを作る栄養素です。タンパク質をきちんと摂り、バストの土台である胸筋をしっかり育てると、バストの下垂を防ぎ、ハリのあるバストに近づきます。

バストのまわりにある大胸筋や小胸筋を鍛えるとバストアップに役立ちます。ただ、筋トレだけでなく、体の内側からの改善も必要です。筋肉を増やすために、しっかりとタンパク質を摂取しましょう。

タンパク質には「植物性タンパク質」と「動物性タンパク質」があり、両方を食べるようにしましょう。

植物性タンパク質とは?
植物性タンパク質は、豆腐や納豆などの大豆製品に多く含まれるタンパク質です。脂質が少なく、低カロリーでダイエットにも良いでしょう。
動物性タンパク質とは?
動物性タンパク質は、肉類や魚介類、卵や乳製品などに多く含まれるタンパク質です。牛肉ならランプやモモ、豚肉ならモモやヒレ、鶏肉ならムネやささみが、体を元気にしてくれます。
また、赤身の魚は脂質が少ないため健康を気にする方にもおすすめです。魚なら、マグロ、カツオ、ブリなどを食べましょう。
タンパク質の1日あたりの摂取量は?
1日あたり50mg以上といわれています。

タンパク質は、女性ホルモンを作る材料です。また、バストにハリを与えているコラーゲンにもタンパク質が存在しています。

タンパク質が不足すると、美しいバストが維持できないのです。

仕事や家事に忙しいと、必要とされるタンパク質を十分に摂れない女性も多いようですが、毎食タンパク質を食べるようにしてください。それは、1回の食事で吸収できるタンパク質の量は10~15g程度と少ないからです。

タンパク質の摂取目安量(50g)
  • 牛肉 約300g
  • 豚肉 約350g
  • 鶏肉 約200g
  • 卵 約7~10個
  • 豆腐 約3.5丁
  • 鮭 約2~3切れ
血流をよくする「ビタミンE」

血流をよくする「ビタミンE」
ビタミンEは、間接的ではあるもののバストアップ効果が期待できる栄養素です。

バストに必要な栄養や酸素、女性ホルモンは、血液を介してバストまで届けられています。ビタミンEには、血管を広げて血流を良くする働きがあるため、これらをバストまで運びやすくしてくれるのです。

また、ビタミンEは冷え性の改善にも効果があるといわれています。

ビタミンEはどんな食品に含まれているの?
主にアーモンドやピーナッツなどのナッツ類に含まれています。ただ、ナッツは脂質も多いので食べすぎには注意しましょう。その他、カボチャ、アボカド、ごま油などにも含まれています。
ビタミンEの1日あたりの摂取量は?
1日あたり6mg程度といわれています。
ビタミンEの摂取目安量(6mg)
  • アーモンド 約20粒
  • ピーナッツ 約30粒
  • カボチャ スライスで約4~5切れ
  • アボカド 約1.5個

その他、ビタミンEには細胞の老化を防ぐ効果があります。体の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、バストのハリや弾力を保つのに役立ちます。女性ならば積極的に摂取しておきたい栄養素です!

サポート役の「ミネラル」

サポート役の「ミネラル」
ミネラルは、タンパク質やビタミンの働きを助ける潤滑剤のような栄養素です。

さまざまな栄養素を体に吸収できるのはミネラルの力です。そのため、健康維持のためには欠かせない栄養素といえるでしょう。もちろん、バストアップにも重要です。

なお、ミネラルは体内で作ることができないため、食べ物から摂取する必要があります。

ミネラルとはどんなもの?
カルシウムや鉄、亜鉛などのように、岩や土に含まれている無機質成分です。

私たちの体に必要なミネラルは、全部で13種類あります。なかでも、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンは毎日しっかりと摂取する必要があります。

ミネラルはどんな食品に含まれているの?
小魚類、ひじきや昆布などの海藻、長芋に多く含まれるといわれています。

ミネラルを含む食品は、数多くあるため比較的摂取しやすい栄養素です。さまざまな食品からミネラルを摂取するようにしましょう。

実際の食事に必要な栄養を取りこんでみよう

実際の食事に必要な栄養を取りこんでみよう
バストアップに必要な食品と栄養素を理解できたところで、その食品を実際のメニューに取り入れてみましょう。

ただし、単品だけをたくさん食べ続けるのは良くありません。いくら効果がある食品でも同じものばかりを食べ続けるのは体に良くありません。

例えば、バストアップのために「ボロン」を摂取しようと思い、毎日ボロンが含まれているキャベツばかりを大量に食べていると他の栄養素が不足してしまいます。バストアップのためには食品に含まれる栄養素を組み合わせ、メニューを考えましょう。

食事でバストアップの効果を出すためには?
バストアップを目指すなら「運動を続けること」と「栄養のバランスを整えること」が大切です。

体は急に変わりません。魅力的な体作りのためにできる内容から少しずつチャレンジしてみましょう!

食事メニューのポイントは、ちょっとだけ意識して「バストアップに効果がある食品」を多めに入れることです。また、筋トレやストレッチなどの運動もあわせて行いましょう。食事と運動の相乗効果で、バストアップしやすくなります。

普段の食事にチョイ足しもあり

栄養バランスの整った食事メニューやバストアップ効果のある食事メニューを毎日考えるのは難しいものです。そのような時は、1日のトータルで栄養バランスを整えるようにしましょう。

「朝はタンパク質が不足している」と感じたら、間食や夕食でタンパク質をプラスしてみてください。このようにすると、無理なく食事メニューを考えることができます。

コンビニでも手に入るバストアップ食品

コンビニでも手に入るバストアップ食品
自炊のときは、好きな野菜や果物を選べるためバストアップに必要な栄養素を入れやすいものですが、コンビニ食の場合はどうでしょうか?

コンビニ食は手軽に好きな商品が手に入り、サッと食べられて便利な反面、栄養バランスまで整えるのは一見難しくみえます。実は、コンビニでもバストアップに役立つさまざまな食品が手に入ります。

炭水化物にチーズやサラダを添えれば、栄養バランスも整いやすくなります。コンビニ食を選ぶ場合、下記のようなものを選んでみましょう。

大豆製品

豆腐を使ったお弁当やサラダを見かけることが多いのではないでしょうか?

バストアップのためには、そのまま食べられる冷や奴がおすすめです。冷や奴は、タンパク質だけではなく、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも摂取できます。しかも、低カロリーでダイエット向きの食品です。

野菜サラダ

レタスやキャベツの他に、わかめやひじきなどの海藻類が入ったサラダが良いでしょう。不足しがちなビタミンや食物繊維も補えます。

脂質や塩分を摂りすぎないように、ドレッシングの使用は少量にしましょう。なお、ドレッシングはビタミンEが豊富なアマニ油や、えごま油を使ったものがおすすめです。アマニ油に含まれる「リグナレン」は女性ホルモンを整える働きがあるといわれています。

ヨーグルトやチーズ

ヨーグルトやチーズは、タンパク質とカルシウムが豊富です。

ヨーグルトは、りんごやモモなどのフルーツが含まれたタイプを選ぶと、ビタミンやボロンなどを一緒に摂取できます。

また、チーズに含まれるアミノ酸の「アルギニン」は、バストアップに欠かせない成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。

サラダチキン

袋を開けるだけで食べられ、時間がないときにも便利です。動物性タンパク質をしっかり摂取でき、低カロリーで食べ応えも十分です。

小腹が空いたら、おやつでもバストアップ

小腹が空いたら、おやつでもバストアップ
「食欲がない」「1回に食べる量が少ない」という方は、栄養不足になりがちです。その場合は、1日3回の食事だけでは補えない栄養素を、おやつで摂ると良いでしょう。

また、タンパク質は1回で吸収できる量が限られています。たくさんタンパク質を食べても、排出されて体に溜めておくことができません。

そのため、1回の食事でたくさんタンパク質を摂取するよりも、小分けにして食べる方が効率良く吸収できるのです。おやつの時間を活用して、タンパク質を補いましょう。

ナッツ類

アーモンドやピーナッツはビタミンEや脂質が豊富に含まれており、血流をスムーズにするのに役立ちます。ただし、塩分が多い商品もあるため、無塩タイプを選ぶようにしましょう。

ドライフルーツ

レーズンなどのドライフルーツには、ボロンが多く含まれています。甘さもあるため、疲れたときのおやつにもピッタリです。

ただし、砂糖使用のドライフルーツを食べすぎると、余ったエネルギーが脂肪として体についてしまいます。できるだけ、砂糖不使用のドライフルーツを選ぶようにしましょう。

煮干し

煮干しは、野菜に比べて2倍のカルシウムが含まれ、骨を丈夫にするといわれています。女性ホルモンのエストロゲンは、骨を丈夫に保つ働きがあります。

しかし、年齢とともにエストロゲンの働きが弱まり、骨がもろくなりやすいものです。煮干しに含まれているカルシウムを摂って、健康的な骨にしましょう。

ジュース

野菜ジュース、スムージー、果物ジュースは、ビタミンや食物繊維がたっぷり含まれているので、バストアップに役立つ栄養素が摂取できます。

しかし、糖分が多いジュースは太りやすくなるため、飲みすぎには注意してください。

豆乳

コンビニやスーパーで、パックの豆乳が販売されています。豆乳は種類豊富ですが、健康のためには成分無調整のタイプを選ぶと良いでしょう。

また、カフェでは「ラテ」から「ソイラテ」に変更して、タンパク質やイソフラボンを補うと良いでしょう。

まとめ

1.食事で栄養バランスを整えるとバストアップ効果が期待できる
2.イソフラボンやボロンなど、バストアップに役立つ栄養素がある
3.不足しがちなタンパク質を摂り、バストの土台やまわりの筋肉をしっかり育てる
4.タンパク質は動物性タンパク質と植物性タンパク質を両方摂ると良い
5.おやつの時間を活用して、不足しがちな栄養素を補うようにする

バストアップのために、ホルモンバランスを整える「イソフラボン」や「ボロン」、体の基礎となる「タンパク質」を意識して摂りましょう。

ただし、バストアップに良い食品でも、同じ食品ばかりを食べ続けると栄養が偏ります。バストアップを目指すなら、さまざまな食品からバランス良く栄養を摂取するのが大切です。

 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール