有酸素運動をすると胸が大きくならない?
バストアップのQ&A

バストアップに効果的な有酸素運動とは?

(2019.12.31 追記)
女性にとってバストは永遠のテーマといっても過言ではありません。

殆どの女性がバストアップのために何かしようと思われたことがあるのではないでしょうか?

バストアップのために効果的なものといえば、食生活やサプリメント、補正下着なども紹介されていますが、実は即効性があるのが運動なのです。

それも激しいトレーニングではなく有酸素運動を取り入れることで、バストアップはもちろん、サイズアップ、形の改善にもつながります。

有酸素運動で美しいバストを手に入れる方法をご紹介しましょう!

バストアップと有酸素運動の関係とは?

バストアップと有酸素運動の関係とは?
有酸素運動でバストアップができると聞いて意外に思う方もいらっしゃるかもしれません。実は、バストアップの大敵は冷えなのです。

いうまでもなく運動不足では血液の循環が悪くなります。すると手足の末端だけではなく、大事なバストにも影響が出るのです。

有酸素運動は緩やかな運動を続けることで血行を良くしていきます。運動不足のままでは食生活を変えても、サプリを飲んでも効果は出にくいのが現状です。

有酸素運動の効果は、血液の循環が良くなるだけではなく、代謝が良くなり、女性ホルモンの分泌も良くなります。また、バストを支えている大胸筋なども程よく鍛えられるのです。

有酸素運動とバストアップのメカニズムを詳しくご紹介しましょう。

有酸素運動で血行促進

成長期を過ぎると、何もしないでバストの成長は、残念ながら期待できません。

女性らしいふくよかな胸になるためにはいくつもの方法がありますが、バストアップの鍵を握るのは「血行」だということをご存知ですか?

バストの成長には、栄養と女性ホルモンが大きく関係していますが、最も重要なのは血流環境を良くすること。この基本ができていないと何をやっても成果が出にくい状況になってしまいます。

冷え性で悩む女性は多いですね。冷え性や血行不良の女性の場合、大切な栄養をしっかりと取っていても、その栄養が体の隅々、そして大切な胸まで行き届かないのです。

栄養や女性ホルモンを運んでくれるのが、酸素と血液。有酸素運動は文字通り、たくさんの酸素を取り入れる運動方法なので、血行を促進し、栄養や女性ホルモンの運搬が活性化します。

その結果、栄養も女性ホルモンもしっかりバストに届けられ、バストアップ、サイズアップにつながるという仕組みです。

有酸素運動で新陳代謝が高まる

有酸素運動で新陳代謝が高まる
代謝を向上させることとバストアップの関係についてご紹介しましょう。有酸素運動を行うと、血液の循環が良くなります。

そうすると、内臓の働きや細胞分裂も活発になり、新陳代謝が高まります。今の多くの女性は体を動かす機会が少なく、代謝が低下しているといわれています。

代謝が下がると体温が下がり、老廃物が排出されにくくなります。これはバストアップだけではなくお肌にも大敵ですね。

逆に代謝が高まれば、お肌も美しくなり、新しい細胞が生まれてくるのでバストアップも効果的になるのです。息が少し上がるくらいの有酸素運動を行うことで代謝がアップするだけではなく、有酸素運動は、程よく筋肉をつけることができます。

同時に、ウエストや太ももなど、引き締めたいところは引き締まり、きれいなバストラインが生まれます。そして筋肉量が増えると代謝はどんどん上がっていくので、うれしいスパイラルが起きるのです。

女性ホルモンの分泌が高まる

女性の美しさと健康に大きくかかわっている「女性ホルモン」。「女性ホルモン」の一つのエストロゲンは、女性らしい丸みのあるボディラインを作ってくれます。

「女性ホルモン」は残念ながら年齢とともに減っていきます。ところが、有酸素運動を行うと「女性ホルモン」の分泌が盛んになるのです。

つまり、アンチエイジング!これは一番うれしい効果ですね!

女性ホルモンのバランスを乱す原因の一つが、女性の冷えです。冷えがバストの成長を妨げているといっても過言ではありません。

有酸素運動を行うことで、血液の循環が良くなり、代謝もアップし、内臓の働きが良くなってきます。そして「女性ホルモン」の分泌が盛んになり、バストの中にある乳腺に働きかけてくれるので、バストアップはもちろん、ハリのあるきれいな形のバストを作り上げられるのです。

肩甲骨、大胸筋が鍛えられる

肩甲骨、大胸筋が鍛えられる
バストのおよそ9割は脂肪ですが、その奥には大胸筋や小胸筋と呼ばれる筋肉があります。

大胸筋はバストラインや、ハリや形を支えてくれている、バストの土台。この大胸筋を鍛えることで、ハリのある魅力的なバストを作り、バストアップをすることができます。

ウォーキングなどで大きく腕を動かすだけでも、大胸筋は鍛えられます。大胸筋を鍛えていけばバストアップはもちろん、形や、大きさ、広がりなど、あらゆるバストの悩みも解決に向かい、見た目が大きく変わってくることは間違いありません。

もう一つ、バストアップの大敵は猫背です。

自信のないバストを隠そうとして猫背になったり、机に向かって背中を丸めて仕事をしたりしていませんか?

背骨が曲がって歪んでいる状態は、血流の流れが悪くなり、いつのまにかバストダウンの道へと進んでいるということになりかねません。

背筋を伸ばしてウォーキングを始めませんか?

バストアップに良い有酸素運動とは?

有酸素運動は、激しいエクササイズや筋トレとは異なり、比較的緩やかな運動を続けて行います。ですから運動の苦手な方でも取り組みやすく、継続しやすいのです。

では、バストアップに効果的な有酸素運動にはどんなものがあるでしょうか?

一番取り入れやすいのは、ウォーキング、サイクリング。気分転換にもなっていいですね。

もし近くにプールがあるなら、軽い水泳や水中ウォーキングも効果的です。自宅でできる有酸素運動には、足を使うスクワット、踏み台昇降やニーアップなどがあります。

また、バストを支える大胸筋や背筋を伸ばす広背筋を鍛えるラットプルダウンも自宅で行うことができます。どの有酸素運動にも、バストアップに効果的なやり方と効果的な運動量の目安があります。

それでは、それらのバストアップとの関係、効果的な方法をご紹介しましょう。

ウォーキングの仕方と効果

ウォーキングの仕方と効果
ウォーキングは、足や膝への負担も小さく、手軽に行えるので、取り組みやすいものではないでしょうか?

ウォーキングをすることで血液の循環が良くなり、栄養がバストに行き渡るだけではなく、肩甲骨や大胸筋も使うのでバストアップにつながる有り難い有酸素運動です。

バストアップにつながる効果的なウォーキングのポイントを4つご紹介しましょう。

  1. 姿勢を正し、体の芯がまっすぐになるように、自然な形で胸を張りましょう。
  2. かかとから足を下ろし、徐々に土踏まず、つま先を地面につけるイメージで、足裏全体を使うように意識します。
  3. 腕を振って歩くと、肩甲骨が動き、バストを支えている大胸筋が鍛えられます。ウエストが気になる方は肘を曲げ、そうでない場合は腕を自然に伸ばしたままで、なるべく後ろに肘を引きます。
  4. 目安は15分から20分少し汗ばむくらいの早歩きがおすすめです。

足の負担を小さくするために、かかとを包み込んでくれるようなウォーキングに適した靴を選ぶことをおすすめします。

それから、水分補給も忘れずに!

サイクリング

サイクリング
風を切ってさっそうと自転車で走る、とっても気持ちがいいですね。サイクリングは、ウォーキングよりも足首や膝への負担が軽く、疲れにくい有酸素運動です。

サイクリングが優れているのは、全身の70%以上の筋肉が使われるので、負担が小さくても効果が得られやすいところです。姿勢を正して乗ることで腹筋も鍛えられますので、おなかの引き締め効果もあります。

胸は豊かに、おなかは引き締まる、美ボディを作ってくれます。また、美脚効果も得られるので女性には特におすすめの有酸素運動です。

ポイントは3つ。

  1. サドルに座った時に背中が丸まらないように姿勢を正す。
  2. そのためには少しサドルを高めにする。
  3. そして少し汗ばむくらいの速度で30分程度が目安です。

通勤やお買い物をサイクリングに変えるのもいいですね。ぜひ景色を楽しみながら続けましょう。

水泳

水泳
有酸素運動でプールを利用している人は多いようです。クロールや平泳ぎは有酸素運動だけではなく肩甲骨を動かし、大胸筋が鍛えられバストアップが期待できます。

それだけではなくウエストが引き締まりますので、バランスの取れた体型を目指せます。しかし、あまり激しく泳いでしまうと、却ってバストアップを妨げてしまうこともあるようです。

ちょっときついなと感じるくらいが目安です。プールを使った、効果の高いおすすめの有酸素運動は、プールの中でのウォーキングです。

バストアップが目的なので、ただ歩くだけではなく、大胸筋や広背筋を鍛えたいものです。

そのポイントは2つあります。

  1. まず手を胸の高さで拝むように合掌したポーズで、両手で少し押し合うようにしながら歩くこと。
  2. もう一つは、胸の筋肉を意識して、呼吸を止めないで深呼吸しながら歩くことです。
スクワット

スクワット
自宅でできる軽い運動でおすすめなのがスクワットです。スクワットで下半身を鍛えることで新陳代謝が良くなり、やり方次第でバストアップにつながります。

鍛えるイメージの強いスクワットですが、運動が苦手な方でも簡単にできるスクワットがあります。それは椅子を使ったスクワットです。

目的はバストアップですから、両手を胸の前で合掌し、しゃがむ時に息を吐きながら左右の手のひらを押し合うように力を入れます。椅子にお尻がついたら両手の力を抜いて、息を吸いながら立ち上がります。

そうすると大胸筋に力が加わりバストアップするだけではなく、デコルテや二の腕もすっきりします。

このスクワットのポイントは3つ。

  1. お風呂上りなど体が温まった状態でやるほうが筋肉を傷めずに済みます。
  2. 呼吸をしっかりすること。呼吸をすることで代謝アップを図ります。
  3. 反動をつけないで、お尻を突き出すイメージでゆっくり椅子に腰を下ろすこと。

10回を3セットくらいから始めてみませんか?

ニーアップ(足上げ)

ニーアップ(足上げ)
雨模様、そんな時に自宅で行える簡単な有酸素運動を紹介しましょう。
おすすめなのは

  • 踏み台昇降やニーアップ
  • 大胸筋・広背筋を鍛えるラットプルダウン

です。
ニーアップとは、腿上げ運動です。全身のウォーミングアップを目的として、ウォーキングやサイクリングの前に行うのもおすすめです。

ポイントは2つ。

  1. 背中が丸くならないように、腿を引き上げるイメージで左右交互に上げていきます。
  2. 右の膝と左の肘をくっつけるように、次は左の膝と右の肘をくっつけるようにするとさらに効果的です。

ニーアップを楽しくするコツは好きな音楽をかけること、音楽に合わせてダンス気分でいかがでしょうか?はじめは30秒から1分を目安に、慣れてきたら1曲3分ほどを目安にすると、しっかり汗をかける有酸素運動です。

ラットプルダウンは、タオルを使います。

やり方は、

  1. タオルを肩幅より少し広いくらいの長さにもちます。
  2. 腕を伸ばして上方向に上げ、そのままタオルが首の後ろを通るように、息を吐きながら下ろします。この時に肩甲骨が引き寄せられます。
  3. そして息を吸いながら腕を伸ばして上げます。

これを10回3セット目安にやってみましょう。肩こりもすっきりしますよ。

日常でできること

日常でできること
有酸素運動は継続して続けることで効果が現れます。生活のペースに合わせて続けられそうなことに取り組むのが一番です。

運動となると「少しハードルが高いと感じる」「時間が取れない」と思う方もいらっしゃることでしょう。そんな方には、普段の生活の中で運動量をアップさせる方法をご紹介します。

例えば、

  • 会社の帰り道、一駅分歩くようにする
  • お買い物は、近所ではなく、少し離れたところにあるスーパーに歩いていく
  • エレベーターやエスカレーターを使わず階段を利用する
  • 掃除や洗濯などの家事をする時に、少し動作を大きくする
  • 腕を伸ばしたり、姿勢を意識する

などでも運動量はアップします。普段使わない筋肉を強化も強化しましょう。

バストアップは1日にしてならず。今日から日常生活の中でも意識して、美バストと美ボディを手に入れましょう。

バストアップにNGな有酸素運動とは?

ところで、バストアップに効果がある有酸素運動ですが、控えたほうがいい有酸素運動があります。

それは

  • ジョギング
  • 縄跳び
  • トランポリン
  • バービージャンプ

などです。これらは全身運動になり、ダイエットや、筋肉を作るためにも、もちろん健康にも良いのですが、激しく動く運動はバストを大きく揺らしてしまうため向いていません。

バストの多くは脂肪でできていますので、バストを大きく揺らしてしまうと脂肪を減少させるなど、却ってバストアップには不向きなのです。

また、効果を期待してのやりすぎは禁物です。有酸素運動は、やり始めると気分転換にもなり、いい汗をかくので楽しくなってきます。

「もっとやりたい」と思い始めたり、「たくさんやると効果があるのではないか」と考えたりしがちですが、やりすぎてしまうと望まない筋肉がついてしまうこともあります。適度な量を長く続けていきましょうね。

バストアップのために気をつけること

バストアップのために気をつけること
有酸素運動のやりすぎ、あるいは激しい運動が、バストアップには不向きな理由は3つあります。

  1. 有酸素運動はダイエットにも取り入れられます。バストの8~9割は脂肪でできていますので、取り組みすぎてしまうと、逆にバストの脂肪も燃焼してしまう可能性があります。
  2. 取り組みすぎてしまうと必要以上に筋肉がついてしまうことがあります。筋肉は代謝を高めるためにある程度必要ですが、つきすぎてしまうと、バスト・ウエスト・ヒップのバランスを崩してしまう可能性も否めません。女性らしい美ボディのためには、ウォーキングやプールなどが良いでしょう。それぞれの項目の目安を参考にしてくださいね。
  3. 激しい有酸素運動はバストを揺らしてしまいます。バストを揺らすと脂肪が燃焼しやすくなってしまいます。またバストを支えているクーパー靱帯が切れてしまうことがあります。クーパー靱帯が傷つくとバストがたれやすくなるだけではなく、一度傷つくと治らないといいます。

では、大事なバストを守るためにどうするのがいいのでしょうか?

有酸素運動を行う時は、きちんと下着、ブラジャーをつけましょう。軽くて動きやすいスポーツ用ブラジャーがおすすめです。

まとめ

1.有酸素運動は程よい筋力もつけてくれるのでバスト・ウエスト・ヒップのバランスが良くなる
2.気分転換にもつながりストレス解消になる
3.おすすめの有酸素運動はウォーキング、サイクリング、水泳、ニーアップ、スクワット、ラットプルダウンなど
4.やりすぎはNG、バストの脂肪を落とさぬよう適度な運動量を守る
5.毎日、あるいは週に2~3回、日常の通勤や買い物にウォーキングやサイクリングなどを取り入れる

体を動かすと気分転換にもなるだけではなく、女性ホルモンの分泌が高まってお肌もすべすべに!

有酸素運動はバストアップだけではなくいいことばかりですね、今日からレッツトライ!

 

この記事の執筆者

佐藤 由加里
佐藤 由加里
バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール