ダイエットをしていても育乳はできる?
ダイエットしていても育乳は可能です
バストには脂肪が必要で、ダイエットで脂肪が落ちるとバストが小さくなってしまうことを心配される方もいるでしょう。
ですがバストへの血行が維持されていれば、育乳や、バストアップは可能です。
ダイエットでバストアップの大敵となるのは、バストに必要な栄養の減少と体温の低下です。
そのため食事で必要以上に脂肪の摂取を制限しないことと、常に体を温めて体温が低下しないように心がければ、ダイエット中でも育乳はできるのです。
ダイエット中でも育乳には脂肪の摂取が必要です
ダイエットを始めると、多くの方が食事での脂肪の摂取を抑えがちになります。
しかし育乳には脂肪が必要ですし、それ以外にも脂肪は重要な働きをしています。
バストは乳汁をつくる乳腺とそれを通す乳管、その周辺にある脂肪とでできています。
そのためダイエットをするとバストにある脂肪まで痩せてしまい、多くの方がバストも痩せてしまうのです。
育乳を進めるのであれば、ダイエット中でも脂肪をある程度摂取することが必要となります。
しかし脂肪を摂取するとダイエットが進まないのではないかと心配になるでしょう。
脂肪は体にとって必要な量以上を摂取すると、皮下脂肪となります。
ですから体にとって必要量の脂肪を摂取しているのであれば皮下脂肪が増える心配はありません。
また脂肪は、人の体の元となる細胞の膜の材料となっているため、脂肪が不足すると細胞の健康を損ねることになってしまいます。
ですから脂肪を必要量摂取していれば、ダイエット中でも育乳は可能なのです。
ダイエット中の育乳には体を冷やさないことも重要です
ダイエット中に起こりがちなのは、体温の低下です。
食べ物の摂取量が減ると内臓の動きや食べ物を体内で代謝する際に発生する熱が少なくなってしまい、体温が低下しやすくなります。
また脂肪は断熱の役割も果たしているため、この脂肪が減ると体温が外気に奪われやすくなることも、体温低下を招きます。
体温が低下すると、体内では血管が細くなって血行が悪くなります。
育乳やバストアップに最も重要なのは血流ですから、ダイエットで血流が減ることが、育乳の妨げになるのです。
ダイエット中でも育乳を進めるために必要なのは、体を温めて血行を維持することです。
栄養素で代謝の際に最も熱を発するのは、たんぱく質です。
筋肉の材料にもなるたんぱく質は、血行の維持にも大切です。
また人の体で「首」がつくところは皮下組織が薄く、体温が最も奪われやすい部分です。
首以外にも手首や足首は冷えないようにしましょう。
また頭のてっぺんも体温が奪われる場所なので、寒い時期には帽子を被るのもポイントです。
このようにダイエットによって体温が下がりやすくなること、血流が悪くなることを抑えることが、育乳のポイントとなります。
バストへの血行を優先的に維持するためにマッサージが有効です
血液の流れは、単に酸素や栄養素を全身に送るだけの仕事をしているわけではありません。
実は、体内でできた熱を全身に伝える役割も果たしています。
体が冷えると、血液がもつ熱が奪われるのを防ぐために、全身の血行が抑えられてしまいます。
これが体へ伝えられる熱を少なく押さえてしまうために体はさらに冷えるという、悪循環が起こります。
体が冷えないような対策をとることは、体から熱が奪われるのを抑えるのと同時に、体の血行を良い状態に保つ効果もあります。
また体をマッサージすると、その部分の血管が広がり、筋肉のこりやかたまりも解消されてさらに血行が良くなって体が温まっていきます。
これらを組み合わせることによって、バスト周辺への血行を維持することが、ダイエット中でも育乳を進めていく上では大切なのです。
とくに肩甲骨周辺や鎖骨からバストにかけての皮膚や筋肉をマッサージすることで、バストへの血行が良くなります。
またマッサージはこの部分のリンパの流れも良くしてくれるので、バスト周辺での老廃物が十分に洗い流されます。
こうすることで、バストにとって必要な栄養やホルモンが十分に流れるようになるのです。
ダイエット中は血液の流れが滞りやすいので、ダイエット効果も得られにくい上、育乳も難しくなります。
しかしマッサージを併用することで血行を維持し、バストアップを図ることができます。
まとめ
バストに必要な脂肪の摂取を維持していれば、ダイエット中でも育乳はできます。
またダイエットをすると体温が低下しやすく、これによって血行が悪くなるとバストアップが進まなくなってしまいます。
ですから体を温めることがカギになります。
育乳に必要なものには脂肪があり、これをきちんと摂取していれば、ダイエット中でも育乳は可能です。
脂肪は体の細胞膜の材料にもなっているので、ある程度の量は必要なものです。
ダイエット中に育乳をするのであれば、脂肪をきちんととることが大切です。
ダイエット中には体温が低下しやすくなり、これが全身の血行を滞らせてしまい育乳が進まなくなってしまいます。
そのため全身の「首」とつくところと頭頂部を冷やさないようにすることが大切です。
ダイエット中は、冷えと血行不良の悪循環が起こりやすくなります。
マッサージを受けることで血行を維持しつつ、体を保温するような服装、効果的な入浴などを行うことが、ダイエット中でも育乳を進める上では重要になります。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |