バストアップとリンパマッサージの関係!正しいケアで美乳を目指そう
目次
注目されることは少ないものの、バストアップと関わりが深いリンパ。正しいリンパマッサージを取り入れることで、バストのお悩みも解決しやすくなります。
今回は、バストアップに効果的なリンパマッサージのやり方、リンパの基礎知識、リンパマッサージを行う時の注意点などについて解説します。
リンパマッサージとバストアップの関係
バストアップを目指すには、バストに必要な栄養素やホルモンを届け、老廃物が滞りなく運び出される環境が整っていることが重要です。
リンパは、老廃物の運び出しを担っているので、リンパの巡りが滞って老廃物が溜まることで、バストに栄養素やホルモンが入る隙がなくなってしまいます。
バストアップにおいてあまり注目されることのないリンパですが、実はバストアップしやすい環境を作る上ではとても大切な役割をしています。
リンパマッサージで得られる4つの美バスト効果
リンパマッサージをすることによって得られる美バスト効果を4つ紹介します。
バストの悩みの原因が、実はリンパの滞りのせいだったということも十分考えられます。リンパの巡りを良くすることによって、あなたのお悩みが解消されるかもしれません。
バスト周りのリンパが滞っていると、老廃物が溜まって血行や代謝が悪くなり、バストが硬くなったりバストダウンにつながったりします。
滞っていたリンパの巡りが改善されることで、細胞の生まれ変わりがスムーズになり、乳腺も発達しやすくなります。
リンパの巡りが滞っていると、老廃物がその場に居座ってしまい、脂肪が付きやすくなります。普段、二の腕の筋肉はあまり積極的に使わないことに加え、冷えやすい部分なのでリンパが滞りやすい傾向にあります。
リンパを流し二の腕がスッキリすることでバストがより引き立ち、綺麗に見えるようになります。
デコルテを触ってみると、ゴリっとした感触になっている場合があります。これはデコルテ部分に老廃物が溜まることによって、コリに繋がっているのが原因の一つ。
デコルテのコリをそのままにしていると、日常的に血行不良の状態が続くので、将来デコルテが削げやすくなってしまいます。
デコルテや鎖骨周りのリンパを流すことで、コリを解消でき、ふっくらとしたデコルテに近づくことができます。
ブラジャーから出てきてしまうはみ肉は、脇のリンパの滞りによって脂肪が蓄積した結果である可能性があります。
脇は、コリが起きやすい肩と隣接しているので、リンパの巡りが滞りやすい場所です。筋トレやエクササイズ、ブラジャーの入れ込みを習慣にしても、なかなかはみ肉が改善されない場合は、リンパマッサージを取り入れてみましょう。
知っておきたいリンパの基礎知識
リンパとは、リンパ管の中を流れるリンパ液のこと。リンパマッサージを行う上で、知っておきたいリンパに関する基礎知識をまとめましたので、参考にしてみてください。
心臓を出発した血液の一部は、毛細血管の外に出て体の隅々まで酸素や栄養などを運んでいます。血管の外に流れ出た血液はまた血管に戻って心臓へと戻りますが、この時血管に戻れなかった水分の一部がリンパ管に入ってリンパ液となるのです。リンパ液には、細胞から出た老廃物だけでなく、細菌やウイルスなども含まれます。
血管は心臓から出発して徐々に細くなって抹消血管となりますが、リンパ管はその逆。体の抹消に張り巡らされた毛細リンパ管として始まり、リンパ管が徐々に集まって太くなりながら、最後に静脈に合流します。
血液は、心臓がポンプの役割を果たしていますが、リンパ液を流すポンプはありません。リンパの流れを助けるのは、人の呼吸や筋肉の収縮と弛緩、外から行うマッサージなどです。
バストアップに効果的なリンパマッサージのやり方
バストアップに効果的なリンパマッサージのやり方を紹介します。
その日の体調に合わせながら、それぞれ2〜5分程度行いましょう。
耳の後ろに指を当て、そのまま鎖骨に向かって首をなぞります。
手の平で首を温めるイメージで、ゆっくり行いましょう。
手の先から前腕、二の腕、脇を通って鎖骨まで、反対の手の平全面を使ってなでるように優しく流していきます。親指とその他の指で「V」の字を作り、ゆっくりリラックスしながらリンパを流しましょう。
鎖骨と鎖骨の間に両手を当てて、それぞれ左右に肩まで手を滑らせます。やりにくい場合には、手を交差させる方法も。左鎖骨を右手で、右鎖骨を左手で行うとやりやすくなります。
左の肩甲骨に右の手を当て、そこから脇を通って鎖骨までなでるようにマッサージします。
初めは肩甲骨に手が届かないという方もいるかもしれませんが、毎日続けているうちに可動域が広くなって届くようになります。
バストアップに効果的なリンパマッサージのやり方
リンパマッサージを行う際に気を付けるべきことを6つお伝えします。間違ったやり方で行うと逆効果になることもあるので、注意点をよくチェックして正しく実施しましょう。
リンパ管は皮膚のすぐ下を通っているので、さすったりなでたりするだけでも十分刺激になります。強い力で行ってしまうと、リンパ管が圧迫されて、逆にリンパの流れを妨げてしまうので気を付けましょう。コリをほぐすマッサージとリンパマッサージは、完全に別物と考えるのが良いですね。
リンパマッサージはやればやるほど効果が出るというわけではありません。やりすぎることで、体に不調をきたす場合もあります。1日1回、15分程度を目安に行いましょう。
リンパマッサージは、リンパの流れる方向に向かって行わなければ効果がないどころか、逆効果になることもあります。リンパは体の末端から鎖骨リンパ節に向かって流れているので、足先や手先から上に向かってマッサージしましょう。
リンパマッサージ前後の水分補給には、リンパを流れやすくするためと、脱水を防ぐという2つの目的があります。
水分の摂取は、リンパの流れに大きく影響を与えるので、マッサージを効果的に行うために水を飲んでから始めましょう。また、リンパマッサージをすると、血流も良くなって代謝がアップし、脱水に近い状態になる場合もあります。マッサージ後の水分補給も忘れずに行ってください。
皮膚に何も付けずにマッサージをしてしまうと、肌を摩擦して肌トラブルにつながる可能性があります。必ず、ボディークリームやジェルなど、滑りの良いものを塗ってからマッサージを行いましょう。
体が冷えている状態よりも、温まっている時の方が、リンパが巡りやすくなります。お風呂に入っている最中か、お風呂上がりに行うのがおすすめです。
リンパマッサージを食後に行ってしまうと、血液が体の末端に流れて胃や腸の血液量が減少して消化不良になる可能性があります。
また、飲酒後にリンパマッサージを行うことで酔いが回りやすくなりますので、お酒を飲んだらマッサージは行わないようにしましょう。
体調が悪い時にリンパマッサージをすると、体の不調を悪化させてしまうことがあります。
少しでも体調が変だと感じる時には、マッサージは控えましょう。
リンパの巡りを滞らせないために日頃からできること
リンパマッサージでリンパの巡りを良くすることはもちろんですが、日頃からリンパを滞らせない生活を送ることが大切です。以下の4つに気を付けて生活しましょう。
適度な運動を習慣にする
リンパは筋肉の収縮と弛緩によって流れがスムーズになるので、1日中同じ姿勢でいると滞りやすくなります。
ウォーキングやストレッチなど、軽めの運動を毎日の習慣にすることで、リンパの滞りを予防できますよ。
締め付けの強い下着や服を避ける
締め付けが強い下着や服の着用は、リンパの流れを妨げる原因になるので、日常的な着用は避けるのがおすすめ。どうしても締め付けの強い下着や服を着用しなければならない場合には、帰宅後に脱いで体をリラックスさせる時間を作りましょう。
体が冷えないようにする
冷えもリンパを滞らせる原因になります。
冬に体を冷やさない服装を心がけるのはもちろん、夏のエアコンによる冷えにも注意が必要です。体が冷えすぎないよう、ストールやカーディガンなど、さっと羽織れるものを用意しておきましょう。
1年を通して、お風呂はシャワーだけでなく湯船に浸かることで、冷えをその日のうちに解消できます。39〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分程度ゆっくり浸かりましょう。
夏でも冷たいものばかり口にするのではなく、暖かい飲み物や食べ物、根菜や発酵食品などの体を温めるものを食べるよう意識することで、冷えを防げます。
正しい姿勢で過ごすよう心がける
悪い姿勢で長時間過ごしていると、リンパ管が圧迫されて巡りが妨げられてしまいます。猫背や巻き肩、反り腰などの姿勢に気を付けて、背筋を伸ばして過ごしましょう。立っている時だけでなく、座っている時、歩いている時の姿勢も意識してみてくださいね。
リンパマッサージを取り入れて美バストを目指そう
今回紹介したリンパマッサージを継続して行うことで、より綺麗なバストやボディラインを目指せます。誰でも手軽に取り入れられるリンパマッサージ。
注意点をしっかり守って、実践してみてください。
この記事の執筆者
佐藤 由加里 バストアップ専門エステサロン「p-Grandi」チーフエステティシャン。マッサージ、医療脱毛・医療痩身・フェイシャル、総合痩身エステの施術などを習得したバストアップ専門家。プロフィール |