- 卵かけご飯(卵はタンパク質やビタミンが含まれている)
- 納豆ご飯(納豆はタンパク質と食物繊維が豊富)
バストアップしたいなら毎日の朝食をしっかりと食べよう!
「忙しいため時間がない」
「もともと食欲がない」
このような理由で、朝食を抜いていませんか?
朝食抜きの生活が続くと、体調がすぐれない、やる気が起きないなどの「不定愁訴」と呼ばれる不調を招きます。さらに、朝食抜きを続けるとホルモンバランスが乱れやすくなります。これでは、健康にもバストにも悪影響です。
今回は、バストアップと朝食の関係をお伝えし、どうしたら朝食を食べる習慣をつけられるのかご説明します。
朝食は1日の鍵となる食事です
睡眠中は、体温が低下し脳や身体機能も休息しています。そのような状態から、朝、体を目覚めさせるためには、温かい食べ物を口に入れて、熱を生み出すことが大切です。
忙しいとついつい抜いてしまいがちな朝食ですが、1日をスムーズに始めるためには、朝食が欠かせないのです。
もし朝食を抜くと、日中の活動に必要なエネルギーが不足し、仕事や勉強の集中力や効率が低下します。それだけではなく、朝食抜きを繰り返していると自律神経が乱れてしまいます。
自律神経は、女性ホルモンをコントロールしている役割があります。自律神経が乱れれば、女性ホルモンの分泌量も低下し、バストに悪影響を及ぼすのです。
人間の体は、自然とお腹が空いたり、夜になると眠気を感じたりします。このようなリズムがあるのは、一人ひとり「体内時計」を持っているからです。
体内時計は、25時間がひとサイクルとなっています。しかし、地球のリズムは24時間がひとサイクルで、体内時計はズレやすいのです。
このようなズレをリセットしているのが、「朝食を食べる」「朝の太陽光を浴びる」という2つの行動です。美しいバストを目指すのなら、毎日しっかり朝食を食べて、太陽光を浴びるようにしましょう。
自律神経と女性ホルモンの関係
自律神経は、体温調節、呼吸、消化など、無意識に体をコントロールしています。
そして、この自律神経は日中活動しているときは「交感神経」が優位に、休息しているときは「副交感神経」が優位になり、ふたつの神経がバランスをとりながら働いています。
しかし、なんらかの原因でこのふたつの神経のバランスが崩れてしまうと、女性ホルモンの分泌も乱れてしまうのです。
女性ホルモンは、卵巣から分泌されていますが、常に分泌されているのではありません。視床下部が、体の状態を判断して卵巣へ命令を出し、女性ホルモンを分泌しています。つまり、自律神経と女性ホルモンの司令塔は視床下部で、お互いに影響しあっているのです。
加齢に伴い、自律神経の働きも低下するため、眠りが浅くなったり寝つきが悪くなったりします。副交感神経が優位になれば、眠りやすくなります。
スマホの光を浴びる、テレビを長時間見るといった行動は交感神経を活発にして、副交感神経への切り替えが難しくなります。安眠につながるように、寝る前はゆったりと過ごしましょう。
朝食に必要な栄養素とは?
朝食には、体を目覚めさせるスイッチのような役割があります。
朝食で必要となる栄養素は、ごはんやパンなどの「炭水化物」、肉や魚、卵などの「タンパク質」、野菜や果物などの「ビタミン」「ミネラル」などです。
脳のエネルギー源は、主にブドウ糖です。ブドウ糖は、炭水化物を分解して作られるため、朝は炭水化物を摂取するようにしましょう。脳が目覚めて、やる気や集中力がアップします。
タンパク質は、筋肉や臓器を作る栄養素です。朝食でタンパク質を摂れば、エネルギーが蓄えられ、体温も上がり活動しやすくなります。
ビタミンやミネラルは、体を元気にしたり気力を維持したりするために必要な栄養素です。しかし、ミネラルは体内で生成できません。必ず食事から摂取するようにしましょう。
なお、パンやご飯などの炭水化物は、朝食に食べる人が多いようですが、バストアップにはタンパク質が必要です。タンパク質を朝食にプラスするようにしましょう。
「時間栄養学」によると、栄養素は摂取する時間によって変化することがわかっています。栄養素の吸収は、朝から昼頃までが良いといわれています。
まずは朝食を食べてみよう!
忙しい朝に食事を食べるのは、なかなか難しいものです。なかには、朝食抜きが習慣になっている方もいるでしょう。
それでも、朝食には多くのメリットがあります。朝食によって、生活リズムが整い健康やバストアップにも役立つからです。
おにぎり1つ、バナナ1本でも良いので、何か口に入れる習慣をつけましょう。食べ物を口に入れて噛むと、脳が活性化して集中力や発想力までアップしますよ。
朝食の内容を見直してみよう!
「菓子パンとホットコーヒーが定番の朝食メニュー」というように、朝食を食べる習慣があっても、簡単なメニューで済ませている方も多いようです。
「菓子パンだけ」「おにぎりだけ」の単品の朝食メニューでは、栄養バランスが炭水化物に偏ってしまいます。炭水化物だけではなく、朝食メニューの中に乳製品、卵、肉類、魚類などのタンパク質、野菜などのビタミンや食物繊維も加えるように心がけてみてください。
せっかく朝食を食べるなら、バストが成長するように、食材の選び方やプラスする食品にこだわり、栄養バランスを整えましょう。朝食を少し工夫するだけで、立派なバストアップメニューに変化するはずです。
朝食がごはん派なら、味噌汁、ごはん、焼き魚、卵料理、漬物、納豆、海苔といったメニューが理想的です。全てを用意する必要はありませんが、ある程度パターンを決めておくと、準備がスムーズになるかもしれません。
夕飯の残りを利用したり、一品加えたりするだけで、メニューが決まります。また、魚を食べるなら、ツナ缶、サバ缶、鮭缶などの缶詰を利用すると調理が楽になります。
和食に限らず、洋食でも問題ありません。トマトやチキンなどの洋風スープに、ご飯と溶き卵を入れリゾットにするのもおすすめです。また、市販のインスタントスープに、ご飯を入れるだけでもリゾットができあがります。
このようなごはんに「おひたし」や「お味噌汁」をプラスしましょう。ビタミンや食物繊維を補え、栄養バランスが整います。
パン派の方は、あんパン、ジャムパン、コロネといった甘い菓子パンを朝食として選んでいる方も多いでしょう。菓子パンは、食パンやご飯よりも炭水化物や脂質を摂りすぎる傾向があり、体に余分な脂肪がつきやすくなります。
パン派の方は、タンパク質や野菜が摂取できる下記のようなパンを選びましょう。
- 食パンにケチャップやピザソースを塗り、チーズをたっぷりかけた「ピザトースト」
- スクランブルエッグや焼いたベーコンなどの好きな具をのせた「オープンサンドイッチ」
- アボカドをスライスして食パンに並べ、上からマヨネーズをかけて焼いた「アボカドトースト」
もし余裕があるなら、スクランブルエッグや目玉焼きなどの卵料理、ベーコンやハムなどの肉料理、ヨーグルトなどのタンパク質をプラスしてください。
また、アボカドやツナなどを加えたサラダ、野菜たっぷりのスープ、果物などがあれば、栄養バランスが整いやすくなり、バストアップ効果も高くなります。
朝食がシリアル派の方は、果物、ドライフルーツ、ナッツなどのトッピングをプラスしてみましょう。また、さまざまあるシリアルのなかでも「ミューズリー」を選択してみるのはいかがでしょうか。
ミューズリーは、ヨーグルトやサラダに入れても相性抜群なので、通常の食事に加えても良いでしょう。
朝食をしっかり食べるなら、シリアルに卵料理やサラダなどもプラスしてみましょう。
おすすめは、ゆで卵です。ゆで卵は、作りおきしておけば3日ほど日持ちします。時間に余裕があるとき、多めに作っておくと、殻を剥くだけで食べられ、バストアップに必要なタンパク質を摂取できます!
朝食を家で食べる時間がない!
毎朝、自炊する余裕がない方もいるのではないでしょうか。外食やコンビニ食であっても、少しだけバストアップにつながるメニューを意識してみましょう。
メニューを上手に選ぶと、栄養バランスが整い、バストアップ効果も高くなります。
卵やソーセージ、チーズなどのタンパク質を含むメニューを選び、セットのドリンクはノンカロリーのブラックコーヒーや紅茶にしましょう。さらに、サラダを注文して食物繊維を摂るように心がけてください。
おにぎりやサンドイッチだけの単品メニューにすると炭水化物が増えるため、ヨーグルト、サラダチキン、ゆで卵、カットフルーツなどを加えてみると良いかもしれません。
どこで食事をしていても、自分の意識ひとつで内容を変えられます。目的は「朝からしっかりとバストアップに必要な栄養素を摂る」ということです。
まとめ
朝食は、脳や体をしっかりと動かしていくために重要な食事です。
朝食を抜くと、体温が上がらないため調子が悪くなったり、集中力が低下してしまったりするリスクがあります。また、自律神経が乱れてしまうため、バストアップにも悪影響を及ぼします。
バストアップを目指しているなら、朝からしっかりと食事を摂ることが大切です。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |