- ホルモンの調節機能を高める
- 新陳代謝や血液循環を改善する
- 免疫力・抵抗力を高める
バストアップにプラセンタはどのくらい効果があるのか?
(2020.01.31 追記)
女性らしさを維持するためにバストアップしたいと考える女性は多いと思います。よく耳にするプラセンタは、美容成分として注目され続けています。
そしてバストアップにも効果があるといわれています。バストアップのためにプラセンタをどのように活用するのが効果的なのか?また、効果を最大限に引き出すために必要なことは何か?についてを順を追ってご紹介します。
美容にも健康にも効果が期待できるプラセンタをよく知って賢く魅力的になりましょう!
プラセンタって何?
そこから抽出されるプラセンタは2000年も昔から中国で愛用されているのです。
これらの効果はとても緩やかなため、中国では滋養強壮、不老長寿の薬として女性の間で広く使用されてきたといわれています。
また、プラセンタには数十種類の栄養素が含まれています。
- アミノ酸
- 脂質
- 糖質
- ビタミン
- ミネラル
- 活性ペプチド
これらは、細胞の成長をサポートする「成長因子」が豊富に含まれています。
こうした成分の働きかけにより、肌細胞の増殖や分化が促進され、以下のような働きかけをしてくるのです。
- 皮膚組織の「再生」「回復」
- 新陳代謝の向上
- 肌のハリ
- 細胞活性力の向上
プラセンタは、どの動物の胎盤から作られるかにより特徴がかなり違います。ヒト、馬、豚、など様々な種類があり、植物由来プラセンタや、魚や卵巣膜を使った海洋性プラセンタもあります。
それぞれの特徴を見てみましょう。
プラセンタの中で一番多いのが豚由来のプラセンタです。豚は年に2回、20頭~30頭の子豚を出産するので、胎盤の大量入手が可能で、商品自体も安価です。しかし胎盤の質や成長因子の活性力は、ヒトや馬のプラセンタより劣ります。
馬由来のプラセンタは、血統がしっかりしたサラブレッドの馬の胎盤が使用されます。品質管理や栄養管理がされているサラブレッドは、出産数も少なく、豚由来のプラセンタより高価で希少です。
美容成分であるアミノ酸の含有量は、豚由来のプラセンタと比べると約259倍多く含まれているため、効果が期待できます。また、馬は体温が高いので寄生虫や狂牛病、口蹄疫などの心配が少なく、安全面でも安心です。
ヒト由来のプラセンタは人の胎盤から抽出されたものです。人間由来なので、体に馴染みやすい点がメリットです。しかし、化粧品への使用は禁止されているため、医療機関でプラセンタ注射を利用しなければなりません。
植物の種がある胎座という部分から抽出したプラセンタです。アミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富で、美白や美肌の効果があります。安全性は高いのですが、成長因子が含まれていないのが特徴です。
魚の卵巣膜を使用したプラセンタです。植物性プラセンタと同様、成長因子は含まれていませんが、アミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸などの栄養成分が豊富です。
摂取方法
プラセンタの摂取方法は、以前は病院でのプラセンタ注射が一般的でした。
近年はサプリメントやドリンク剤が販売されるようになり、気軽に摂取できるようになりました。
馬や豚由来のプラセンタは、インナーケアとして口から摂取して取り込むことができます。
これはサプリメントやドリンク剤として製品化されており、薬局やドラッグストア、コンビニで販売されています。
店頭商品の効果や安全性に不安を感じる方は、医療機関や美容外科で処方してもらう方法もあります。
しかし忙しい人や生活サイクルの都合で通院できない方にとって、サプリメントやドリンク剤は手軽に摂取でき、費用面でも安く抑えられるメリットがあります。
ヒト由来のプラセンタは、病院でのプラセンタ注射でしか体内に取り入れることができません。
プラセンタ注射には、筋肉注射と、皮下注射の2種類があります。
一度に多くのプラセンタを摂取することができるためプラセンタの吸収率が高く、効果が期待できますが費用が高くなります。
筋肉注射より費用は抑えられますが、体内に注入できるプラセンタの量が少ないため、効果はゆっくりになります。
プラセンタ注射のメリットは、直接プラセンタを体内に取り込めるため、口から摂取して消化される場合よりも効果が出やすいことです。
美容やバストアップ効果のある美容成分を配合したクリームも販売されています。
塗るだけで有効成分や美容成分を摂取できるクリームは日々のスキンケアに取り入れるだけで効果を期待できます。
市販されているものより病院で処方されている製品やプラセンタ注射の方が効果が出やすいといえますが、市販品でも信頼のおける製薬メーカーの製品を選んでみるなど、品質やエキスの含有量を確認して自分にあったものを探してみるのも良いでしょう。
摂取方法は様々です。ご自身の生活スタイルにあわせて取り入れ方を考えてみましょう。
プラセンタの効果は?
プラセンタの原料となる胎盤は、胎児を育てるために必要な栄養素を豊富に含んでいます。
そのため、抽出されたプラセンタエキスにはとても多くの栄養素が含まれ、体への様々な効果が期待されています。
その代表的なものは
- アミノ酸
- ミネラル
- ビタミン
といった栄養素です。
また、栄養素だけでなく胎児に必要な「成長因子」という物質も含まれています。
医療現場でのプラセンタは「プラセンタ療法」で使用され、肝疾患や更年期障害、乳汁分泌不全などの治療に使われている優れモノです。
- 抗炎症作用
- 抗ストレス作用
- 基礎代謝向上作用
- 内分泌調整作用
- 自律神経調整作用
- 免疫賦活・調整作用
- 強肝・解毒作用
と様々な治療に使用されているプラセンタですが、近年は美容分野でも期待が高まっています。
プラセンタは、美容に役立つといわれる
- タンパク質
- 脂質
- 糖質
- ビタミン
- ミネラル
などの5大栄養素を豊富に含んでいます。
まずは、これらがバストアップ効果以外にも、どのような効果があるのかいくつかご紹介します。
バストアップにはホルモンバランスは欠かせません。
その中でも特に関係しているのは、女性ホルモンの一つである「エストロゲン」というホルモンです。
ホルモンには適切なホルモンバランスがあり、一定に保つことがバストアップに効果的といわれています。
プラセンタには女性ホルモンの分泌を正常にし、かつ活発にする作用があります。
妊娠・出産を経験した方であれば、授乳の時に胸が大きくなるのを実感したと思います。
これは女性ホルモンが乳腺を刺激するために起こります。
プラセンタを摂取することで女性ホルモンを正常に分泌できれば、バストアップの効果が得られるのです。
ところが女性ホルモンの分泌が悪いとバストは成長することができません。
ホルモンバランスの悪い方は、プラセンタを摂取して女性ホルモンの分泌バランスを整えればバストアップの効果が期待できるはずです。
プラセンタには血行促進作用や造血作用があります。
この血行促進作用は、分泌された女性ホルモンやバストアップに必要な栄養素を胸まで届ける効果が期待できます。
血行が悪いとバストの細胞に栄養が届かず、バストの細胞が衰える原因となります。
そして、新しい細胞も作れなくなります。
新陳代謝が悪くなれば老廃物も溜まりやすくなり、シミやくすみ、シワ、たるみの原因にもなります。
せっかく女性ホルモンを整えても、バストに行き渡らなかったら意味がありません。
しっかり血行を促進して必要な栄養素やホルモンを胸まで行き渡らせましょう。
プラセンタを摂取して細胞のひとつひとつにそれらを届けやすくすることができるとすると、バストアップにも役立つといえるでしょう。
また、体の隅々に血液を届けることは冷え性の改善にもつながります。
血行を促進させることは、栄養素、ホルモン、温かい体温といったものを通して、バストアップには必要不可欠なのです。
プラセンタには、「抗酸化作用」があるので肌の弾力を保ち、シミを防いでくれます。
他にも肌のハリ・弾力を支えるコラーゲンのダメージを抑制するとともに、メラニンの発生を抑えることがシミ予防にもなり、老化防止の効果が期待できます。
- 美白
- 保湿
- 吹き出物対策
にも効果的である上に、元の状態に戻す効果からエイジングケアの効果が期待されています。
また血行促進効果で肩こりや冷え性の改善も期待できます。
プラセンタには、新陳代謝をアップさせる働きがあります。
この働きにより、今までと同じ生活をしていても、プラセンタを摂取するだけで、エネルギーの消費量がアップし、太りにくく痩せやすい体質に改善してくれます。
このことから、ダイエット効果も期待されています。
そしてもう一つ、自律神経を整える作用があります。
ストレスの多い日常生活は、体に様々な不調をもたらします。
プラセンタの摂取は、メンタルヘルスにも効果を発揮します。
ストレスにまで強くなれば、心身共にいいこと尽くめですね。
デメリット
美容や健康効果の高いプラセンタですが、摂取する上での注意点やデメリットも知っておきましょう。
まず、動物性のプラセンタを摂取する場合は、使用されている豚や馬の安全性を確認しましょう。
「SPF豚」と「JHFAマーク」をチェックしましょう。
この二つは、安全性や品質に問題がない商品に表示されています。
サラブレットを使用しているかがポイントになります。
デメリットですが、効果の現れ方に個人差があることです。
プラセンタの配合率によって効果の出方も違います。
なかなか効果が出ない場合、複数のプラセンタを試すとよいでしょう。
市販のサプリメントやドリンク剤だと負担は少なく済みますが、美容クリニックに通うと費用も高くなってしまいます。
また、摂取を止めてしまうとせっかくのバストが元に戻る可能性もあります。
ホルモンの分泌が元の状態に戻るとサイズダウンしたりハリが失われたりします。
そのため、摂取方法を検討し、継続的に摂取する必要があります。
バストアップ効果を上げるために
プラセンタを摂取するとバストアップに効果があることを紹介してきましたが、実は摂取しただけで効果的にバストアップができるわけではありません。
せっかくお金をかけてプラセンタを摂取しても、効果が薄くてはもったいないですよね。
そこで、他のバストアップ方法を合わせて行い、プラセンタのバストアップ効果を最大限に引き出してみましょう。
プラセンタの摂取により、女性ホルモンの増加や血行促進などバストアップするための環境が整ったのですから、他のバストアップ法の効果が上がることも期待ができます。
効果が現れやすい方法として
- バストマッサージ
- ナイトブラの着用
- 食生活
この3つについてご紹介していきます。
どれもちょっとした工夫や意識づけで始められることです。
バストアップだけでなく、美肌や健康、アンチエイジングにも効果がありますので、毎日の生活に取り入れてみてください。
数あるバストアップ方法の中でもベーシックなのが、バストマッサージです。
バストマッサージの基本はデコルテマッサージともいわれています。
バストとデコルテをマッサージすると、血行がよくなりリンパから老廃物を流し出すことができます。
老廃物のない状態でマッサージをすると女性ホルモンや栄養がバストに届けられます。
これがプラセンタの摂取で相乗効果が期待できるのです。
また、マッサージは筋肉にも刺激を与えてくれます。
- バストの垂れ下がりを感じる方
- 加齢によりバストがしぼんできたように感じる方
- 脇にバストが流れてしまっている方
などには、筋肉に刺激を与えるマッサージを行うことで改善が期待できます。
マッサージを行うことで、お肌にハリや弾力、ボリュームも出ます。
柔らかくふっくらとしたバストは女性らしさのためには欠かせません。
マッサージのコツは、外側から内側、下から上へが基本です。
肌に負担がかからないようにマッサージクリームを使用するのがおすすめです。
お風呂上りや夕食後のゆっくりすごせる時に、リラックスして毎日続けてみましょう。
せっかくバストアップしても形が崩れてしまったり、外側に流れてしまったりしてはもったいないですね。
形がよくないと思っている女性の多くが就寝時にブラをしていないようです。
うつぶせで寝ていてつぶれてしまうという女性も少なくありません。
ナイトブラは、寝ている間のバストの崩れを防止するだけでなく、脇や背中の脂肪を胸に寄せてくれる効果が期待できます。
ナイトブラを使う時の注意点としては正しいサイズを付けているかどうかです。
サイズが大きいと正しいバストの位置に脂肪が寄ってくれませんし、反対にサイズが小さいとバストがつぶされてしまいます。
また、正しいサイズのナイトブラを用意したら、正しい順序で着用しましょう。
ナイトブラは下から着用するのが基本です。
お腹や背中の肉や脂肪をバストに集めるイメージで着用しましょう。
ナイトブラと昼用ブラは機能が全く違いますので、昼用のブラを着用して寝るのも、反対にナイトブラを昼間に使用するのもよくありません。
夜用に販売されているナイトブラを選んで着用しましょう。
バストや乳腺に栄養をしっかりと届けるためには、食事内容も意識しましょう。
実はバストの大半は脂肪からできています。
10%の乳腺組織を保護するために、脂肪が包み込んでいます。
乳腺が発達すると脂肪もあとから増えるため豊かでふっくらとしたバストになります。
では、乳腺によい食品を紹介します。
バストアップに欠かせない食品といえば、大豆です。
大豆に含まれる「イソフラボン(植物性エストロゲン)」は女性ホルモンに似た働きをすることが知られています。
大豆を原料とする製品は数多くあります。
- 納豆
- 豆腐
- 豆乳
など、うまく食事に取り入れてみましょう。
イソフラボンの効果に個人差はあっても、体の素になるタンパク質が不足の人が多いのです。
乳製品に含まれる良質なタンパク質もバストアップには欠かせません。
- 牛乳
- チーズ
- ヨーグルト
など、朝食の一品に加えてみましょう。
それから、聞きなれない方も多いと思いますが、ボロンという成分をご存じですか?
このボロンには、女性ホルモンの一つである「エストロゲン」の「分泌を促進」する働きがあります。
- 果物
- ナッツ類
- 海藻類
などに多く含まれています。
まとめ
効果を上げるためにマッサージやナイトブラを活用し、食事にはバストアップ効果のある食材を取り入れて、ふっくら魅力的なバストを手に入れましょう。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |