教えて!納豆にはバストアップ効果があるの?
バストアップのQ&A

教えて!納豆にはバストアップ効果があるの?

私たちの食卓でお馴染みの納豆には「イソフラボン」という成分が含まれています。イソフラボンは、女性ホルモンと似た構造をしており、加齢によって減少する女性ホルモンを補うと考えられています。

また、納豆にはバストの成長に欠かせない「タンパク質」や便秘解消に役立つ「食物繊維」が含まれています。つまり、納豆はバストアップを目指す女性の強い味方なのです!

今回は、納豆の成分やその働きを説明します。そしてバストアップに役立つ食材についても紹介していきます。

どうしてバストアップに納豆が良いの?

どうしてバストアップに納豆が良いの?
お店に行くと、納豆、味噌、油揚げなどさまざまな大豆製品が売られています。

大豆はとても栄養豊富な食材で、バストアップにも欠かせないイソフラボンやタンパク質が含まれています。

しかし、大豆のイソフラボンやタンパク質は、体内で分解されにくいという性質があります。大豆を食べても、消化吸収されにくく、バストに栄養が届くまで時間がかかってしまいます。

そんなときこそ、納豆の出番です!

納豆は、発酵のチカラで、イソフラボンやタンパク質が分解されやすくなっています。体内で消化吸収されやすく、バストにも効率的に必要な栄養を届けられるのです。

納豆を食べて、バストアップを目指しましょう。

イソフラボンの効果って?

イソフラボンの効果って?
バストアップと関係する「女性ホルモン」と「イソフラボン」について見ていきましょう。

女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があります。

このうちエストロゲンは、バストアップと深く関わるホルモンです。エストロゲンが卵巣から分泌されると、バストの中にある乳腺を刺激します。すると、乳腺を守るために脂肪が集まりバストが大きくなるのです。

エストロゲンの働き
  • 女性らしい体を作る
  • 自律神経を安定させる
  • 肌や髪を健康的に保つ
  • 妊娠に備える
  • 骨を丈夫にする

エストロゲンとイソフラボンは、とても構造が似ています。そのため、イソフラボンを摂取するとエストロゲンの働きをサポートして、バストアップ効果を発揮すると考えられているのです。

なお、女性ホルモンの量は20代がピークで、加齢とともに減少します。イソフラボンを摂取すれば、加齢によるエストロゲンの減少を補ってくれるかもしれません。

納豆は1食あたりのイソフラボンの量がすごい

味噌や豆腐など大豆製品によって、イソフラボンの含有量に違いはあるのでしょうか?

大豆製品4つを比べてみました。

  • きな粉(100g)・・・約266mg
  • 納豆(100g)・・・約74mg
  • 味噌(100g)・・・約50mg
  • 豆腐(100g)・・・約20mg

100g中の平均含有量が最も多いのは「きな粉」でした。

これを見ると「きな粉を食べればイソフラボンをたくさん摂れる!」と思う方も多いかもしれません。しかし、1食あたりのイソフラボンの含有量を比較すると、この順位は変わります。

  • きな粉(カレースプーン1杯分)・・・約19mg
  • 納豆(1パック)・・・約37mg
  • 味噌(大さじ1杯)・・・約9mg
  • 豆腐(150g)・・・約31mg

味噌や豆腐と比べても、納豆にはイソフラボンが多く含まれていることが分かります。

イソフラボンのチカラを借りて、若さと健康を保ちましょう。

納豆のイソフラボンは体への吸収率がすごい

納豆が優れているのは、1食分のイソフラボンの含有量だけではありません。実は、ほかの大豆製品よりも、納豆のイソフラボンは体への吸収率が高いのです。

通常のイソフラボンは、糖が集まった構造をしているため、なかなか体内で吸収できません。これは、イソフラボンを吸収するとき、腸内細菌が糖を分解しなければいけないからです。

その点、納豆のイソフラボンは「発酵のチカラ」で、すでに糖がはずれた構造をしています。そのため、納豆のイソフラボンは、糖の分解に時間をかける必要がありません。つまり、体内で効率良く吸収されるということになります!

納豆のイソフラボンの特徴
  • 1食分に含まれるイソフラボンの含有量が多い
  • 体内で分解されやすい
  • 体内での吸収率が高い

イソフラボンは、バストアップ効果だけではなく、生活習慣病の予防など健康効果が期待できる成分です。納豆を食べて、イソフラボンを効率良く摂りましょう。

イソフラボンの他にも納豆の成分はすごい!

イソフラボンの他にもすごい!納豆の成分
納豆に含まれている成分は、イソフラボンだけではありません。他にもバストアップ効果が期待できそうな栄養があります。

注目すべきものは「タンパク質」「ビタミンB6」「食物繊維」「ポリアミン」です。これらは、バストやホルモンを作ったり病気を予防したりする効果があるといわれています。

さっそく、どんな働きがあるのか、それぞれの栄養素についてみていきましょう!栄養素の理解が深まれば、毎日食べたくなるかもしれませんよ。

タンパク質

タンパク質は、バストの土台となる大胸筋を作る栄養素で、バストアップには欠かせません。

タンパク質は、アミノ酸という成分が集まってできています。このアミノ酸は20種類あり、このうちの9種類が必須アミノ酸です。

必須アミノ酸とは?
体内で合成できないアミノ酸で、食事で摂取する必要があります。

必須アミノ酸のバランスを調べるために「アミノ酸スコア」という指標があります。このアミノ酸スコアの数値が100に近ければ近いほど、理想的なアミノ酸といえ、「良質なタンパク質」とも呼ばれています。

納豆は、そのアミノ酸スコアの数値がなんと100なんです。

ビタミンB6

納豆を食べると、女性ホルモンの分泌が活発になります。肌質も良くなるため、バストアップ効果が期待できるでしょう。このような効果は、ビタミンB6の働きによるものです。

ビタミンB6は、代謝に関わる栄養素です。体内でタンパク質を分解しエネルギーにする過程で、ビタミンB6が必要になるのです。

ビタミンB6の主な働き
  • タンパク質の代謝に関わる
  • 女性ホルモンを活発にする
  • 健康的な肌にする
  • 炎症を抑える

食物繊維

食物繊維
食物繊維は、直接的にバストアップ効果を発揮するわけではありませんが、腸内環境を整えて、バストに必要な栄養を吸収しやすくする栄養素です。

なお、食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があり、それぞれ働きが違います。

水溶性食物繊維の働きとは?
腸内に住む善玉菌のエサになり腸内環境を整えます。
不溶性食物繊維の働きとは?
便を増やし、腸の動きを活発にすることで、腸の掃除をします。

女性は、女性ホルモンの影響から便秘が起こりやすい体質です。もし便秘になると、老廃物が排出されず肌荒れや体調不良を招き、バストにも悪影響を及ぼします。

便秘解消のためにも、納豆から食物繊維を摂りましょう。

ポリアミン

ポリアミンは、人、動物、植物などすべての生物に存在する成分で、新陳代謝を促す働きがあります。食物にもポリアミンが含まれ、私たちは普段の食事から摂ることができます。

しかし、加齢とともに体内でポリアミンを作るチカラが弱まり、新陳代謝を促す働きも落ちるのです。年を重ねても美しいバストを維持できるように、ポリアミンを摂りましょう。

ポリアミンが豊富な食材
  • 胚芽
  • 納豆
  • 野菜
  • きのこ類

納豆はどのくらい食べれば良いの?

納豆はどのくらい食べれば良いの?
健康や美容を意識して、毎日納豆を食べている方も多いでしょう。では、一体どのくらい食べたら良いのでしょうか?

納豆を1パック食べると、1日に必要なイソフラボンの摂取量をクリアできます。

  • 1日あたりのイソフラボンの摂取目安量・・・30~50㎎
  • 納豆1パックあたりのイソフラボンの含有量(50g程度)・・・37㎎程度

納豆は、安価で手軽に食べられるのが魅力です。朝・昼・晩のどこかの食事に、納豆をひとつプラスしてみてください。ほかほかのご飯に納豆をかけるのもおすすめです。

また、毎日飽きずに食べるために、薬味を変えてみるのも良いでしょう。

納豆におすすめの薬味はありますか?
卵、ネギ、大葉、ごま、梅干しなどを加えると美味しく食べられます。

その他、キムチやチーズなどを組み合わせて食べると良いでしょう。納豆味噌汁、納豆オムレツなど、料理に納豆を加えてアレンジするのもおすすめです。

納豆以外の食材も食べましょう

バストアップ効果があるといわれる納豆でも、食べすぎは良くありません。単品だけを食べ続けていると、栄養バランスが偏ってしまいます。

では、納豆のほかにバストアップ効果のある食材はないのでしょうか?また、イソフラボン以外にバストアップ効果がある成分はないのでしょうか?

ここからは、バストアップに役立つ成分と食材を紹介します。身近で使いやすい食材なので、普段の食事に取り入れてみましょう。

ボロン

ボロンを含む食材
私たちの身近な食材の中には、エストロゲンの分泌を促す成分があります。それは「ボロン」という成分です。

ボロンは、バストの脂肪だけを増やしてくれる働きがあり、バストアップ効果も期待できます。

ボロンを含む食材
  • キャベツ
  • りんご
  • ぶどう
  • 生ナッツ
  • 海藻類 など

りんごなら1~2個、アーモンドなら20個程度が1日の摂取目安です。ただし、ボロンは熱に弱いので、生で食べるようにしましょう。

タンパク質

タンパク質を含む食材
鶏ささみ、豚ひれ肉、マグロなどの「良質なタンパク質」を積極的に食べましょう。

タンパク質には、胸に広がる大胸筋を作る働きがあります。さらに、女性ホルモンの分泌にも深く関わり、バストアップに欠かせない栄養素です。

なお、18歳以上の女性の場合、1日に50gのタンパク質が必要です。

約50gのタンパク質を摂るメニュー
  • 納豆(1パック)・・・約12g
  • サケ(1切れ)・・・約16g
  • 牛もも肉(100g)・・・約20g
  • 牛乳コップ(1杯)・・・約6g

上記のメニューだと合計約54gのタンパク質が摂れます。

タンパク質は「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」を組み合わせて食べることがポイントです。マグロ納豆や卵納豆など、動物性タンパク質に納豆を加えるとバランスが整います。

タンパク質を含む食材
  • 鶏ささみ
  • 豚ひれ
  • マグロ
  • サンマ
  • サケ
アルギニン

アルギニンを含む食材
成長ホルモンとは、美肌や健康を維持するホルモンです。成長ホルモンには、タンパク質の合成を助ける働きがあり、バストを作るのに役立ちます。

この成長ホルモンの分泌を促すのが、必須アミノ酸の「アルギニン」です。バストアップ効果を高めるために、アルギニンが豊富に含まれている食材を意識して食べましょう。

アルギニンを含む食材
  • 鶏肉
  • 豚肉
  • 牛肉
  • サケ
  • えび
  • チーズ

その他、納豆や湯葉などの大豆製品にも豊富に含まれています。

ビタミンE

ビタミンEを含む食材
ビタミンEは、血行をスムーズにして肌をきれいに見せる効果があります。その他にも、ビタミンEには女性ホルモンの分泌を調整して、月経前のイライラや体の不調を緩和する働きがあります

ハリやツヤのあるバストを作るために、ビタミンEを摂りましょう!ビタミンEを含む食材は「緑黄色野菜」や「ナッツ類」などです。

ビタミンEを含む食材
  • カボチャ
  • アボカド
  • モロヘイヤ
  • アーモンド
  • 赤ピーマン など

まとめ

1.納豆には、バストアップ効果が期待できるイソフラボンがある
2.納豆のイソフラボンは、発酵のチカラで体への吸収率が高い
3.納豆はタンパク質や食物繊維など、女性に欠かせない栄養素がある
4.納豆を食べる目安は、1日1パックである
5.納豆だけを食べるのではなく、ほかの食材もバランス良く食べる

バストアップのために注目したい食品は「納豆」です。

納豆には、イソフラボンという成分があります。イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持っています。そのため、加齢により減少するエストロゲンを補い、バストにも良い効果をもたらすと考えられています。

安価で手軽に食べられる納豆を毎日の食事に取り入れてみましょう。

 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール